こんぱすろーず

こんぱすろーずさんの2月の読書メーター
記録初日
2013年12月21日
経過日数
1189日
読んだ本
60冊(1日平均0.05冊)
読んだページ
22861ページ(1日平均18ページ)
感想/レビュー
51件(投稿率85%)
本棚
0棚
性別
年齢
39歳
血液型
O型
現住所
茨城県
外部サイト

読書グラフ

最近の感想・レビュー(51件)

「クレムリンから見た冷戦」について、ソ連で育った著者ならではの内側からの視点で論じる通史。事件史的な論点よりも、ソ連の「革命的帝国主義」を支えたエリートたちのマインドセット(ズボクはRevolutionary-Imperial Paradigmと呼ぶ)について知ることができたのが大きい。あと「感情移入しすぎでは」という書評が出るほど力を入れて描写される「普通の人」としてのブレジネフ像が魅力的。自分の限界をよく知る素朴なおじさんが、誠心誠意のみを武器として外交の舞台に立つ覚悟にはしびれるものがあるぞ。
★1 - コメント(0) - 3月17日

尻尾までアンコの詰まったサービス満点の自伝的エッセイ。情報部時代の逸話から作品の裏話、ちょっとした小噺まで興味深い話題が軽妙な、正直ル・カレらしからぬ平易な筆致で描かれている。『パーフェクト・スパイ』の映像化に関するキューブリックとのやり取りなど大爆笑だった。しかし本人公認の伝記を出版した直後にそれよりはるかに内容の濃い自伝を出されてしまったアダム・シスマンはちょっとかわいそうだな…。
★2 - コメント(0) - 3月17日

普通の人なら「うちの子かわいいんですよ」というネコエッセイ漫画になるだろうエピソードが天才のイマジネーションと筆力にかかるとSFになってしまう。脱帽。ガミッチシリーズ以外だと「あの飛行船をつかまえろ」と同様の半自伝形式の「王侯の死」が面白かった。世評の高い「骨のダイスを転がそう」は語りの過剰な饒舌さにいまいちついていけず。
★3 - コメント(0) - 2月27日

「物語は誰かを救うこともある」という「デス博士の島その他の物語」の次に「誰かを救うための物語にされる側はたまったもんじゃないよ」という「アイランド博士の死」を持ってくるのは意地が悪くて好きです。『レッドスーツ』や『神聖モテモテ王国』(死ね、この脇役!貴様の死を通じて人間的に成長してやる!)がギャグとして語ろうとしたテーマをシリアスにやるとこうなるわけだ。
★1 - コメント(0) - 2月27日

冷戦を核戦争一歩手前の状態が続いた長い抗争ではなく、核の恐怖をよく認識していた米ソ両国が暗黙の裡に協調してつくりあげた「長い平和」の時期として捉えようとする試み。冷戦の終結が「平和の到来」にダイレクトに結びつかなかったことを知っているわれわれの世代のほうがすんなり理解できるテーゼであるが、1987年という冷戦の真っただ中にこれを提唱できたギャディスの慧眼には恐れ入った。
★3 - コメント(0) - 1月9日

ルールを決めたり力で現状を変更する力は持たないが、定まった国際秩序の中で変えられるものは変えていくことで影響力を発揮できる。冷戦期の日本外交を無自覚の「ミドルパワー外交」であるとして捉えなおし、また冷戦後の日本外交の基本的な処方箋としても有効ではないか、と主張する。どちらかといえば「提言」としてよりも外交史として楽しく読んだ。おなじちくま新書で「ミドルパワー外交」(とは謳っていないが)の具体的な成功例としての対ASEAN外交を取り上げた『「海洋国家」日本の戦後史』と併せて読むことをお勧めする。
★1 - コメント(0) - 2016年12月23日

決してバランスが取れた本ではない。書き足りない部分と書き込み過ぎの部分が同じくらいある。時系列が頻繁に前後するので俯瞰的に軍事作戦の推移を読み取るのは難しい。しかし、詰め込まれた証言の深さと多様さは何ものにも代えがたい。原題の「アフガンツィ」(アフガン帰り)のとおり、戦場におけるソ連兵たちの個人体験こそがブレースウェートが取り上げたかったテーマなのだろう。対となる政治外交史の概説があれば最高なのだが。(『キューバ危機 ミラーイメージングの罠』と『核時計零時一分前』の組み合わせのように)
★3 - コメント(0) - 2016年12月6日

いわゆる名文美文のたぐいではなく、事実を淡々と、ときに単調と思える文体で書きつらねていくスタイルでありながらまったく飽きさせない。それは取り上げるテーマの取捨選択の妙に秘訣があるのではなかろうか。たとえば第1次大戦を戦後処理も含めてわずか12ページに濃縮して記述しながら、その中で中小参戦国にいたるまで、その目的と行動、相互作用を過不足なく描いて見せるのは並大抵の腕ではない。国際政治学のテキストという枠を超えてもっと多くの読者を獲得しても良かった本であったように思う。
★3 - コメント(0) - 2016年11月30日

こんぱすろーずさんの感想・レビュー

著者グラフ

最近読んだ著者:JohnTerraine VladislavM.Zubok ジョン・ル・カレ O・A・ウェスタッド フリッツ・ライバー ジーンウルフ ジョン・L.ギャディス 添谷芳秀 石井修 ロドリクブレースウェート
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