梅昆布茶

梅昆布茶さんの2月の読書メーター
記録初日
2005年05月01日
経過日数
4347日
読んだ本
788冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
223808ページ(1日平均21ページ)
感想/レビュー
66件(投稿率8.4%)
本棚
0棚
自己紹介
読書は好きだけど感想書くのはめちゃくちゃ苦手

読書グラフ

最近の感想・レビュー(66件)

ハンティングを読んだときは焦点がわからず中途半端に感じたが続けて読んで、残虐な事件を通して世の男たちの女性蔑視を書いているのだと感じた。地獄のような場所で生き抜くためには本当の自分がわからなくなるくらい硬い殻で心を覆わねばならない残酷さも。ハンティングではウィルの、これはアンジーの内面描写が多く、ハンティングでは気に入らなかったアンジーが実際はどういう人間なのかを知れたのは良かった。小説としての出来もこちらが上だと思う。ただ終盤のページに場面が飛んだように見えるところがあったのが引っかかった。
★1 - コメント(0) - 3月16日

前二作と比べると恐怖度低めだが、こうやってネット上に感想を載せる読者を居心地悪くさせるという稀な小説。虚構に現実の流行や既存のサービスをガジェットとして浮くことなく取り入れるのが上手い作家だとつくづく思う。資料文献、謝辞まで利用する芸の細かさに思わずニヤニヤしてしまう。三津田信三の小説を読んだ若い読者が、これは事実かとネットで質問するのと同じことが起きていそう。手放しで褒めるほどではないけどこの路線変更は楽しめた。もう何十何百と言われてることだろうけど、やはり言いたい。「澤村伊智が、来る」
★20 - コメント(0) - 3月12日

『カルバニア物語』以外のTONO氏の作品を読んだのはこれが初めてになる。古典的悲劇にファンタジー、パンデミック、サスペンス、そしてホラーをミックスさせたストーリー。基本コメディのカルバニアと全く違って見えるが、リアリスティックで、寄り添うかと思えば突き放すところが共通する。カルバニアは架空の世界の制限君主制の国を舞台にした王侯貴族の悲喜劇だが、ジェンダー差別や偏見など社会問題が描かれている。主人公も清廉潔白な人物ではない。人物や社会を多面的に表現するところが魅力であり、だからこそこの話は恐ろしい。
- コメント(0) - 3月6日

残酷さを求めて読んだくせに小出しされる暴行の痕跡の凄まじさに体中がゾワゾワした。癖がなく読みやすい文章だが、被害者パートと捜査パートが同時進行しているのにそう見えない書き方と、ほぼ捜査官らの内面描写や私生活で占められるため緊迫感がない。また犯人は序盤でわかるとはいえ、事件の謎解きについては後日談的に全て被害者の口から説明されるのもがっかりした。話としては期待外れだったが、日常生活的なエピソードでは国は違えど同じなんだなとおかしく思った。ウィル・トレント捜査官というキャラクターも魅力的。
★1 - コメント(0) - 3月5日

蟲師を彷彿とさせるホラーテイストの異端同士の交流…が後半の意外なSF解釈に、同時発売で直前に読んだ「私たちは生きているのか?」を思い浮かべて少し嬉しく思った。特別怖くもなく、なぜ怖い話を求めるかは早い段階から薄々気付くし会話やリアクションがラノベ臭い。けど、まとめ方は嫌いじゃない。新聞配達あるあるもリアルで楽しめた。親友のネーミングが恐れ入谷の〜かなるほど、とおもったけど、イリヤとカタカナにされるとその続きは鬼子母神かクリヤキンか気になる。あと、最初に挿入される実話怪談に既視感があったがどこでだったか?
★4 - コメント(0) - 3月1日

ツイッターで「わたしを離さないで」&「侍女の物語」のようなとあって興味を持ったが、むしろ「オリクスとクレイク」に近いと感じた。始めに持ってきた「形見」だけ別作品に収録されているが元々この世界の話とは別物だったのだろうか?最後の話が形見と環状に繋がり収束していく様は美しく残酷でカタルシスを感じる。これは終末譚かもしれないし創世記かもしれない。最近AI絡みの作品を読むことが多く、そうなるとやはり生命がテーマに関わってくるが、この本の前後に森博嗣のWシリーズを読んでいて良かったなと思う。
★4 - コメント(0) - 2月23日

武家屋敷というタイトルからもっとおどろおどろしい戦後くらいまでの因縁話を想像していたが、ほぼ現代の男女の金と痴情のもつれ話であった。生みの親を探す捨て子が実は旧家の…という掴みも、暗闇坂の人喰いの木と狂骨の夢を足したような話も題材的にはよかったが、文章表現に問題がある。伝聞や告白が小説風だったり会話が説明口調だったり、聞いた言葉を一言一句覚えていたりというのは不自然すぎて、全員が台本片手に話す姿を想像して途中から白けてしまった。トリックの「やりすぎ」を目指すのはいいが、くどすぎるのは疲れる。
★1 - コメント(0) - 2月20日

資産家の娘、奉公人らの時代がかった一人称には食傷気味だが、落語のように最後の一文でオチがつくのは面白い。特に「山荘秘聞」は、ミザリーのオマージュのごとく緊張感漂うサイコサスペンスが一転、拍子抜けすると同時に爽快感すらあり見事。きれいな落ち方という点では最初の話が一番だが、そこまでしてそれか、これはギャグかと戸惑ってしまった。最後に恩田陸のような少女趣味の話で締めくくられたが、彼女たちの生存戦略には寒気がする。
★4 - コメント(0) - 2月18日

梅昆布茶さんの感想・レビュー

読んでる本(1冊)


著者グラフ

最近読んだ著者:あらゐけいいち 米澤穂信 カリンスローター カリン・スローター 澤村伊智 TONO オキシタケヒコ 森博嗣 川上弘美 小島正樹
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