読書メーター KADOKAWA Group

2023年の読書メーターまとめ

Timothy
読んだ本
96
読んだページ
26041ページ
感想・レビュー
69
ナイス
844ナイス
月間平均冊数
8.0
月間平均ページ数
2170ページ

年間・読書メーターまとめ

年間でナイスが多かった感想・レビュー

Timothy
ネタバレ映像向きっぽい特殊なセッティングのクローズドサークル。一気読み。人物造形や描写の濃淡からトリックの複雑さ(単純さ)に至るまで、何もかも匙加減が丁度よい。ほどよく分からず、ほどよく予感が当たるという気持ちの良いミステリ。いわゆるどんでん返しについても、世には「今までの話は全部ナシね」というひっくり返し方もある中、骨子を残したまま景色を一変させるもので、それこそ優れた舞台装置を思わせる。読了後改めてタイトルを見た時の納得感。本屋大賞候補と聞き、なるほどと思う。気軽に勧められる一冊。
が「ナイス!」と言っています。
Timothy
ネタバレずっと読みたかった本なので残念だが、合わなかった。薄い本ではないのにページターナーであっという間に読んだし、「言葉の力」の信奉者として心を動かされる箇所が多いのは事実だ。しかし冠婚葬祭や催事、或いは広報で活躍する言葉のプロの「お仕事小説」かとワクワクしていたのが、話が選挙に移ってからご都合主義が否めず、全体的に予想よりも軽薄に感じた。与野党の対比もちょっと露骨すぎるような。本作は民主党政権になってからの刊行だが、当時の読者や、現役時代の小泉純一郎を全く知らない世代にはどう受け止められるのか気になるところ。
が「ナイス!」と言っています。
Timothy
競技クイズ大会の決勝最終盤、相手の本庄が問題が一語も読まれないうちに回答ボタンを押す「ゼロ文字押し」で正答する。実力か?ヤラセか?魔法か?三島は生放送の録画を観ながら考える。クイズ番組という非常にミニマルな世界、テーマもそこから決して逸れないが、読み心地はミステリだ。自分はクイズ番組といえばヘキサゴンまで遡らないといけないくらいの門外漢だが、それでも面白く読めた、というか、知らなかったから尚楽しめる側面も。直木賞『地図と拳』の小川哲(さとし)氏初読み。本屋大賞候補。
が「ナイス!」と言っています。
Timothy
ネタバレ作品によって合う合わないの差が大きい作家だが、これは全体的に好きなほうの、非常に読み心地の良い村上春樹だった。特に第一部は「世界の終り」の文脈を色濃く受け継ぎながら(実際にはQ資料的短編が他にあるそう)、『ノルウェイの森』のような喪失の経験と孤独に支配された静けさを纏っていて、とても気に入った。有識者(?)の予想を聞いて直前に『世界の終りとハードボイルド〜』を読んでいたのがよかった。本作を先に読んだらどんな感じなのだろうか。読もうと思ってずっと読めずにいたガルシアマルケスもこれを期に読みたい。
が「ナイス!」と言っています。

年間でナイスが多かったつぶやき

Timothy

皆様、明けましておめでとうございます。本年もよい本との出会いがたくさんありますように。今年は昨年に引き続き洋書を読んで持久力をつけたいです。/2022年の読書メーター 読了数:94冊 読んだページ:22855ページ ナイス:1138ナイス 感想・レビュー:84件 月間平均冊数:7.8冊 月間平均ページ:1905ページ ▼Timさんの2022年に読んだ本一覧 → >> https://bookmeter.com/users/566506/summary/yearly

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Timothy

ドイツ語版ハリー・ポッター、前巻を読了したのが2021年5月。1000ページの重み厚みを前に2年も尻込みしていましたが、ついに不死鳥の騎士団に取り掛かりました。5月までには読み終えたいところ。

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年間で読んだ本96elkイメージ

1月10

2月2

3月9

4月11

5月12

6月5

7月12

8月7

9月6

10月5

11月7

12月10