「潔癖であれ、王道であれ」
宮本輝『青が散る』

「広い知識と深い心には、痛みと苦しみが不可欠である。私は本当に偉大な人間は、大きな悲しみを抱えているものだと思う。」
ドストエフスキー『罪と罰』

「この世は素晴らしい。戦う価値がある。」
ヘミングウェイ『誰がために鐘は鳴る』

「僕らは卵から生まれた少年という名の鳥なんだよ。卵は世界だ。生まれようと欲するものは一つの世界を破壊しなければならない。鳥は、神に向かって飛ぶ。」
ヘルマンヘッセ『デミアン』

「死は生の対極にあるのではなく、我々の生のうちに潜んでいるのだ。」
村上春樹『ノルウェイの森』

「記憶してください。私はこんなふうにして生きて来たのです。」
夏目漱石『こゝろ』

「エズミ、本当の眠気を覚える人間はだね、いいか、元のような、あらゆる機＿＿＿あらゆるキーノーウがだ、無傷のままの人間に戻る可能性を必ず持っているからね。」
J・D・サリンジャー『エズミに捧ぐ――愛と汚辱のうちに 』

「一ト仕事を終えて一服している人がよくそう思うように、生きようと私は思った。」
三島由紀夫『金閣寺』

「このしるしと星々に満ちた夜を前にして、私ははじめて、世界の優しい無関心に、心をひらいた。」
カミュ『異邦人』

「神に問う。信頼は罪なりや。」
太宰治『人間失格』

「自由とは　二足す二が四だと言える自由のことだ。」
ジョージオーウェル『一九八四年』