本屋で見かけて実に面白そうだな!っと思って、図書館で予約。最初は関西の女性のイギリスに対するツッコミに爆笑していたのだけど、子育ての日記、家族の日記は考えさせられることが多く、特に義父の最期に対する想いや義母への接し方は本当に感動して、目がうるうるし続けていた。装丁からは想像もつかない海外暮らしの辛さや厳しさに接することができて本当に良かった。
★3 - コメント(0) - 3月26日

かつて大学サークルで、新入生向けに一部を読みといたことがあった。ちくまの訳はどうなってるだろうと手に取ったが、ショーペンハウエル先生でかくも笑っただろうか。大人になったせいか、人間臭い感情的な一文に酔いどれのおっさんみたいだと余裕をもって読み解ける。もちろん、読書しただけで自分で考えたつもりになるな!というありがたい教えは今でも心に突き刺さる。読書で得た思考の切欠を放置していないだろうか。もはや仲間と三時間もかけて一節一節を読み解くことは難しい。本書の叱咤激励を心に戒めて、本に向かおうと改めて思えました。
★12 - コメント(0) - 3月19日

ほっこり系かと思いきや、ぬいぐるみバラバラに始まり、ラヴドール、毒殺、狂気に贋作、離散と物騒なテーマが並んでました。「人形ってなに?」という問いには考えさせられました。また登場人物がいい味出てて、30代の女性店主・澪、素性の知れない玄人人形師・師村さん、傍若無人天真爛漫な凄腕人形師・冨永くん。この3人が他人ながらも家族のように人形堂を切り盛りしていて安心します。作者が少女小説家出身なためか、最後はアラサー向けコバルト文庫な雰囲気。30越えには冨永くんの辛辣な言葉が澪同様突き刺さりました。
★8 - コメント(0) - 3月17日

発症後の対応も載っていますが、予防に力が入ってる本。なので患者さん向けではあまりないです。ただ、患者と血縁関係にある方は読むべき本です。生活習慣な要因もありますが、遺伝的な要因も強い病気です。私の祖母も母も、脳卒中で倒れています。TIAという前症状は、本人や家族が知って気付けば、救急で早期治療が可能ですから。
★5 - コメント(0) - 3月17日

素人目線で、図書館や本屋でざっと脳卒中によるリハビリ系の本を読んだ感じでは、本書が一番分かりやすかったです。運動マヒとはなにか、早めにリハビリをはじめないといけない。麻痺の段階が六段階に分けられ、各段階毎のリハビリの紹介。薄いので広げやすい、素人向けのわかりやすい解説。私の母は軽い左半身の麻痺で、軽すぎてリハビリに関して病院からフォローが全くありません。でも、一緒に過ごしてリハビリする必要はあると強く感じるなかで、大変分かりやすく参考になりました。
★4 - コメント(0) - 3月17日

続かない男性も読んで大丈夫です。可愛らしい漫画とともにいかにして継続できる生活を獲得するか。イラストレーターさんの生活とともに紹介。時間割をつくる、環境を整える、サポーターを見つけるなど、誰だってやったことのある内容かな。でも、なんだってメソッドを知った上で実践したほうが結実(今回は継続)しやすいものだと思います。そういうメソッドを小難しく学ぶ必要は必ずしもないわけで、「続かない」けど漫画読むのは好きって人は本書がいい継続するための教師となってくれるでしょう。巻末のチャートと行動契約書がいい仕事してます。
★4 - コメント(0) - 3月10日

イラストでめぐる京都・奈良・江戸・金沢等。古都って意味からすると金沢や平泉が入るのがおかしいところですが、そこに目をつぶれば騒がしいガイド本とは異なり、イラストレーターさんがそれぞれの観光地でひとり旅を楽しんでいて面白かったです。定番の観光地もあれば、東寺の宿坊に泊まるというちょっとマニアックな部分もあって、大変参考になりました。酒好きなんで、各地の日本酒やらビールを郷土料理とともに楽しまれているところは特に好きです。
★5 - コメント(0) - 3月9日

脳卒中の前兆から原因や種類、発症後の生活やリハビリなど網羅的な一冊。脳卒中になってまず何を読めばいいかわからない人にはぴったり。介護認定など、行政サービスへの言及もあります。文字も大きく、イラストもたくさんあり、読みやすいです視野やピントが合いづらい患者本人も読破していました。
★4 - コメント(0) - 3月7日

前作とうってかわって、なかなか真相にたどり着けない莉子がかわいい。事件解明のためとはいえ女三人で台湾を旅行するという、現実でもありそうな設定。友人に囲まれて過ごす主人公はいつもの万能鑑定士よりも年相応な感じで好感度がぐぐっとあがりました。珍しく犯人との情の深いやりとりがないので、最後はあっさりでしたね。
★6 - コメント(0) - 3月2日

「かわいい」シリーズものの一冊。幅広くかつ詳細に妖怪をかわいいから紐解く一冊。薄いわりに読み応えがある。かわいいに固執し過ぎてる感あり、「かわいいかわいいっても、それあくまで現代の解釈。昔の人は怖いとしか思っていない。たしかに江戸時代以降、木版印刷により一般人に印刷物が流行してからはそういう観点からの印刷物も見受けられるけど…」という筆者の注釈が楽しい。個人的には神農化物退治絵巻の攻撃力が凄かった。似た物語として桃太郎を挙げているが、桃太郎な県民としてはこんな物語でなくて良かったと胸を撫でおろしました。
★8 - コメント(0) - 2月24日

8作品中5作品ヒット。栞が夢を見ていないことは不満ですが、本としては当たり。特に中山七里の「『馬および他の動物』の冒険」が大当たりで最高でした。主人公は古書。いったい普段本たちは何を考えているのか。新しい世界が広がる感じで面白かった。あとは雀野日名子の「僕たちの焚書まつり」、雪舟えまの「トリィ&ニニギ輸送社とファナ・デザイン」は当たり、どちらも今から遠い未来のお話。本は生き残っているかどうか。昨今でも気になるなかで紡がれた作品。本の行く末がちょっと対象的でいて、やっぱり本を大切にする魂は一緒。
★9 - コメント(0) - 2月24日

イヤミスではなく、人が死なずほっこりするミステリーを!という想いで生まれた短編集。シリーズものの読み切りの寄せ集めなので、短編集のための短編でないことが残念ですが、コンセプトどおりレベルの高い作品が多く、新しいシリーズものを探している人には良い本。柚月裕子の検察のシリーズはすぐ読みたくなりました。下手な小細工がなく、実直なストーリーに惚れ惚れします。私も仕送り(といっても段ボール)のなかに現金を仕込まれていた学生なので、胸にくるストーリーでした。郵便もですが、小説も作者の心を届けるものだと改めて思います。
★7 - コメント(0) - 2月22日

本ではなく塗り絵グッズですが。入院して暇な母に、暇潰しとリハビリを兼ねてプレゼントしました。色鉛筆付きなので、気軽に始められる入門セットとして最適だと思います。色鉛筆がちゃんとピーターラビット仕様で可愛らしい。買って良かったです。短いのではなく、長い色鉛筆なので永く愛用できると思います。塗り絵はちょっと上級者向けなのか、色鉛筆で如何にポター先生のように表現するか気合いの入った解説が付いてます。初心者は気後れしそうですが、気にせず塗りたくればいいと思います。
★3 - コメント(0) - 2月18日

「プラダを来た悪魔」の万能鑑定士版。アルバイト、個人事業主しか経験ないのに、編集の仕事が半日で完全以上にこなせるのかちょっと疑問。きっと角川書店の特訓が素晴らしかったのだろうと思うしかないですね。従業員の皆さんが薄々気付いてるのに、誰も告発しないのはちょっと違和感。辞めされられた人が報復しそうなものですけど。それこそ、弁護士と結託して闇に葬っているのならば納得ですが。しかし、相変わらず莉子の正しさぶりに、一気に読めました。この安定感と信頼、水戸黄門だなぁ。珍しくも小笠原が最後まで存在してて、驚きました。
★8 - コメント(0) - 2月15日

日本の様々な土地でいろんな伝説があったのだなぁと感心しました。星々を繋いで形として認識できていないするよりも、火星は美しい少年、昴は6人の女達と擬人化する話が多い印象的を受けました。物語もあれば逸話もあって、楽しかったです。
★3 - コメント(0) - 2月10日

1巻の続きが気になったけど、なんとも言えない展開ですっきりはしない。読めば読むほど謎が深まり、こんな話を広げて大丈夫か心配になります。また、そこに住む人の暮らしが垣間見れないので、ぺらぺらファンタジーだなと思うのですが、やっぱり謎が、世界の真実が気になって。しかしながら、3巻目を2巻目と併せて出発という変な刊行をしたせいか図書館に続刊がないので私が真実を知ることがなさそうです。作者と出版社は反省して欲しい。勝手に部屋まで作ってくれる大樹が茂る船は凄く乗りたいです。
★3 - コメント(0) - 1月25日

文学少女シリーズの短編集第1弾。短編というか小話レベル、本編の補足として楽しめる一冊。このシリーズ魅力はやたら深刻な設定と古典との絡み合いが楽しかったのだな、と改めて認識させられた。一応、古典と絡めても、本編ほど深くないので濃厚さが薄れてます。ただ、本編の主人公・心葉目線から解放され、遠子や麻貴目線の物語があったりと本編にない魅力がありました。個人的にはなぜ二人きりしかいない文学部が潰れないか、理由が明らかになってすっきりです。「恋い恋いて…」の大伴坂上郎女の歌は惚れ惚れしました。
★7 - コメント(0) - 1月21日

読書メーターで見かけて、図書館で予約して、一気に読んだ。読みやすくて、平安系絶望女子に共感してしまう。平成も終わりが見えてきた時代に生きる私たちは紫式部に会ってなんて言えるだろう。まだまだ職場で男性以上に知識があると疎まれます。でも、女性も漢字使えてます。文学の地位は上がりました。貴女の源氏物語が好きで海外から訪れる人もいます…平安から進んだことも進みきれてないこともありますね。巻末に原文載っている。源氏物語が読みたくなります。こんな本があれば、古文嫌いにならずにすんだのに!今の高校生うらやましい!
★5 - コメント(0) - 1月19日

「山羊座の友人」は携帯の入力方式をめぐる会話は少しくどい。「愛すべき猿の日記」は短いが良い。文字を書く欲求から始まる成功譚。中田永一は「メアリー・スーを殺して」、「宗像くんと万年筆事件」は小中学生の空気がうまい。宗像くん、いい子なので幸せになってほしい。山下朝子は「トランシーバー」はぐっとくるけど、「ある印刷物行方」は題材を持て余した?科学と生命倫理の葛藤をもっと描いてほしかった。越前魔太郎の「エヴァ・マリー・クロス」。気持ち悪くて面白いけど、救いのなさも摩訶不思議さも一風違ってて、編集者のセンスを疑う。
★6 - コメント(0) - 1月18日

美術館を楽しめるようになる本。私自身は美術館好きなので、あまり必要な本ではないんですけど、結構ためになりました。特にエア買い付けとタイトルを自分で考えること。ぜひ今度からやってみたい。あ、現代美術は苦手なんです。本書のとおり「なぜ?」って問うことから始まるってのがなんか嫌で。それでも上記2点の攻略法を試してみるか、という気持ちになりました。最後に作者が大事だと説く「好きなものをムチの眼で、嫌いなものをアメで」、これと決めず「ゆれる」こと。これは美術に限らず全てのことにいえることだと改めて認識。良書。
★6 - コメント(0) - 1月18日

図書館の地下に潜む奇妙な世界。知識に満ちた脳を求める老人、羊男、不思議な美少女。シンプルながらも不思議と魅力的なシチュエーションに、わくわくします。作者が改訂を重ねるのも分かる気がします。あと、オスマン・トルコの収税に関する本も読みたくなる。もちろん羊男のできたてドーナツをほうばりながら。脳が狙われてなければ、二、三日収容されてみてもいいかな。そういうセミナーがあれば参加したいな。本屋に泊まれる時代ですもんね。
★10 - コメント(0) - 1月18日

前半の作品がきつい。君と過ごす季節なのに、全然君と過ごしていない。なんかいらいら疲れてる女性多過ぎ。春夏編に比べて、希望のないかさついた短編が多くて、読み進めるのに気力が必要だった。後半はちょっと持ち直したけど、人に勧めたりはできないなぁ。個人的には秋冬のほうが季節が好きな分、素敵な作品がなくて残念でした。丸い氷のラストがなぜあんなに気持ち悪い終わりかたになってしまったのか。子供のころ変質者に遭遇した気持ち悪い思い出と重なって最悪でした。それぞれの季節の輝きを短編にしてほしかったです。
★3 - コメント(0) - 1月14日

山田画伯が画を担当されていたので図書館で借りました。相変わらずの圧倒的な画力に全頁興奮しっぱなし。女の子が可愛すぎます。暗闇の中に佇んでいた少女と壊れたおもちゃ工場のロボロイドの不思議な出会い。闇と光が少女の心になかでせめぎあう。「大丈夫。本当はみんなそれぞれ、自分で暗さを払うすべを持っている」、ロボロイドに受け継がれる想い。枯れた社会に生きる人達に読んで欲しい、これぞ大人のための絵本です。原案は京都三条でロングランを誇る演劇GEAR。また京都に行く理由ができてしまった。
★3 - コメント(0) - 1月11日

フェレットカフェにあった本。いろいろな動物の持ちかたを軽快に紹介した本で爆笑必死。持たれた動物の表情とスタイルがいい。基本はお互い傷つかないために関節を押さえること。野球ボールのように包み込まれたインコとヒヨコの表情が最高。サソリとかイグアナとかタランチュラとか、普通に生きていてまず触れることはないと思いますが、人生万が一があるかもしれない。おすすめします。
★6 - コメント(0) - 1月8日

冬の山荘で人気ミステリー作家と雀蜂が命を賭けて勝負する!!と思わせてのラストの展開に開いた口が塞がりませんでした。ただ、いくら分身が本人を知り尽くしていたにせよ、家の構造や置いてあるものをここまで把握しているのか?若干の疑問が残って、個人的にはすっきりしませんでした。雪の季節に読むにはぴったりです。
★12 - コメント(0) - 1月7日

だいぶ前にラジオで紹介されてて、気になっていた一冊。コンセプトも選ばれた日本語もいいのに、ショートショートが短すぎるし、ちょっと軽いというか繊細さに欠けるかなーって思ってたら、男性の放送作家さんでちょっと役者不足が否めない出来上がり。言葉の選びが良いだけに、凄く勿体なく感じました。ショート得意な作家さんで作り直してほしいってのが本音。知ってから読むまで長すぎて、ちょっと期待値げ過ぎたかも。コンセプトは大好きです。広辞苑とか国語大好きな人は軽ーい読み物程度で手に取ると失望しません。
★3 - コメント(0) - 1月5日

学術的な本ではないなぁ、と思いながら、日本美術を元の形を再現し、本来の形で鑑賞しなおそうという試みは大切なんだなと強く思いました。屏風は座して和室の移ろう光の中で見る。銀閣寺は月を味わい尽くすものとしてみる。ただ、阿修羅像のサーファーの兄ちゃんはどうかなぁー。急に現代の価値観に戻ってる。しかし阿修羅像の真っ赤な姿は現状からは想像もつかないわけで。当時の姿を思いつつ、また時の流れで多くのヒビを抱える現在の阿修羅を愛おしむのもまた良きかな。美術鑑賞なんてだるいって思う人に読んでもらいたい一冊です。
★4 - コメント(0) - 2016年12月6日

読み終わったあとに、タイトルに納得。なるほど。万人には薦めにくい。食事よりドリルの描写には吐き気がするぐらい気持ち悪くて、読むの止めようかと思いました。けど、最後の折原の願いが、遠藤くんと田辺さんの結末が可哀想で切なくて。いい作品、とは言い辛いけど、胸に来る作品。うーん、でも個人的にはホラーではないかなぁ。
★4 - コメント(0) - 2016年12月2日

巻末の選評で驚きました。まさか新人賞の作品とは。安定した文体は全く新人さを感じません。本格的なホラーを読みたくて、ネットで見つけた本書。青い顔が怖すぎて、夢で見ないか読みながら心配で震えました。妻・三沙子の死で目覚めた娘・千秋の絵描きの才能。子どもらしくない異形の生き物や青い女の顔ばかりを描き続ける。はじめは特別な才能だと絶賛していた小説家の父・横田も、周囲の異常と死の濃さに恐れていく。妻が祟るはずなどない、死者の物語は続かない。止まらぬ娘の異常。なぜ、どうして、どうすれば。真相には悲しい女の子の物語が。
★4 - コメント(0) - 2016年11月29日

作家さんだから、一般人より遥かに本に思い入れが思いがあるのでしょう。「メアリー・スーを殺して」など生みの苦しみを感じる作品が多くて独特な短編集。原田マハの「砂に埋もれたル・コルビュジエ」が異彩な輝き。戦争で南方に飛ばされた一兵卒が自分が死んでも本だけは生き残って欲しい、と砂浜に本を埋める。思わず涙ぐみましたが、まさか実話とは。これを秘めずに伝えたご本人と作家さんに感謝します。都会で疲れきって帰った娘が、痴呆の父を介護しながら父の戦争を知る、というのが実に現代らしく、胸が苦しめられました。
★12 - コメント(0) - 2016年11月25日

文学少女シリーズ完結巻。納まる所に納まりました。いい作品だったけど、作者の他の作品へのあんまり興味わかないかなぁ。文学少女シリー読んだ人の動向が気になります。
★6 - コメント(0) - 2016年11月23日

デニム着物、初めて聞いた時にやっちもないなーって正直思ってたんです。でも、綿の質を上げていったり、生地を薄くするなど改良を重ねた結果、普段着として使いやすい服として定着しつつあるのは凄いと思いました。あとオフホワイトとかヒッコリー生地など、デニムとは思えないものも多いんですね。勉強になりました。一番搾り近いお店は大阪かぁ。いつか手に入れたいです。
★4 - コメント(0) - 2016年11月9日

途中までの展開に騙されました。偽ものは物だけじゃなかった、ということですね。今までにない好敵手の登場にわくわくしました。今回捕まらずに、モリアーティ教授みたいに蜥蜴の尻尾切りみたいに雑魚だけ捕まって、複数回に亘って暗躍しても良かった気がします。個性が光る回なので、事件性はあまり楽しめないかも。
★7 - コメント(0) - 2016年11月5日

京都系。主人公が謎にぶち当たる度に、京大内に神出鬼没で不法営業するバー「三号館」に訪れることができる。和装の美人バーテンダーが出すカクテルを飲めば、明晰になった頭脳で解決へ。面白いけど、深みがなかったかな。バーテンダーの口調が男っぽい必要あったの?背景も全然切り込まないし。当たり障りない感じ。登場人物が普通の人だらけで、魅力が薄かった。吉田寮とバーの神出鬼没性は京大ぽい。神出鬼没な劇団サークルあったしね。森見さん好きには薦めない。京都系好きならどうぞ。京都に進学する受験生は読むべき。
★4 - コメント(0) - 2016年11月3日

@青空文庫。すごくグロテスク、気持ち悪いものを食べる描写には読むのをやめたくなるほど相当引きました(虫とか)。が、怖れず読み進めるだけのすごい狂気を感じます。人と同じものが美味しくない、変なものを食べないと満足できない。最後に自分が食べてしまったものを知った時、彼の心境は。まさしく悲劇。最近だと東京喰種ぽい設定。
★3 - コメント(0) - 2016年11月1日

ショートショート千夜一夜というタイトルに惹かれ。千夜一夜なのになぜかお祭り、特に出店を巡る短編。「粉もん体質」「鼻ガンマン」が笑えました。「バベルの刀」の斬ると風邪が治る葛根刀、あと九つのお茶が味わえる「九須」はめっちゃ欲しい。読むと祭りや蚤の市に行きたくなりますが、危ない世界に巻き込まれそうで恐いかもと思える一冊。奇妙な物語のような摩訶不思議さがあって面白いし、短いのでさらさら読めて、通勤のお供に良かったです。
★9 - コメント(0) - 2016年11月1日

シリーズ完結まであと一作、の上巻。相変わらず面白いんですけど、前作の月花を抱く水妖からの伏線が多過ぎて、ちょっとうんざりしました。ミウの件は序盤から仕込んで仕込んで、どーんと真実をぶちまけていたのに。ちょっと急拵えな印象が否めません。まぁわくわくして下巻読んだんですけどね。
★5 - コメント(0) - 2016年10月30日

時系列が前作より前になってた混乱しました。避暑地で過ごす夏休みです。ようやく麻貴の話になり、楽しめました。そして今回は泉鏡花!!あの美しくも恐ろしい世界観を文学少女で楽しめるとなっては期待が高まるものです。紗代ちゃんが可愛すぎます。あと、二人はもう付き合えばいいのに!とやきもき。あぁ文学少女が抱える謎が気になって仕方ないですね。序盤の姫倉の爺さんが池に向かって苛立っている理由をずっと考えているのですが、いま一つピンと来ません。大変楽しそうな立身出世だった筈ですのに。孫娘に辛く当たるのも何故なんでしょう?
★7 - コメント(0) - 2016年10月24日

「自転車日記」のみ読了@青空文庫。夏目先生、英国の地で自転車と奮闘す。イギリス留学はなんとなく灰色の思い出、神経過敏な先生の暗黒のエッセイかと思ってましたが、単に自転車をなんとか乗りこなそうとしています。「乗るというほど乗ってない。しがみつくという表現が近いが、乗っていないのではないから乗っているのだろう」と開き直り気味。当然、曲がるのも、できぬものはできん、当然の論理だと身勝手極まってます。夏目節が楽しみたい方は一読あれ。
★2 - コメント(0) - 2016年10月21日

青空文庫で「余と万年筆」を読了。夏目先生の素人万年筆論。ペリカンを酷使するけど、ペリカンも先生に冷たくし原稿は汚れる。使いこなせなかった万年筆に若干の未練が残る先生が次に手にするはオノト。全ての「万年筆狂い」に贈りたいエッセイです。明治期の日本では万年筆をそう集めるほど財力がまだないと文中で言われますが 、現代で万年筆を次から次へと買い集め、インク沼にもはまる人が多い様子を夏目先生はどう断じるのでしょう。あ、因みに先生はブルーブラックはお嫌いで、セピアがお好きなそうです。私はブルーブラック好きです。
★5 - コメント(0) - 2016年10月21日


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