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2024年2月の読書メーターまとめ

電羊齋
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93ナイス

2024年2月に読んだ本
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  • ちんれん

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

電羊齋
目立ちたくない、横並び、自分で決めたくない、挑戦したくない、周りから浮きたくない……。こうした「いい子症候群」の若者たち。著者も指摘しているが、こうした若者を生み出したのは結局のところ我々大人であり、彼らは今の日本社会に最適化した姿になったということだろう。著者いわく「何のことはない、今の若者はこの30年間、日本の大人たちがやってきた事をコピーしているに過ぎない」。まさしくその通りだと思った。読後、団塊ジュニア世代の大人の一人として何ができるのだろうかと考えた(まあ、特別なことはできないけども)。
電羊齋
2024/02/08 22:40

以前、タイトルを見かけて頭の片隅に引っかかっていたが、Kindleの読み放題に入っていたのを知り、読んでみた。自分が若い頃もそうだったけど、若者は大人たちをよく見ているんだろうなと感じた。こんな社会にしてしまって申し訳ないと思う。

が「ナイス!」と言っています。

2024年2月の感想・レビュー一覧
6

電羊齋
中国農村の現実について、歴史、現地調査、日本・インドなど他国との比較、理論(費孝通など)を踏まえつつ紹介する。興味深いのは、農村の「基層幹部」、つまり農村で直接農民と接する幹部たちは「官」として、他国では各自治体(官僚)、議員(政治家)の果たす役割の双方をになっていることで、また、それゆえに農村選挙が利権争いと混乱を招いた様子についても詳細に紹介されている。また、農村の県域の都市化により大都市の人口増加を抑制しつつ、農民を包摂し、政権の支持基盤としていくという習政権の政策についても述べられている。
電羊齋
2024/02/25 19:27

また、著者が中央政府の農村選挙の狙いとして「短いスパンで基層レベルのリーダーの交代を促し、地方ボス化を防止するための、基層幹部制御の政治の一環」と指摘しているのも興味深い。

電羊齋
2024/02/25 19:28

あと、中国の宴会でのお酒の断り方についてなど、本文に挟まれたコラムも面白い。

が「ナイス!」と言っています。
電羊齋
いろいろな方の個性あふれる机が紹介されていて読んでいるだけで楽しい。自分の机はゴチャゴチャしているがこの本を参考にいろいろ整理してみようと思った。自分の理想、現在の課題をしっかり把握した上で、少しずつ勉強を進めていく姿勢には感服。本書で紹介されているやり方の中で自分に合っているものを少しずつ盗んでいきたい。また、興味深かったのはゲーミングチェアなど椅子にお金をかけている方が多いこと。自分も在宅フリーランスで長時間座り仕事をしているので、疲労軽減と姿勢改善のため、良い椅子を買ってみようかなと思った。
が「ナイス!」と言っています。
電羊齋
姫野桂『高学歴発達障害』にも登場されている著者による面白い視点の本。「普通」とか「世間」に合わせるための生存戦略として自分を「擬態」する発達障害者の意識、メタ的視点について述べている。本書でもさまざまなタイプの発達障害当事者にインタビューしており、参考になる点が多かった。本書に取り上げられた当事者で自分に近いのは第11章の「まごっと」さんだろうか。きちんと明文化されたルール、序列に納得した上で従うのは得意だが、それ以外とは戦うというところが発達障害者としての自分そっくり。
電羊齋
2024/02/12 17:16

自分の場合、生存戦略として「擬態」はしてきたけど、あまりうまく擬態はできておらず、しばしば人間関係で失敗してきた。そこで、むしろ開き直りつつ、相手を自分のペースに巻き込むやり方を練ってきた。世間の「常識」に合わせるところは必要最低限合わせてきたけど。

が「ナイス!」と言っています。
電羊齋
私も高学歴の発達障害当事者(ASD・ADHD)なので読んでいて非常に良く理解できた。自分の場合も「こんなこともできないのか」的なことをよく言われてきたように思うし、しばしば自己嫌悪にも陥ったことがある。また、本書で取り上げられているいろいろな方の事例と自分の事例を比較して、自分の発達障害者としての特性もより深く理解でき、大いに参考になった。
電羊齋
2024/02/12 16:50

さらに、本書で興味深かったのは、さまざまな過程を経てフリーランスになった発達障害者たち。自分もそうだった。ただ、本書にもあるとおり、フリーランスにも発達障害者にとって大変な面は多いので発達障害者が必ずしもフリーランスに向いているとは限らないように思う。

が「ナイス!」と言っています。
電羊齋
私自身も「高学歴難民」の一人としていろいろあったので本書の内容はよく理解できた。私は今はなんとか食えているが、本書に登場する高学歴難民に比べて何かが優れていたとは思えず、むしろ劣っている点ばかり。結局は運の差でしかなかったと思う。せっかくの高学歴を得たのに運に左右されるというのは切ない気がした。
が「ナイス!」と言っています。
電羊齋
目立ちたくない、横並び、自分で決めたくない、挑戦したくない、周りから浮きたくない……。こうした「いい子症候群」の若者たち。著者も指摘しているが、こうした若者を生み出したのは結局のところ我々大人であり、彼らは今の日本社会に最適化した姿になったということだろう。著者いわく「何のことはない、今の若者はこの30年間、日本の大人たちがやってきた事をコピーしているに過ぎない」。まさしくその通りだと思った。読後、団塊ジュニア世代の大人の一人として何ができるのだろうかと考えた(まあ、特別なことはできないけども)。
電羊齋
2024/02/08 22:40

以前、タイトルを見かけて頭の片隅に引っかかっていたが、Kindleの読み放題に入っていたのを知り、読んでみた。自分が若い頃もそうだったけど、若者は大人たちをよく見ているんだろうなと感じた。こんな社会にしてしまって申し訳ないと思う。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/08/12(3873日経過)
記録初日
2013/08/12(3873日経過)
読んだ本
603冊(1日平均0.16冊)
読んだページ
132468ページ(1日平均34ページ)
感想・レビュー
603件(投稿率100.0%)
本棚
11棚
性別
年齢
50歳
職業
その他
現住所
京都府
URL/ブログ
http://talkiyanhoninjai.net/
自己紹介

電羊齋と申します。
清朝史と阪神タイガースをこよなく愛する大阪のオッサンです。
主な読書ジャンルは歴史物、スポーツ物と旅行記です。

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