あかいの

あかいのさんの1月の読書メーター
記録初日
2016年02月16日
経過日数
372日
読んだ本
28冊(1日平均0.08冊)
読んだページ
8001ページ(1日平均21ページ)
感想/レビュー
26件(投稿率92.9%)
本棚
6棚
性別
血液型
O型
現住所
東京都
自己紹介
口先だけの冒険家。

読書グラフ

最近の感想・レビュー(26件)

平成の格闘王、青春のエスペランサ、50年に1人の四次元殺法、猪木の懐刀、北のリアルグラバカ。1984年に生まれた異端児は様々なイデオロギーを取り込み、熱狂的共同幻想を創り出していく。格闘技としてのプロレス、食うためのプロレス、その理想と現実の狭間。底がまる見えの底なし沼で訪れる選ばれし者たちの恍惚と不安。聖なる若気の至り、そんな青春が瞬くドキュメンタリー。
★5 - コメント(0) - 2月10日

主人公・アイはシリア出身の養子。聡明でチャーミングな両親に育まれながらも世界中の悲しいニュースに胸を痛め続ける。裕福な家庭に選ばれたアイ。どうしてわたしだけが。どうして。テロや災害、事故で奪われていく命。出自故の繊細さがアイの生きづらさを加速させてゆく。親友や伴侶、両親との邂逅、大震災を経て初めて発した内なる声。海という羊水に包まれ、その繊細さが故の豊かな母性を瞬かせるアイ。人は孤独だけれど誰しも愛の結晶なんだとこの世の暴力その全てに拳を突き上げるような西加奈子節。素晴らしい。
★31 - コメント(4) - 1月10日

ドラゴンが描こうとする人間たちはみなめくれてる。何かが圧倒的にめくれてる。マッド・マックスのように暴力的で、水溜まりにできた冬の薄氷が如く繊細だ。共感なんかしない。ただただ胎動する。そんなシンパシーがニュートリノのように肌を突き抜けて内臓を突き動かす。めくれてるひとが出てこないドラゴンのエッセイ。日常が一通り落ち着くと小説を書きたい衝動に襲われるというドラゴン。なんだよドラゴン。作品に踏襲してきたアンチヒーローたちそのものじゃないか。
★2 - コメント(0) - 2016年12月9日

哲学者・ニーチェが今の京都に現れて女子高生・アリサに多角的なエクスキューズを与えていく不思議な物語。ニーチェの友人として次々と現れる著名な哲学者たちとの邂逅を経て、どこかおざなりに日常をやり過ごすアリサに沸き起こるアリサたる道筋。桜舞う哲学の道を哲学者ニーチェと歩み、言葉に恋をしていく様が素晴らしい。ライトノベル故読み始めはとっつきにくかったけれど、素敵なお話であり、映画にしてもいいバランスだと思う。10代の若者にあげたくなる一冊だ。
★6 - コメント(0) - 2016年11月21日

うだつのあがらないキャバレーのボーイと人に流されてきた愛嬌だけが売りのチーママ、そしてできるオカマのママが織りなす物語。他者に映る己に縛られ、自由に羽ばたくことのない彼ら。まるで密閉空間の中で歩きまわる地下の鳩が如く。突如として目覚める胸の内。あの頃タイムカプセルに閉じ込めた本当の言葉。こう生きてやるんだという心の羽を広げていく地下の鳩たち。彼らには夜の空さえも蒼い。
★7 - コメント(0) - 2016年11月10日

大阪のど真ん中にそびえる通天閣。そのふもとの下町で暮らす冴えない男と女。2人の溺れるような、デラシネの毎日とクソみたいな市井の人々。哀愁と夕餉の匂い、笑顔の裏側にある本当の横顔。ひたすら訪れる撮れ高の薄い毎日、撮れ高の薄い毎日。そしてラスト通天閣ではちあう2人が目の当たりするドブネズミみたいな美しさ。読むサンボマスターとしかいいようのない素晴らしき西加奈子節。
★7 - コメント(0) - 2016年10月20日

青木真也は常に異質だ。観る側、演る側の色に一切染まらず、妖刀のような鈍い光を放ち続けている。つまり個性の塊だ。静岡という事勿れ主義人間出荷数日本一の県出身の事実を鑑みればより個が際立つ。安易なノリに迎合せずあくまで求道者たる道を歩む人生観はファイトスタイルそのもの。目が覚めるような青木真也のプロ意識にタップアウト間違いないそんな一冊。
★1 - コメント(3) - 2016年9月17日

主人公・古倉恵子はまるで裸のまま大人になったような人間。現代社会における常識というドレスコードを纏わず、自分という概念そのものがない。目が痛くなるほどにまっさらなまま生活を営む彼女に「普通」の大人たちは訝しみつつ見守ってゆく。同じフォント、同じサイズ、同じ色で生活する中で彼女の無垢さに襲いかかってくる「普通」であること。装いをひとつ変えただけで他者の目に映る自分がこれほど変貌を遂げるのだという事実。読者の立ち位置、「普通」を問う村田沙耶香節に唸らされる一冊。
★39 - コメント(0) - 2016年9月10日

あかいのさんの感想・レビュー

最近のつぶやき

サラバ!読んでてあらためて西加奈子節にシンパシー。「i」、「ふくわらい」、「しずく」、「サラバ!」。共通するのはともだちと出会うあの感覚、言葉にできない虹色の引力の描写。相手にシンクロ率も体裁も何も問わない。あの「くすぐったさ」こそがともだちの輪郭だ。そうだ、ともだちってくすぐったいんだよ。
★2 - コメント(0) - 1月25日 22時41分

西加奈子さんのサラバ!、主人公のお母さんが綺麗で女を捨ててない人なんだけど。この美人で生まれ落ちた人特有の無邪気さ、アドバンテージに気づかない振る舞いの描き方が上手過ぎる。
★5 - コメント(0) - 1月25日 1時08分

著者グラフ

最近読んだ著者:柳澤健 西加奈子 村上龍 原田まりる 青木真也 村田沙耶香 アゴタクリストフ 為末大 村田沙耶香
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