まめ

まめさんの2月の読書メーター
記録初日
2010年04月12日
経過日数
2541日
読んだ本
234冊(1日平均0.09冊)
読んだページ
84447ページ(1日平均33ページ)
感想/レビュー
50件(投稿率21.4%)
本棚
17棚
性別
年齢
27歳
外部サイト
自己紹介
小説を読んだり書いたりしてます。

読書グラフ

最近の感想・レビュー(50件)

米澤穂信はデビュー以来、探偵の役割である「真実を暴き、知らしめること」のエゴイズムを描いてきた。小市民シリーズでは探偵の孤立を、「さよなら妖精」では無力さを。最新長編「王とサーカス」においてもそれは同じだが、主人公の太刀洗はそのエゴを自認し、その向こうに自分の天職としての役割を見い出そうとする。「王とサーカス」に連なる今作でもその姿勢は同様であり、ミステリのトリックをそれにうまく絡める手腕は流石である。しかし、些か小粒過ぎる短編も散見され、特に表題作と書き下ろし作は推理小説としては拍子抜けだった。
★15 - コメント(0) - 2016年1月4日

期待して読んだが面白くなかった。「あの時私は○○だったけれど、今になってみれば彼女/彼は××だったのだと思う。私にとってそれは大切な思い出だ」というようなエピソードが延々と続く。いびつと評される作品世界の在り方も、謎を引っ張った割には拍子抜けの真実にがっかりした。歪んだ前提になりたつ世界の上でリリカルな情動が描かれているが、読み手がどのように感じるかということを、作者は丸投げしすぎではなかろうか。彼らの置かれた境遇に感情移入できるか否かに頼りすぎではないか。
★10 - コメント(0) - 2014年12月31日

再読。あいかわらずわかりやすい。
- コメント(0) - 2014年5月25日

素晴らしい!SFアイデアとして量子情報化社会は目新しいものではないが、この作品というか作者の凄いのはアイデアを物語に組み込んで魅せる技術が卓抜してる点だ。例えば高度情報化社会における人間の処理能力を補う為に生み出された『電子葉』についての説明を、修学旅行中の女子高生が神社仏閣についての知識を日常会話において列挙するシーンで違和感なく表してみせる。このシーケンスで読者はこの時代における「知る」という概念が普通とは異なっていることを予感する。アクションありスペクタクルあり、本当に上手い。上手すぎて脱帽。
★14 - コメント(0) - 2014年5月25日

伊藤計劃が亡くなり円城塔はその追悼文としてこう寄せた。『伊藤計劃よ、新作を書け』と。三年が過ぎ、伊藤計劃の「新作」は誕生した。言語そのものが内包する多重性と矛盾を暴きだしてきた円城が、伊藤の抱える<言葉が人間へもたらす物語>というテーマを問い質す。「全ての可能な文字列。全ての本はその中に含まれている」と処女作で円城は宣言した。その元に書かれた本作は絶筆を単に引き継ぐだけでなく書く行為自体さえも多重化している。この作品はこの形でしか到達できない地点にたどり着いた。我々は感謝するしかない。「ありがとう」と。
★7 - コメント(0) - 2013年1月27日

各テーマに一冊ずつ小説を定め、その小説の要素の元となる本や同じような要素を内包する他の優れた小説などを紹介している。小説を書く上で必要となるテクニックを身につける為に何を読むべきか、選者の偏愛には多少目を瞑るとしても幅広くジャンルを横断して選定しようとしているのには好感が持てる。とはいえ忘れてはならないのは、読まずに小説は書けないけれど「読んだ」からといって書けるようになるわけではないということだ。
★2 - コメント(0) - 2012年12月10日

ゼロ年代ににわかに盛り上がった日本のSF作品の源流は全てここにあったとも言っても過言ではないだろう。SFアイデアと物語のテーマが相互に結びついたときのカタルシスに圧倒される。短篇なのでじっくりとドラマで表現しなければいけない部分をささっと書き下しているのでドラマツルギーが弱く感じることもあるが、もはやこのレベルだとそんなことは瑣末な問題だということは表題作の読後感からも明らかだろう。ゼロ年代に活躍した日本SF作家たちは、この不足したドラマツルギーを補強させエンターテイメントに昇華させた。
★4 - コメント(0) - 2012年11月23日

映画は見ていないが、表題作を読んだ時まるで映画のような小説だと感じた。映像化できないような奔放な文章で描かれるようにこの小説自体は映像的ではないのだが、良く出来た映画を見終えたときのような心地よい幸福感を覚えた。物語が終末へ向かう細部への気配りが映画的なのかもしれない。ホリーという人物を作り上げた事によってこのような奔放な文体と気の利いた物語を生み出せたのだろうか。収録された他の作品群の記述は細部に捕われすぎたような堅苦しさを感じるし、物語も窮屈に思う。表題作がこの世に生まれた奇跡を堪能できる事に喜ぼう。
★7 - コメント(0) - 2012年10月20日

まめさんの感想・レビュー

読んでる本(1冊)


著者グラフ

最近読んだ著者:村上春樹 金子邦彦 カートヴォネガット フィリップ・K.ディック 三島由紀夫 トルストイ 野崎まど 森博嗣 司馬遼太郎 ウィリアム・H・マクニール
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