やまかぶ

やまかぶさんの2月の読書メーター
記録初日
2014年09月22日
経過日数
916日
読んだ本
153冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
52368ページ(1日平均57ページ)
感想/レビュー
153件(投稿率100%)
本棚
0棚
性別
年齢
33歳
血液型
O型
職業
技術系
現住所
埼玉県
URL / ブログ
外部サイト
自己紹介
山田 風太郎、フィリップ・K・ディック、ドストエフスキー、自分の読書遍歴に大きな影響を与えた3人。

読んだ本についての感想はブログでさらに詳しく書いています。
やまかブログ
http://blog.goo.ne.jp/kou_wing

読書グラフ

最近の感想・レビュー(153件)

中公文庫で展開されているクランシリーズの外伝。主人公、晴山旭が所轄時代に経験した凄惨な事件が語られる。本編でも確か言及があったように思う。出版社の垣根を越えている事情は不明だが、内容はレーベルの風潮に合っている。日本の高校で発生する銃撃事件。教師と学生の殺し合い、過去の様々な事件に絡めながら、数々の事件の裏に“ゲームマスター”と呼ばれる異能者が関わっていることが示唆される。異能者の力がオカルトパワー全開で、開き直りにも思えるが、風呂敷を広げたからにはもうトコトンやってほしい。
★7 - コメント(0) - 3月15日

又吉直樹『劇場』を読んだ。売れない劇団を率いる主人公、永田と服飾系の学校に通いながら女優を目指す沙希との出会いと交流を描いた恋愛小説。空手少年のために“世界はときどき素敵になる”描写は前作同様、作者の温かい視線を感じる。直後に人間の醜い部分も見せつけてくれるのが又吉流か。どちらも本当のことなのだろう。ラストは恋愛小説らしく、泣ける展開だが、構造としては『火花』の漫才と同じ。読者を試してるのかと疑う。むしろ劇団員だった青山とのメールのやり取りの方が熱情と妄執を感じ、鮮烈な印象を残している。
★16 - コメント(0) - 3月15日

冒頭こそ、名だたる巨匠の名文を目指す意気込みを感じるものの、先へ進むごとに読みやすくなっていく。紙に書いたピアノを弾く姉や、企業と個人の実力差を物語る花火など、グッとくる挿話を折り込み、意外やフツーの小説として成り立っている。でなければ、ここまで売れないと思う。最後の最後で、主人公が師と仰ぐ神谷が“やらかした”ところで、芥川賞受賞はともかく、ノミネートされる作品と納得。人の歪(いびつ)と悲喜劇という、私が小説なりし文学に求める“本当のこと”を書いてくれている。漫才ファンとしては、鍋のくだりが嬉しい。
★51 - コメント(0) - 3月14日

なぎなた小説『おとめの流儀。』で知った作家さんのデビュー作文庫化、ということで購入。赤い傘を持った女学生と、地面から顔を突き出した七三メガネの男性が印象的な表紙で、中身もママ(!)である。サブカル漫画にありそうな体裁だが、中身は不可思議な出会いとのなかで育まれる経験、というスタンダードな青春小説。始まりこそ頭をこねくり回した言い回しだが、後半になるに連れて文章が洗練されていく様を見るのは嬉しい。空気を読まず、しかし堂々たる威風のサブキャラ、キエちゃんのスピンオフ作付き。
★14 - コメント(0) - 3月10日

シリーズ4作目。「神」に対し反転攻勢に出るクラン。天才肌の参謀、上郷奈津実が神に対し真っ向勝負に出る。誰が敵で誰が味方なのか、信じていた者に裏切られる一方で、敵と思われていた強者が仲間に。治癒の力“ヒーリング”の所在が問われ、警察小説として好き嫌い別れそうなところだが、科学的に解明しようとするアプローチも有り。広げた風呂敷をいかに畳むのか。後半戦、あと1、2巻ぐらいだろうかと予想しているのだが、「神」の正体とその決着を楽しみにしている。
★7 - コメント(0) - 3月5日

“人間が一番怖い”をキーワードに、『ぼぎわんが、来る』や『ずうのめ人形』で登場した超常現象的な存在は封印した最新作。スティーブン・キングの名作『ミザリー』のパスティーシュでもある。近年発達したSNSを使っての恐怖の蔓延と回収は、『リング』のダビングによる恐怖の蔓延と回収を彷彿とさせる。“それ”はこの読書メーターも対象だし、私は(うっかり)Twitterでも作者にフォローバックされてしまっているので、面白いから皆読みなよ、そして率直な感想を書きなよと言うしかないのであります。
★52 - コメント(5) - 3月1日

偉大なる名作『カラマーゾフの兄弟』の続編にして、「カラマーゾフ家の父殺し事件」の真相を叩きつける野心作。ミステリを主軸に、スチームパンク果てはSFの要素まで取り入れ、娯楽小説として発展させた。さらには、目次からも察せられる通り、“サイコパス”や“多重人格”など、現代にしてようやく解明されつつある心理学上のキーワードを盛り込んでいる。過剰と思えるサービス精神にも関わらず、それに耐えうる、いや、現代にしてようやく解題せしめつつある原典が持つ“力”がより濃く反射されて見える。原典未読の方は評価不能と思える作品。
★9 - コメント(0) - 3月1日

三者三様の物語の展開と、ひとまずの結末が語られる下巻。どこまでも人間臭く、めっためたに叩きのめされながら、それでも立ち上がろうとする長兄ミーチャ。研ぎ澄まされた理性を持ち、カラマーゾフが持つ業を超越しようとしながら、その影に絡め取られ再起不能寸前まで陥ったイワン。そして全てをあるがままに受け取り、微動だにしないほど“アリョーシャ”でいられたアリョーシャ。完璧過ぎる物語だが、ドストエフスキーはさらに“その先”を用意していたと思うと、感嘆を通り越し、畏敬の念さえ覚える。“薦めたいけど薦められない”必読書。
★15 - コメント(0) - 2月21日

やまかぶさんの感想・レビュー

最近のつぶやき

又吉直樹『火花』文庫版読み終わったので、2作目『劇場』掲載の新潮 4月号探すも見あたらず。「売り切れ! 入荷予定なし!」という堂々たる書店の張り紙に気圧されるも、地元の個人経営らしき本屋にて無事入手。震災の(と無理矢理からめる風も何だが)時も個人経営の店では普通に商品が買え、店主曰く、こういう時に独自の流通ルートがあると言われた思い出。それはそれとして、『火花』面白かったですよ。
★4 - コメント(0) - 3月13日 18時16分

【ゲーム】ニーア オートマタ/つい先ほど正真正銘のエンディングを迎え、やや放心状態にある。小説でも漫画でも映画でも、良い作品に触れた後は、多かれ少なかれそうなるだろうが、ゲームの場合は、より能動的に没入するため、その度合いが大きくなるメリットがあるのではないか。前作をプレイした経験からある程度覚悟出来たが、より“その仕掛け”が昇華されている。YouTubeでタイトル+Eエンドと検索すれば見られる筈だ。実況者の動画であれば、よりその困惑と葛藤が感じられることだろう。圧倒的物語体験をしたい人にお勧めである。
★3 - コメント(0) - 3月11日 16時08分

やまかぶさんのつぶやき

著者グラフ

最近読んだ著者:沢村鐵 又吉直樹 小嶋陽太郎 澤村伊智 高野史緒 ドストエフスキー 内藤了 風野真知雄 ピータートライアス ゲーテ
やまかぶさんの著者グラフ
ログイン新規登録(無料)