ネタバレ子供でも分かるような易しい語り口でキツネの生態を解説した良書。口絵のキツネが最高。冒頭でキツネの文化的なイメージをまとめ、その後の生態が語られることでキツネの不思議な謂れの根拠を知ることができる。キツネが基本的に単独で生活すること、エキノコックスの蔓延は人間の仕業であること、キツネの巣穴をちゃっかりタヌキが拝借することなどなど、全く知らなかったキツネの知識が自然と身につく。賢く猟犬にもなかなか捕まらないが、ほとんどが野生で1年も生きられない儚さもある。一度でよいから、野生で見てみたいなぁ。

ネタバレ子供でも分かるような易しい語り口でキツネの生態を解説した良書。口絵のキツネが最高。冒頭でキツネの文化的なイメージをまとめ、その後の生態が語られることでキツネの不思議な謂れの根拠を知ることができる。キツネが基本的に単独で生活すること、エキノコックスの蔓延は人間の仕業であること、キツネの巣穴をちゃっかりタヌキが拝借することなどなど、全く知らなかったキツネの知識が自然と身につく。賢く猟犬にもなかなか捕まらないが、ほとんどが野生で1年も生きられない儚さもある。一度でよいから、野生で見てみたいなぁ。

ネタバレ自分の使っている言語で認識に与える影響を様々な事例により解説した書。色の純粋な見分けや論理的思考には言語による違いはほぼないのに、暮らしている環境や社会によってそもそも必要がないので語彙や語法が言語によって大きく違いがあるようだ。確かに日常会う人の数や触れる物の数が違えば表現も大きく影響を受けるのは当然と思える。ただ、本書で紹介された前後左右ではなく「東西南北」しか方向を示す表現がない言語の存在は、機械ならまだしも人間が話す言語に存在するとは、嘘としか思えなかった。忘れっぽい自分には絶対に使いこなせない…