hiyo07

hiyo07さんの1月の読書メーター
記録初日
2010年11月03日
経過日数
2310日
読んだ本
140冊(1日平均0.06冊)
読んだページ
43760ページ(1日平均18ページ)
感想/レビュー
119件(投稿率85%)
本棚
8棚
性別
年齢
44歳
血液型
A型
職業
事務系
現住所
神奈川県
URL / ブログ
外部サイト
自己紹介
海外の翻訳小説『しか』今のところ読んでいません。日本の古典もそろそろ読み始めたいけど・・・?読みたい本が多すぎて追いつかない~

読書グラフ

最近の感想・レビュー(119件)

本作の短編には、死神、妖精、悪魔、幽霊などなどが登場する。もちろん普通の人々だけが出てくる物語もあるのだが、大方の終わりはピリっとした恐ろしさがある。世界各地を転々とした作者だからか、とらわれない舞台設定が面白い。ヨーロッパの各地の特徴を上手く生かした不可思議な物語もたくさんある。もちろんアイルランドも登場し(笑)、まるでアイルランドの作家が書いたのかと思うほどの、重厚な霧をまとったような短編が紡がれる。多才な作家なのに、日本では余りまとまって読めないのが至極残念な作家なんである。
★5 - コメント(0) - 2013年3月28日

こういう作品をただ「面白い」と言って読めれば良いのに。この活き活きした切れ味の良い作品を書いた人が、のちにその舞台となった国にメッタ打ちにされてしまうなんて・・・口惜しいという以外に何を言えと?本作の中に詰め込まれた陽気さと労働者階級の人々に対する愛情、ただ楽しく読むことが、作者への最高の賛辞になると私は信じたい。今ロシアは変わった、今の世界を作者が見て、新たな小咄を思いついてくれたらと思う。そして人々は変わらない愛すべき姿があるはずだ。出来れば私は、ゾーシチェンコの世界で生きる労働者でありたいと思う。
★3 - コメント(0) - 2013年2月14日

憎らしい程の才能とそれだけにとどまらない完成度の高さ。3つの物語が交錯する。シャツィの『ウェスタン』は、罪や運命を軸にしてまさに砂塵が舞い上がるような男臭さ。ラストの格好良さには胸が痺れた。グールドが語るボクサーの物語は物悲しく刹那的。作中作品とは言い切れない質の高さだ。そしてメインのシャツィとグールドの物語。これもまた・・・切なくておかしくて、ずっと続いて欲しかったのにあっけなく放り出されるようなラストが憎らしい。面白く読めて最後まで考えさせられる、小説にあるべき完璧な形がここにあった、ありがとう!
- コメント(0) - 2013年2月12日

これは居心地が悪い!不可思議で奇怪な物語は好きなのでこれまでだいぶ読んで来たが、本作に収められた作品たちはそのどれとも違う、というか、個々に見ればそれなりに受け止められるのかも知れないが、こう集団でまとめられると・・・休む暇も無いという感じ(笑)。ラストの『喜びと哀愁の野球トリビア・クイズ』などは急に毛色が変わった気がしたが、不条理という線でつながっていると思えば短不思議はないのかな?短くてあっという間に読み終わってしまうが、これ以上盛り沢山だったら少々鬱にでもなってしまいそうな作品集だった(笑)。
★3 - コメント(0) - 2013年2月6日

なんで時代が違うんだ?どうやって手紙は届いているんだ?という疑問は誰もが感じるだろう。そして、ほとんど全ての読者が、途中からそんなことはどうでも良くなっていくだろう。とは言え、あのラストは?個人的には『人生のその先』なのではないかと思ってしまう。普通なら3つに分けても良いような物語を、ワロージャとサーシャの時空的に隔てられた不思議な恋愛を軸にして巧みにまとめている。普段は難解な作品が多いと言われる著者の、その難解さが大衆的に生かされた作品なのではないだろうか?
★3 - コメント(0) - 2013年2月4日

シアラーおじさんにはいつも癒される。癒されると同時に、時々心のどこかにちょっとした痛みが残る。大人たちの冷酷で血の流れる絶えない諍いと、子供たちが抱える不出来な親の切ない問題。どちらにとっても重要なことなのだろうが、子供たちは純粋な包容力で全てを乗り越えようとする。ラストはキリっと痛みがあって、自然の雄大さがもうほとんど詩的な感じで迫ってくる。文才の研ぎ澄まされた方なのだと改めて実感させてくれる。限りない優しさと現実の厳しさを融合させた作風。稀有な作家シアラーおじさんの真骨頂を感じられる作品ではないかな?
★1 - コメント(0) - 2012年12月30日

主人公に派手さは無いが、誰もが望む人生。それを捨ててしまう。最初は『勿体無い!』と思ったのだが、読み終わる頃には、元の生活に戻るのは勿体無いと思った。堅実に賢く生きてきた男は、アマデウという、本質的には同じで、 しかし熾烈に生きた男の人生を辿ることで、自分らしく『生きる』ことを学んだのだから。綿密に積み上げられた言葉の奔流は、本作に稀有な重厚感を与えている。哲学書と紹介にあったが、誰でもとは言わないまでも大衆に読ませる哲学書ではある。じっくり読んで、著者が生み出した重厚な言葉の波に溺れて欲しい・・・かな?
★4 - コメント(0) - 2012年12月22日

数ある著作が発禁処分になったりした著者ではあるが、時代の流れに勢いを得たのか、やりきったね!と言う感じ(笑)。主人公は純粋な愛情を持つ伯母を失いつつある日々の中で、恐らくは本人も気づかない内にまた別の愛を探している。得ることの無かった家族的な愛情か、単なるさびしんぼうなのか?全く・・・ダメな男だよ。妊娠した相手を無下に捨てることも出来ず、アイルランドらしい思考回路で一人悩む。この辺の展開は著者が示したアイロニーというか・・・いや、やはり単なる皮肉なんだろうな(笑)。
★1 - コメント(0) - 2012年11月15日

hiyo07さんの感想・レビュー
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