Noriri

Noririさんの1月の読書メーター
記録初日
2015年08月12日
経過日数
562日
読んだ本
176冊(1日平均0.31冊)
読んだページ
46296ページ(1日平均82ページ)
感想/レビュー
160件(投稿率90.9%)
本棚
23棚
性別
血液型
AB型
職業
専門職
自己紹介
猫と珈琲が好きです。

よろしくお願いします。


読書グラフ

最近の感想・レビュー(160件)

雑草は強い、というのは実は思い込みであり、弱さこそがその本質であるということを教えてくれる良書。最初から咲く気のないスミレの冷め切った戦略、丸くなれないまま生きのびる三角の茎をもつカヤツリグサ。キーワードは逆境とのこと。身近にある雑草は、どれもその逆境を受け入れ、そこで生き抜くことを決めた勇者たちなのだ。見過ごされ、踏みつけられて、引っこ抜かれる。そんな雑草の生態のなんて多様で魅惑的なこと。「雑草が雑草として生きられない世界で、どうして人間が人間らしく生きられるのだろう」著者の言葉がずしりと重い。
★25 - コメント(0) - 2月10日

ミュージカル〝キャッツ〝の原詩、エリオットの絵本。元々、原作が詩なだけあって、まるでミュージカルを観ているようなテンポの良さ。ル・カインの描く繊細な絵が妖しくも印象的で、本作がル・カイン遺作になってしまったのが惜しい。ミストフェリーズの華麗なターンを思い出しながら満喫。
★21 - コメント(0) - 2月5日

此処は何て静かな世界なのだろう。幻想的な旋律の中に、突如現れる鮮烈なイメージの連鎖。連なる文字一つ一つが生命の粒であるかのように薄い光を放ち、闇に消えていく。波間にぷかりと浮かぶ無数の粒を、そっと掬い上げるように編む廻文。アニミズム。その作業はまるで何かへの祈りのようであり、修行のようでもある。無数に刺された穴から、彫刻された消しゴムから、透けて見える文字に作者の魂が露出する。「歌うけとり詩が流れ仮名齧り溶け唄う」流れ出す想いを静かに噛み締める。”文字”って何だろう。考える。
★19 - コメント(0) - 1月15日

猫による猫のための人間完全征服!マニュアル本。もっと早くに読んでいれば...。ああ。時すでに遅し。完全に骨抜きにされている身としては、今更手の内を明かされようが何も驚くまい。だって「乗っ取られている」事に薄々感づいてはいたのだから。でも、仮にこの指南書を先に読んでいたとしても、結局は乗っ取られていだろうな。だったら無駄な抵抗はしない方が得策というもの。カバー裏の「作家近影」は「魅惑の表情」のお手本でしょうか。名も無き大作家さんにメロメロです。ギャリコの翻訳?と灰島さんの翻訳の翻訳が流石の猫本でした。
★48 - コメント(0) - 1月14日

これは良いです♪日本の戦前・戦後1940〜50年代のモダニズム建築の粋が詰まった本。南は沖縄から北は青森まで。細長い日本列島を全国津々浦々、松隈さんは実際に足を運び、建物を写真に収め、その一つ一つを丁寧に読み解く。これが愛でなくて何なのだと言う位モダニズム建築愛に溢れまくっている。辞書的に気になった所だけ読めばいいやなんて思っていた自分が恥ずかしい。心を入れ替えてガッツリと最初から読ませて頂きました。そもそもモダニズム建築って経済に見合う合理的な方法として生まれてきた経緯からしてジレンマを抱えている。
★19 - コメント(4) - 1月13日

1940年代のフランス。ドイツの進軍によるパリジャン達の大脱出を描く〝動〝の第一部と占領下の緊張に浸された〝静〝の第二部からなる未完の作品。占領直後に書かれた本書は作者の鋭い観察による、細かな事実を踏まえつつ描かれる。動と静の対比も見事ながら、40人以上いる登場人物達を華麗に活き活きと操る、その腕前の鮮やかなこと。読後、こんな傑作を後世に託した作者がアウシュビッツで絶命したという事実を知り、衝撃を受ける。改めて戦争とは何かを立体的に活写した作品。そして、様々な事が頭の中を過る。読んで良かった。
★22 - コメント(0) - 1月12日

ナチスドイツの影が迫る1930年代末のプラハ。火葬場に勤める平凡で穏やかな主人公の日常が、時代状況や友人の影響によって次第に変質していく様を描いた物語。自分に都合のいい事しか信じない、中身が空疎な人間の何と恐ろしいことか。読みながらジワジワと押寄せる違和感と不穏さが滲む筆致に、恐怖だけではない様々な感情が入り混じります。捕食動物の館、黒死病、蝋人形の館。平凡な人間の中に潜む悪。差別や暴力と無縁だったはずの好人物が悪に侵食されダークサイドへ堕ちていく様子は、グロテスクで悲しい。一筋縄ではいかない小説でした。
★29 - コメント(0) - 1月12日

時間という概念を視覚化した書。面白いのは著者の時間に対する解釈で、時間を流動的なものではなく固定的なhereという現象で捉えている事だ。過去・現在・未来が同じ空間内に存在し、それぞれの時間は各コマの塊で切り取られ、タブローに散りばめられる。あたかも時間は止まっているのだ、と言わんばかりに。文字だけでは決して成立しない演出がにくい。カリカチュアの特徴を活かした旨い表現法だなあと思う。時間の概念を再考するという点で意欲的な作品でした。けど、購入するまでもないかなあと言うのが、実は本音。いや、重いとかじゃなく。
★26 - コメント(3) - 1月9日

Noririさんの感想・レビュー

最近のつぶやき

大阪へ。ついでに見逃していた「クラーナハ展」も鑑賞。顔入れパネルの誘惑。薄いベールのエロス。それにしても、森村さんは何にでも扮してますね。
★16 - コメント(0) - 2月10日 14時33分

キャッツを観てきました(ΦωΦ) 舞台とのあまりの近さに、しばし日常を忘れ別世界へ♪
★32 - コメント(1) - 2月5日 19時38分

Noririさんのつぶやき

著者グラフ

最近読んだ著者:稲垣栄洋,三上修 T.S.エリオット 福田尚代 ポールギャリコ 松隈洋 イレーヌネミロフスキー ラジスラフ・フクス リチャード・マグワイア 磯崎新,藤森照信 伊東豊雄
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