かづゑ的。ハンセン病患者の作品だから、ということではなくて、そういうかづゑさんだから好きだ。っていうところまでまっすぐ静かに寄り添っているのだ。それは監督の手腕はもちろんのこと、かづゑさんが惜しみなく伝えようと気持ちを注ぎ込んだからに他ならない。病気や障害のために、あるいは人種や国籍などの自分で選べないわずかな差異のために避けられること、どう関わっていいのかわからず、疎外してしまうこと、いくらでもあったし、いまだにあるし、これからもある。それで、目の前にいる人はそれだけなのか?目の前のかづゑを見つめよと。
高倉 健のことば: 人は誰でも幸せになるために、必死に悶えているんじゃないですか。 心を閉ざし、悩みながらも幸せになろうとする。 それは決してきれいごとではない修羅場です。 そういう生き方をしていても確実に幸せにむかっている。 そう信じたいのです。
読まない本:ミステリー、ほのぼの小説、青春小説、恋愛小説、歴史小説、音楽小説、ご朱印系、茂木健一郎、その他なんかベタベタした本
読む本:文体が好みに合うもの、自伝、ノンフィクション、悩み相談、音楽家が書く随筆、スポーツ選手が書く実用書、異文化や宗教などをわかりやすく書いたもの、ラクレ新書、脚本そのものと脚本まわり、裏ワザ的なもの、経済の本、その人の考え方や工夫が知れるもの、他膨大な検証を惜しまず現実を考察したもの
肩書き:できることをやる委員会 初代会長(会員募集中)
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます