近畿在住なので読むしかないでしょう。読む前から自分の中で面白さのハードルは上がっていたけれど、それ以上だった。収集された資料のリアルさにゾワゾワする。オチはちょっと思ってた程ではなかったんだけど（某映画を彷彿させる）、エンターテイメントとして充分楽しませてもらった。

様々な人との対談で、色んな生き方、人生感を垣間見ることができるのが面白い。結婚したい気持ちになるというより、結婚について考えるきっかけになるような本。授乳ってそんなになんだ…！

近畿在住なので読むしかないでしょう。読む前から自分の中で面白さのハードルは上がっていたけれど、それ以上だった。収集された資料のリアルさにゾワゾワする。オチはちょっと思ってた程ではなかったんだけど（某映画を彷彿させる）、エンターテイメントとして充分楽しませてもらった。

世代だったらもっとギュッと迫り来るものがありそうだ。著者が「記録マニア」だったからこそ作れた本だと思う。私は自分が昔書いたものを見返すと恥ずかしくて堪らなくなってしまう。でも著者も、「身悶えするような思い」で見返したそうで、そこは同じなんだと嬉しくなった。

すぐに逃げられたらそれが一番かもしれないけれど、それが難しい場合も往々にあるものな…。継続できれば確かに効果のありそうなメソッド。漫画なので雰囲気もわかりやすい。使いこなすまでは精神的に消耗しそうだとも思う。解離になってしまわないかも心配。職場関係のパワハラ人が、この本で説明されているモラハラの特徴に当てはまり過ぎていてゾッとした。

自称ネコ？のギュスターヴくん。ビジュアルだけは他でも見ていたけれど、こんなに奇天烈な生き物だったとは。魔訶不思議なクリーチャーを出すわ出すわ。大人になった私はその細かく描かれた造形に目を奪われるけれど、子供が読んだら怖くないだろうか。

ページ数が多いから仕方がないのかもしれないけれど、交互で白黒のページが挟まるのは少し残念だった。猫のアンテナは可愛い。綿菓子の出現や、猫たちの感情の変化が突然過ぎるようにも感じた。

著者が撃たれるという衝撃的なエピソードから始まる。戦場ジャーナリストと聞くと何やら入念に準備をしているイメージだったが、意外と行き当たりばったりな印象だった。そういうものなんだろうか。戦争も圧政も無くなる気配がない世界に苦しくなる。

例題の真横に答えが載っているのがこの図鑑の良いところ。逆さに書いたり別ページにまとめたりしていないので、サッと確認できてストレスフリー。謎解きを考える人も凄いよなぁとしみじみ思う。これで謎解きが少しは得意になれたら良いな。

朝10分の下ごしらえが、思いの外自分にとってはハードルが高かった。下ごしらえ不要の副菜のレシピが参考になった。今晩「ソーセージとじゃがいものミルクポタージュ」を作ってみよう。

ノルウェーのグラフィックノベル。体重を記録させて減った分だけお小遣いをあげるってのは良くないやり方だ…。「これってパパたちのアイディアだったでしょ！」は本当にその通り。そう簡単に折り合いがつけれるものだろうかと疑問に思いつつも、希望の持てるハッピーエンドだった。

胸が締め付けられるような話が多かった。広田親子と鈴木親子の対比とか。「あれもこれも　手に入れているように　見える人を　ねたましく思ってしまうことも　あるんですよ」「いやですねえ　満たされてることは　何の罪でもないのに」次が最終巻だけど、このまま終わってしまうんですか藤井さん。

したいとか、したくないとかどころの話じゃなくなっている。孝志の行動が生理的に受け付けなくて少し嫌な気分になった。男性読者の感想が気になる。コロナ禍真っ只中の育児はとにかく大変だったろうな。

1ヶ月のイタリア旅行。様々な街を巡っていて、それだけで羨ましさに震えてしまう。「なぜかこの町ではヘビースモーカーのぼくでさえ、殆どたばこが吸えないのだった。そんなムードがここには在った」というアッシジはどんな雰囲気なんだろうか。著者が名前を確認し忘れた建物のスケッチもいくつか載せられていて、イタリア旅行に行く予定のある人は是非突き止めてほしいと思う。

レシピ付き絵本。全てひらがなで書かれている。お話の中に出てくるお菓子の挿絵がシンプルで素朴なので、より再現しやすそうだと感じた。こういう絵本が好き。ドーナツ以外は簡単に作れそう。

挿絵の千手丸と瑠璃光丸が輝いて見える。教えを信じる瑠璃光丸の健気さに心を動かされつつも、女人禁制の山奥で稚児として育てられる事は、子供の養育環境として如何なものかという考えも頭をもたげる。でも最後の場面の美しさと言ったらない。

挿絵の、二百文や毫光の光らせ方が美しい。「お奉行様の判断を、そのまま自分の判断にしようと思ったのである」という考えに大変覚えがある。なんなら今もそう思ったぐらい。読書会が盛り上がりそうな作品だった。

タイトルから、夫婦やパートナーがいる人向けの本だと思ったし、実際そういう内容が多いので、パートナーのいない人にも読んでほしいという著者のメッセージは伝わりにくく感じた。もう少し帯とかで主張しても良かったかも？ふんわりした内容だったが、最近愛犬を亡くした身には「衝撃を受けた時は日常生活を取り戻すことが大事」という話が響いた。

前巻ほどの息苦しさは無かった分、読みやすく感じた。全600ページ強の内の500ページ台で、こんなに絶体絶命になることあるの…！めちゃくちゃ分厚いのに面白いから追ってしまうシリーズ。次から文庫版は上下に分かれてしまうようなので、ポケットミステリー版にしようかな…。

話を簡略化して漫画にしてくれているのに、それでもよくわからないエピソードがあったのは、血縁関係のややこしさがあるからかな。人物関係図があまり頭に入って来なかった。もっと詳しく書いてある本を読むぞ！とはなれず…。

「夜会」はとても素敵なので、無くさないでほしいと思う一方で、作中にもあるように1人に優しくないというのは確かにあって。全てに当てはまるけれど、続けるか止めるかは難しい問題だと感じた。

漫画に出てくる個性豊かなスタッフ達のやり取りが楽しい。知らなかった博物館の裏側も知れる。私も学芸員の資格を取れる学部に入ったけれど、必要単位が多くて諦めて司書資格だけ取った。思っていた以上に専門性を必要とされるようだ。そして正社員は狭き門。