この歳になると自分事としてというよりも、自分の娘に置き換えたりして、余計になんとも言えない嫌な感じの汗が背中をつたいました。『このファンタジーには、理不尽がまかり通っている。』二篇をそれぞれ単独で読んでも良いけど、続いているものとして読むことで、より深く突き刺さる一冊だと思います（１足す１は大きな１）。自分自身というものを探してもいい人生の季節に、まずは自分の置き場所を探さなければならないという切なさ。余裕の無い時代。

この歳になると自分事としてというよりも、自分の娘に置き換えたりして、余計になんとも言えない嫌な感じの汗が背中をつたいました。『このファンタジーには、理不尽がまかり通っている。』二篇をそれぞれ単独で読んでも良いけど、続いているものとして読むことで、より深く突き刺さる一冊だと思います（１足す１は大きな１）。自分自身というものを探してもいい人生の季節に、まずは自分の置き場所を探さなければならないという切なさ。余裕の無い時代。