しば

しばさんの2月の読書メーター
記録初日
2010年06月30日
経過日数
2462日
読んだ本
237冊(1日平均0.09冊)
読んだページ
66702ページ(1日平均25ページ)
感想/レビュー
173件(投稿率73%)
本棚
6棚
性別
外部サイト
自己紹介
和を以て貴しと為す

読書グラフ

最近の感想・レビュー(173件)

最後の展開。"彼女"の置かれた境遇や、"あいつ"の振る舞いのおかしさを印象づけられ続けてきたせいで、おぞましい結末にも関わらずいっそ清々しくカタルシスも感じてしまう。生得の賢さ、洞察力、胆力を命すら危うい環境の中で磨き、自分の人生を切り拓くと言ってしまえばまるで陽の主人公。環境を呪うのではなく与えられた手札で最善(倫理は無視できるものとする)を尽くし、周囲によって奪われた自分のより良い生活を取り戻す。イリーガルにも関わらずちょっとスカッとするのは、そういう筋の通し方のためかもしれない。
- コメント(0) - 3月8日

本格長編密室推理の嚆矢ということで読み。犯人の持つ妄執の愛が、同じルルーの『オペラ座の怪人』を先に読んでいたのでそれを思い起こさせ、印象深い。ファントムほど語られてはいないけれど、あの人物の抱いた愛情って似たようなものが根っこにありそうな……? そして、トリックとか真相についてはネタバレを踏まなかったが、ラストまで読んでも分からなかったルールタビーユくんの秘密について解説でオイディプスが言及されていてネタバレ(というかこちらの察しが悪すぎる)を踏み抜いてしまった……。ラストシーン読み返して叫んじゃったよ。
- コメント(0) - 1月25日

おねロリ! 百合ハーレム! ファンタジー! みたいな感じで読んだけれど、圧倒的才能を持った主人公に対して周りの友人であったり学園の教師などの冒険者(あるいはその卵)が現実的には及ばないと悟りながら、でもあいつやべぇ強いし挑まないと、というメンタリティでリスペクトと共にライバル心を燃やしているのが、そのマインドセットがなんというかすごい好み。理性よりも無茶や無謀が先立つ連中揃いでそういうキャラのちょっとした大人気なさとかが読んでいて楽しかった。もちろんそれを受けて立ち全力で叩き潰すロリの怪物っぷりもな。
- コメント(0) - 1月24日

ヘロイン密輸しオーストラリアで逮捕、そのまま六年刑務所で過ごしたラッパーが、明日をも知れぬ獄中という極限環境に順応し、しなやかに生き抜く様子を生き生きと記す獄中記。ジェイル(刑務所)の国際電話越しにラップをして曲を作り、あるいはスタジオのあるジェイルではそこで働きながら自分のフルアルバムを作り出してしまったり。中身の全てが自分を貫きながらしなやかに身の回りと馴染みサバイブするという、ジェイルのすさまじい生活で身につけた生き様を描いていて、読みきったら当然のように彼の楽曲が聴きたくなった。
- コメント(0) - 1月24日

第二次大戦中にレジスタンスの支援を行なう工作員だったり情報部で働いたりしていたルイス・ケインは作中、「カントン(彼のコードネーム)であれば――」と言ったことを口にする。自分と、自分自身の貫いた生き方。その両者が半ば分裂し、あるいは生き方が肥大し自分を取って食うような、両者の相剋関係。戦い続ければいつか、戦士を殺す最後の竜と出くわす。死ぬまで戦い続ける生き方を進もうとする"カントン"にかつてのパートナーの女性は言うけれど、であればやはり、彼に限らず、戦士を殺す「最後の竜」とは自分自身の生き方にほかならない。
★3 - コメント(1) - 1月15日

現役JK美少女ラノベ作家に教わる専門学校ノベリスト科物語……というか結構マジに、"基礎もないまま小説なら書けるだろと作家を目指す"ものたちに送るガチな創作指南。「ラノベしか読んでない奴はラノベ作家にゃなれないぞ?」「本気で作家になりたいんだったら、本気で本を読め」などなど、思わず胸に手を当ててしまうようなパンチラインの連発で基礎、土台の重要性を口酸っぱく繰り返す美少女ラノベ作家。技術を身に着けたり活かしたりという以前の基礎体力について説く真摯な内容だった。それにしても、現役JK美少女作家に教わってみてぇ。
★5 - コメント(0) - 2016年11月14日

鈍感系主人公テンプレハーレムラブコメという類型の皮を放り投げ、主人公もヒロインたちも猫被りの下から本性を出してくると物語も面白さも急加速。五人の登場人物全てが誰かに対して叶わぬ片思いを抱いて、しかもそれが綺麗に円環を成して閉じてしまうせいで誰が何しようとジリ貧修羅場にしかなりえない展開にひたすら笑うしかない。唯一純粋だろうと思っていたあいつは結局一番悪どいし、主人公のモノローグはさっきまで憧れのセンパイみたいに扱っていたヒロインや可愛らしい幼馴染みすら「こいつ」「てめぇ」「ボケ」呼ばわりし始めるし。最高。
★5 - コメント(1) - 2016年8月16日

思い返せば初めから、イクタとヤトリの間にはこういう結末しか無かったのだろう。互いを自らの半身とする彼らの過去に潜っていけばいくほど、けれどどうにかなって欲しいという思いも強くなりはした。 しかしそういう甘えや容赦を一切許さないところこそが、この物語なのだ。 畢竟いつか何処かでこうなっていた二人の結末の救いは、最期に"ヤトリ"へと戻ることが出来たヤトリシノ・イグセムの穏やかな表情だったように思う。それにしたって重く物悲しい喪失ではあるけれど。
★7 - コメント(1) - 2015年8月27日

しばさんの感想・レビュー

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最近読んだ著者:水生大海 新八角 ガストン・ルルー 年中麦茶太郎 B.I.G.JOE ゲイル・キャリガー 徒埜けんしん 杉井光 神家正成 ガストンルルー
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