mimi

mimiさんの1月の読書メーター
記録初日
2011年01月30日
経過日数
2214日
読んだ本
155冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
51770ページ(1日平均23ページ)
感想/レビュー
119件(投稿率76.8%)
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1棚
性別

読書グラフ

最近の感想・レビュー(119件)

海外のビーチリゾートに持ち込んだ一冊。青い空、青い海に囲まれながらも昭和初期の東京にタイムスリップして、ああ、あの頃は良かったなあと平成を生きる私に思わせる。私は、古い祖母の木造住宅にも親しんでいる訳だけれども、ちょっと田舎でもそれほど歴史的な地区に住んでいるわけでもないのに、どうしてこんなに懐かしく思うのか。それは日本人としてののDNAなのだろうか。この頃からもう、どんどん個人主義になってゆく日本人。それは今でも進行し続けており、昭和初期の老人と意見を同じくしている私っていうのはどういうことなのだろう。
- コメント(0) - 2月14日

こちらも桜木さんの作品で読みたいと思っていた一冊。司馬さんの初期の作品で愛しいを「かなしい」と読ませていたなあ。愛ということを考えさせられた作品。同情や憐れみ、それは愛とは呼べなくて私も混同しそうな所もあってなるほどなあと。でもラストはびっくりさせられた。純粋であることは、自分の中では正義でも透明度が高すぎれば犯罪にもなり得るし、小木田と春奈にも愛の悲しさが見える。皆それぞれ自分の人生に誠実に向かいあっているのに社会の理不尽さにやりきれなくなってしまう。
★1 - コメント(1) - 2月13日

桜木さんはホテルローヤルで直木賞を受賞した時は食指が動かなかったのだけど、「霧」はあらすじを読んでからものすごく読みたかった一冊。私の大好きな女の生き様物語。三姉妹それぞれの生き様は物語によくあるパターンという印象は拭えないのだけど読ませるのは根室という土地と昭和という時代を描ききった桜木さんの筆力だと思う。本当に面白かった。珠生が突然極道の姐さんに目覚めたり、色々ついていけない心理描写があるのだけど、それでも三姉妹の中では自分は珠生が一番幸せかなあと思ったりする。一番かわいそうなのは智鶴かなあ。
★1 - コメント(1) - 2月7日

タイトルから勝手に大好きな彫刻、『ベルニーニの聖テレジアの法悦』を想像していたのだけど、そんな官能的な作品ではなかったのだった。やっぱり多和田さんの文章は心地よく、尼僧とはいえ俗っぽい女の集団である修道院の生活を言葉遊びを交えながら軽やかに語られる。ストーリー性や精神性を求めるのではなくて、文章や言葉を楽しむのも読書を楽しむ一つだなあと思う。言葉の流れに心地よく身を任せられるのは私にとっては谷崎の後期の作品に次ぐかも。
★1 - コメント(0) - 2月4日

んー。スピーディーで先が気になる展開。一気読みしたけど『掏摸』の方が面白かったなあ。『掏摸』の主人公がとても魅力的だったし、この作品には一瞬しか出ていないのにやっぱり魅力的。木崎に対して誤差を生んだだけでもよくやった!彼が今どう生きているか想像できる。ユリカは魅力的なんだろうけどその魅力は若さに裏打ちされた美しさでイマイチ女としての強さ、美しさを感じられないでいるんだな。月と娼婦が意識的に使われていて女の物語だと印象づける。兄妹編ならもう少し木崎を暴いて欲しかったなあというのが正直なところ。
★11 - コメント(0) - 1月31日

面白かった!「私の消滅」では精神世界の話を描くのに中村さんの文章は軽めだと感じてしまっていたのだけど、こういうスピード感あふれる展開の小説にはものすごく合うんじゃないかなあ。ものを盗ってしまうのは才能だったり美学だったり病気だったり。それにしても天才の前では本当にあんなに近くまでパーソナルスペースに入られて気付かれずにいられるものなのだろうか。やるせなさに優しさが混じりそれがまたやるせない。このやるせなさが中村さんの持ち味なのだとしたら他の作品も読みたいなあと思う。この作品は主人公がとても魅力的。
★13 - コメント(0) - 1月29日

以前から気になっていた作家さん。雲のようにふわふわとして心地よく進められる文章。言葉の選び方が慎重で緻密なんだろうなあと思うけど窮屈さはない。詩人で多言語を操れる作家さんだからかなあ。主人公が出会う犯人たちも殺人を犯した者さえいるのに恐怖は感じずふわふわしている。知らず主人公の精神世界に入り込んでいたようで、そして最後はゾッとしてしまう。ふわふわと誘われふらっと入ってしまって最後に暗示される自分の姿。美しい物語を読むのも至福だけど心地よい文章を読むのも至福。
★1 - コメント(0) - 1月26日

読書芸人おすすめ本の中から気になった一冊。私は感じる読書が好きだけど考える本。そして考える読書も悪くないと思った。壮大なラブストーリーを期待していたので、そこは期待外れ。本当に彼女は「私の恋人」なの?彼女に物語に存在する必然性を感じられない。だから時空を、時代を旅する紀行文のように読んだ。その旅、旅の意義にはなるほどと思う。歴史と土地、そこに生きる人間。なんだか私も世界一周したような気分に。
★7 - コメント(1) - 1月16日

mimiさんの感想・レビュー

著者グラフ

最近読んだ著者:谷崎潤一郎 永井荷風 桜木紫乃 多和田葉子 中村文則 上田岳弘 J.K.ローリング,ジョン・ティファニー,ジャック・ソーン 服部まゆみ 有島武郎 五條瑛
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