やまかぶ

やまかぶさんの1月の読書メーター
記録初日
2014年09月22日
経過日数
890日
読んだ本
146冊(1日平均0.16冊)
読んだページ
50469ページ(1日平均56ページ)
感想/レビュー
146件(投稿率100%)
本棚
0棚
性別
年齢
33歳
血液型
O型
職業
技術系
現住所
埼玉県
URL / ブログ
外部サイト
自己紹介
山田 風太郎、フィリップ・K・ディック、ドストエフスキー、自分の読書遍歴に大きな影響を与えた3人。

読んだ本についての感想はブログでさらに詳しく書いています。
やまかブログ
http://blog.goo.ne.jp/kou_wing

読書グラフ

最近の感想・レビュー(146件)

三者三様の物語の展開と、ひとまずの結末が語られる下巻。どこまでも人間臭く、めっためたに叩きのめされながら、それでも立ち上がろうとする長兄ミーチャ。研ぎ澄まされた理性を持ち、カラマーゾフが持つ業を超越しようとしながら、その影に絡め取られ再起不能寸前まで陥ったイワン。そして全てをあるがままに受け取り、微動だにしないほど“アリョーシャ”でいられたアリョーシャ。完璧過ぎる物語だが、ドストエフスキーはさらに“その先”を用意していたと思うと、感嘆を通り越し、畏敬の念さえ覚える。“薦めたいけど薦められない”必読書。
★13 - コメント(0) - 2月21日

上巻の『大審問官』から引き続くように、キリストはロシア正教の体現者たるゾシマ長老の死と伝説が語られる。朽ちない筈の長老の遺体も、やはり人々と同じように朽ちていくのを目の当たりにし、己の信条が崩れるかに見えたアリョーシャだが、すんでのところで立ち直ることに成功する。一方で、父殺しの嫌疑をかけられた暴走特急の如き兄ミーチャが崖下に転がり落ちるように逮捕、連行されていく。文学でありながら娯楽小説(ミステリ)としての側面も持ち合わせるストーリーテラーぶりはさすがで、俄然物語にのめり込めるようになっている。
★12 - コメント(0) - 2月21日

“美味しいものは最後にとっておく”一人っ子気質がたたり、ドストエフスキーに出会ってから10数年、この作品だけは手をつけずにいたが、遂にひもを解く。登場人物と変容する名前がロシア文学を読む際には手こずるが、構わず読み進めれば、そのキャラクターの濃さゆえに直、判別できるようになる。三者三様のカラマーゾフ兄弟。厄介な次男イワンの『大審問官』は日本人としては宗教のリテラシーが無いとやや衝撃が薄れる筈だ。あなたの国のその時代に、こんな事書いていいのとは思うが。私としては、スメルジャコフ爆誕の挿話の方が印象深かった。
★34 - コメント(0) - 1月10日

TVドラマ化された『猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』作者の新シリーズ。ライトノベルと一般書の中間レーベルらしいタイトルだが、いざ蓋を開けてみると、王道をひた走るかのようなホラーであった。数百年続く因習から曰く因縁付きの家屋をテーマに、シンプルな怖さもありながら、同時に哀しさも感じられる。主人公の高沢春菜(はな)はイマドキの等身大な女性であるが、肝心な部分は素直に受け止める正しい感受性と優しさ、そして自分が行うべきことを全うしようとする強さがあり、好感が持てる。地に足ついたキャラ作りが上手い。次回作も楽しみ。
★29 - コメント(0) - 1月6日

シリーズ3作目。短編5話収録形式がこの人のスタイルなのか。名刀にまつわる謎を解きつつ、物語の風呂敷が着々と広げられていく。徳川家に害を成す〈村正〉争奪戦。脱落者もありつつ役者は出揃ったところで、プロローグのエピローグに相応しい“同じ星を見ている”。映像化に映える演出もつかの間、サプライズを用意し次巻へ。当初は3人の女さむらいにチャーリーズ・エンジェル的な活躍をさせるのかと思ったが、さすがにそこまでライトではなかった。
★8 - コメント(0) - 2016年12月17日

様々なサブカルチャーから影響を受け、各場面場面に配置されるのが極彩色的で楽しくもあるんだけど、その分、切り捨てるのも早い(表紙のロボットも手段の一つに過ぎない)。会話中心の文であることも加え、テンポよく読めるのだが重厚さに欠ける。物語として要済みのキャラを作者が手際良く引導をつけていく様も侘びしい。ヒロインの業にキッチリのしを付けて返した(自分が生んだ子だからって甘やかさない)態度には好感が持てるものの、他がちょっとぞんざいに感じる。面白そうな要素が揃っているのに、そこに収斂しちゃうの、という物足りなさ。
★27 - コメント(0) - 2016年11月8日

戯曲を読むのは初めて。一見、文字数は少なく見えるのでとっつきやすそうに見えるのだが、序盤40~50Pの美々しく拡張高い詩的な文章にやや手こずる。しかし主人公ファウストの相方メフィストーフェレスの登場により一気呵成に読み込めるように。グレートヒェンとかいう無垢な(現代に換算すると)JCに惚れ猛烈アプローチするファウスト、メフィに高価なアクセサリーを出してもらうも、JCが信ずる教会の坊主が横取り。この皮肉も面白いが、さらにファウストは「悪魔なんだからもう一回出せばいーじゃん」…ってどっちが悪魔なんだか。
★31 - コメント(0) - 2016年11月7日

ディックの『高い城の男』21世紀版との惹句で手に取った。第二次世界大戦で日本とドイツが勝利した世界が描かれる。スマホを“電卓”、ネットを“機界”と称した、らしいセンスに好感。ブレードランナーのような町並みに、主人公とヒロインが一時バディを組んでの捜査は攻殻機動隊を彷彿とさせる。グロテスクな場面あるいは“そのもの”が多く描写され、やや読み手を選ぶか。表紙のロボットは後半まで出てこない。話の中心ではないのか、下巻を読まないと判断は出来ないが、パイロットのキャラクターがコテコテで秀逸。サブカル好きにオススメ。
★30 - コメント(0) - 2016年11月6日

やまかぶさんの感想・レビュー

最近のつぶやき

『カラマーゾフの兄弟』をようやく読み終えて、感想にも書いたのだけど、こういう作品を安易に人に薦めたりするのって、かなり乱暴な扱いだと予感している。手塚治虫の特集をしたTV番組で、女子アナが「アナウンサーになったら知っておかなければならないと思って」火の鳥を読んだという言葉に対し、「手段のために本を読むのはもっとも軽蔑する読書」と林修先生が喝破したのに近い。“ステータスのために”みたいな取り扱いしてませんか? と穿ってしまうのだ。
★8 - コメント(0) - 2月21日 11時07分

【漫画】働かないふたり 10巻 >> しれっと10巻。しれっと56万部突破を祝うという、ゆるさ絶好調シリーズ。フリーター時代はバイト代をすべて旅行の資金に充て、各国を旅したという事実が判明し、また一つ底知れなさを見せつけたニート兄、守くん。一次二次問わず、創作に勤しむ者必見のエピソード、同人即売編。たった一人の読者であっても、その言葉があるだけで何十倍にも匹敵する動力になるのは“創作者あるある”。初心忘れず驕らず高ぶらずの精神。次のステージに移項するかのような作者の意識が見え隠れする巻であった。
★1 - コメント(0) - 2月20日 17時43分

やまかぶさんのつぶやき

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最近読んだ著者:ドストエフスキー 内藤了 風野真知雄 ピータートライアス ゲーテ 冲方丁 小栗虫太郎 高田大介 ピエール・ルメートル 万城目学
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