1991年発行、村上春樹さんのギリシャ、トルコ旅行記。ギリシャはアトス山を巡る歩く旅。トルコは車による一周の旅。これはタフでワイルドでデンジャラスな旅だ。拳銃を向けられる旅なんてしたいとは思わない。でも、それはしたらしたで、貴重な体験になるのだろう。本当にタフな旅だ。大体において、ネガティブな感想が多いのだが、それを悪意なく、飾らずに描いてくれるのが、とても面白い。そして衝撃のエンディングへ。どうしてあのエンディングになったのか、深い意味でもあるのか、無いのか、謎は深まるばかりである。
★35 - コメント(0) - 1月18日

「レキシントンの幽霊」から始まる、1990年代の2つの期間に書かれた、村上春樹さん6つの短編集。小説の一部のシーンを切り取ったような、もしくは、このまま小説の始まりにもなりそうな、思いつくまま書いて、そのまま終わってしまった感じの短編集で、特にこれといったオチはない(が深い意味がありそうな気もする)、不思議な物語の数々。気を負わずに、読み物したい、という時に良いかもしれない。
★31 - コメント(0) - 1月8日

2000年発行の村上春樹さんの旅行記。無人島、メキシコ、うどん紀行、ノモンハン、アメリカ横断、神戸競歩、など辺境から近境まで様々な物語を収録。ノモンハンの夢の記述は「ねじまき鳥クロニクル」で、神戸の街並みの変化の記述は「国境の南、太陽の西(だったかな?)」であった気がするけど気のせいかな。個人的には「無人島」の話が好き。笑える。村上さんの旅行記の中では「笑える」要素が多かった気がする。自虐というか。でも狙っているように感じないのはさすがだなぁ。香川県のうどんは僕もうまいと思っているので、ぜひ行きたいなぁ
★36 - コメント(0) - 2016年12月29日

1960年代前後に書かれたビジネスエッセイ。フォード、GE、ゼロックス、AT&Tやウォール街ブローカー、アクティビストなど、当時のビジネス界の事件を巡る10の物語が書かれている。50年も前の本だが、物語が色褪せず鮮やかに伝わり、想像以上に読みやすく、面白かった。これは著者の力量も当然だが、人間の本質とは変わらないからなのかもしれないな。人と企業はどこで間違えるのか?現代においても参考になることが多々あると思うので、おすすめです。また読み物としてもとても面白いです。現代のIT版もあれば是非読みたいものです。
★25 - コメント(0) - 2016年12月28日

いよいよ学校内裁判の準備が整う。第III部は裁判が開廷されるだろうが、今までの謎が解き明かされて行くのだろうか。とても気になる。放火事件の真相が判明し、神原の内面も徐々に暴かれていく。神原は自殺にものすごく関連してる気がする。電話の件とか。懺悔なのかなんなのかわからないが、神原には誰も知らない真実が隠されていると思う。三宅の脅迫状は嘘だと思うのだが、実はここにも読者を裏切る真実が隠されていると思う。とにかく裁判が気になる!早く読みたいが第III部は日本に忘れて来たので、来年になりそう。。しくった。。
★39 - コメント(0) - 2016年12月22日

中盤戦前半。生徒たちによる「学校内裁判」開廷が決まる。犯人を捜すためではなく、真実を探すために。メディアによる情報操作、組織による保身と隠蔽。そう行った黒いものに立ち向かう中学生。のような気もする。さてここから新キャラ神原が登場。この少年が一体何を企んでいるのか、正体はなんなのかとても気になる。自殺に関連しているのか。また藤野の父は放火事件になぜ頑なに踏み込むなと忠告するのか。この辺が後半で明らかになるのだろうか。とにかく大人たちをギャフンと言わせる中学生を期待!
★41 - コメント(0) - 2016年12月19日

同級生の自殺(?)から、さらに負の連鎖が続いていく。これは誰か一人による策略なのか、それとも人間の本性が生み出す、悪意の連鎖なのか、まだわからないが、段階を経て登場人物の本音が浮かび上がり、あらゆる視点から物語が展開(転回)し進んでいくのはさすが面白い。あと4冊か。ぜひKindleを望む。。
★55 - コメント(0) - 2016年12月9日

クリスマスに中学校で起きた同級生の死。警察は自殺と断定するが、他殺だったという告発状が出され、混乱の中、真相に向け物語が進んでいく。たくさんの人物が登場し、それぞれの背景が細かく設定されているため、まだまだ裏の姿がありそう。本当の姿がどうなるのか楽しみ。おもむろに手に取った本だけど6冊ある超長編で、気合い入れねば。と思う所存です。
★39 - コメント(0) - 2016年11月27日

ケヴィンケリーによるインターネット未来予想図。各章でケヴィンが「こんな世界になるだろうなぁ」と妄想(?)してるのが良い。そこでワクワクする未来を少し味わえます。しかし、分量が多い。。まとめて半分くらいにはスッキリできる気がする。インターネットが世間に広まって20年余り。これからはVR、AR、AIだなんて風潮になっていますが、今後どうなっていくのでしょうね〜。非常に楽しみ。SFちっくなネットの未来を味わい人はオススメです。
★26 - コメント(0) - 2016年11月17日

お金は信用を見える化したもの。これはまさにそうで、信用が高ければ、自ずとお金も増えてくる。「お金」よりも「信用」に目を向けると、新しい世界が見えるかもしれない。この本は「お金原論」と「お金」がトリガーではありますが、本質的にはいかに豊かな人生をおくるかがテーマな気がします。副題には30代と書いてありますが、読み始めるなら若ければ若いほどいいと思います。もっと小学校とかから、お金の勉強ができればいいのにね。と思います。お金でもやついてる人は是非一読ください。
★30 - コメント(0) - 2016年11月15日

なんとなく物語としてはシュッと完結したのだが、謎も謎のままだし、よくわからんところが多々(そこがいい)。一番衝撃だったのは、羊男の挿絵。これ。。笑。三部作の完結編みたいなので遡ってみようと思う。
★38 - コメント(0) - 2016年11月11日

零歳広告代理店が、裏社会のドンに、いちゃもんをつけられる。その原因は謎の一頭の羊。後半に従い、羊を中心とした、様々な要素が絡み合ってくる。下巻ではそれがギュッと締まるのだろうか。それとも。。期待。翻訳家の仕事って別の小説でも出て来たような?
★34 - コメント(0) - 2016年11月4日

この物語は、とても純粋な恋愛物語かもしれない。もしくは綺麗な文章で書かれた、所謂ダメ男の不倫の言い訳かもしれない。しかし正確なところは、読んでみないとわからない。たぶん。
★36 - コメント(0) - 2016年10月31日

村上春樹さんによる、女のいない男6人の短編集。「木野」は長編でぜひ読みたい。
★39 - コメント(0) - 2016年10月24日

(経済活性化のために)定額給付金を支給するより、好奇心を支給した方がいいというのは、全くもっていい考えだと思う。
★29 - コメント(0) - 2016年10月13日

精神的にも肉体的にも高パフォーマンス状態をどれだけ長い間続けられるかが、人生の質に直結する。高パフォーマンス維持のために、毎日必要な食の質を意識することは必須。美味さだけでなく。勉強になる。
★34 - コメント(0) - 2016年10月7日

難解ではあるが、読後に寂しさ切なさ、が残る。過ぎ去る人生と、別れる人々と、未来へのおそらくの希望。パン屋再襲撃の双子が出てきたが、またしても、正体を掴めず。
★34 - コメント(0) - 2016年8月30日

村上春樹さん30年前(1986年)の短編集。コミカルな「パン屋再襲撃(コミカルな強盗と言うと伊坂幸太郎さんをイメージしてしまう)」から、後の「ねじまき鳥クロニクル」に繋がる(繋がるというか冒頭)「ねじまき鳥と火曜日の女たち」など収録。明確なゴールやオチは特になく、物語文章自体をそのまま楽しむという感じ。だからこそ、深く考えてしまうところもある。完結しない作品はある意味のんびり読めていいですね。「ファミリー・アフェア」が好き。「双子と沈んだ太陽」は深い。双子とはなんだったのだろう。
★29 - コメント(0) - 2016年8月12日

司馬遼太郎が書く坂本龍馬、ウォルターアイザックソンが書くスティーブジョブズ、そして中村航さんが書く普通の人「小森谷くん」。この普通の人の半生を描いたのが当本である。普通の人だけに驚きは少ないかもしれないが、共感するところが多いかもしれない。山本さほさんの「岡崎に捧ぐ」に似た懐かしさがある。
★27 - コメント(0) - 2016年8月10日

作家の収支からの読了。勝手にすごいSF小説と思い込んで読んだら、ミステリーだった。内容は孤島のハイテク研究所で起こる密室殺人事件。ガリレオと十角館の殺人を合わせたような雰囲気。テクノロジーのところは違和感なく読んでいたけど、よく考えたら20年前の作品なので、当時はかなり先に進んでいた作品だったのだろうか。すごい。
★59 - コメント(0) - 2016年8月9日

四年(!)ぶりに再読。角田光代さんの旅行エッセイ集。やはり「秒速盆踊り」は2度目もツボに入る。旅行はその時代の自分と旅先の掛け算。二度と味わうことはできない。知らないところにたくさん行きたいな。
★29 - コメント(0) - 2016年8月2日

ものぐさプログラマですが?モーニングスター社代表の朝倉智也さんによる、ものぐさ投資の指南書。山崎元さんの「ほったらかし投資術」と同じようなコンセプトで、気持ち簡潔に書かれている感じです。投資の勉強を少し始めたいという人にとっては、スタートにいいのではないでしょうか。基本長期投資の話ですが、「長期投資」はここに出てくる株や債券などの「投資」だけでなくて、あらゆる面においても、大切なマインドな気がします。
★24 - コメント(0) - 2016年8月1日

「世界の終わり」と「ワンダーランド」の2つの世界の関係が徐々に明らかになる。この2つの世界を表現できる発想・創造力はほんと凄まじい。(わからない部分も多いのだが)味わったことのない世界観に浸れるのが村上春樹さんの小説の醍醐味だか、この小説は一歩抜けてる感がある。こんな世界誰が思いつく?!最終的には語ることはなし(できない?)。とりあえず読んでみて感じることが1番なので長編ですがオススメです。革命家の食卓では、革命の進捗状況を妻に報告すると思う。
★34 - コメント(0) - 2016年7月28日

壁に囲まれた、影を持たない人々と、一角獣が住む不思議な世界(の終わり)と、「組織」と「工場」が情報覇権を争い、その間で「世界の終わり」の研究を続ける天才のいる世界(こちらは現実?)、の話が交互に進む。お互いの共通点は「一角獣の頭骨」。この2つの物語が、どう繋がるのか予想もできない。後半楽しみである。
★33 - コメント(0) - 2016年7月24日

子育て世代は、読んでおいても、良いのではないでしょうか。
★29 - コメント(0) - 2016年7月18日

他国に行くと、やはり日常生活とのギャップがあるので、そういう点で、新しい気づきは多い。そこから新しいアイデアが浮かんだり、固定観念を破ることが、できることもあるだろう。とまあ、難しいこと考えず、新しい刺激というのは単純に楽しいので、海外に遊びに行くのは、刺激を得るための、数あるひとつの簡単なツールなので、使わない手はない。今の時代スマホひとつあれば、どこにでも行ける。
★30 - コメント(0) - 2016年7月13日

離婚成金妙子と底辺学生千吉の恋愛物語。妙子(女性)視点で書かれているのだか、駆け引きにおける、心理描写があまりに深く、三島由紀夫は本当に男なのか疑いたくなる。50年以上も前の作品だが、ほとんど古ぼけた感じはなく、違和感なく楽しめる。しかし妙子の自分の決断で進んでいく姿は、ほんと清々しいな。
★29 - コメント(0) - 2016年7月13日

作家の印税を始め、講演や紹介文執筆など、細かい収支(支出はあまりないけど)のことなども具体的に描かれていて面白い。しかしそれ以上に森博嗣さんの、小説家や仕事に対するスタンスに共感することが多く、「いくら稼いでるんや?(森博嗣さんがいくら稼いだかは本書を読んで確認してください。)」というゲスな動機だけだなく、生き方のスパイスとしても、とても刺激のある本です。
★51 - コメント(0) - 2016年7月7日

大人数じゃないとできないこともあるけど、個人・少人数でできることは確実に増えている。そのチャンスを逃さず、素早く行動すること。そして失敗すること。そして、すぐ起き上がること。
★24 - コメント(0) - 2016年7月4日

人間椅子をはじめとする、江戸川乱歩の短編傑作集。江戸川乱歩は初読。文章は難しい言葉や、古臭い表現があるのだが、とても読みやすい。こういう所が、傑作たる所以でしょうか。どの短編もオチがあり、不思議で不気味な乱歩ワールドが面白い。もっと読んでみたくなった。
★33 - コメント(0) - 2016年6月30日

まず、牛河が気になる。調べてみたら、やはり、1Q84にも出ていた。いいキャラですよね。全て繋がったような、いないような。全てが解明されたような、いないような。さすが村上春樹さんという感じで、こういう小説(村上さんの作品は大体にしてそうだけど)は頭で読むのではなく、心で感じるのだな。そのような本こそ、他の人の感想を読むのも楽しい。
★51 - コメント(1) - 2016年6月25日

ピアノ調教師の物語。淡々と調教師の日々が続く。大きな驚きや変化はないけど、その分のんびりと読める。どこか、サーバーエンジニアの繋がるところがある。普通の人の知らない細部で、凄まじい技術と努力が隠れているのだな。
★89 - コメント(0) - 2016年6月16日

一部とは違って大きな展開はない分、深く濃い内容の二部。そう、井戸のように。最後は電話の女の正体が出てきて、三部への期待が高まる。
★35 - コメント(0) - 2016年6月12日

村上春樹さんが1991年から約二年半プリンストンに住んでいた時の滞在記。ロンドンの床屋事件はウケた。写真で見てみたい。海外に行ったり、自分が今までいたことのない社会に入ることのメリットは、自分が単なる一人の無能力な人間ということを実感できること。こういうのは定期的に味わっておいたほうがいいと思う。「『やりたいことだけを自分のペースでやる』ということに尽きる」。「淡々と我が道を行くという部分が社会にはある程度必要」。「いちばんの問題は『自分にとって何ができるか、自分は何をしたいのか』というのを見つけること」
★36 - コメント(0) - 2016年6月7日

後半の収束の仕方が凄かった。。無言電話もそこに繋がるとは。でもあゆみは無言電話のために出てきたのかな。。あと自分が可愛い人達の足の引っ張り合いを見るのは少し気が重い。警務部、刑事部、マスコミとなんか子供の喧嘩をしているような気がするな。
★57 - コメント(0) - 2016年5月31日

14年前の少女誘拐事件「ロクヨン」の真相を巡る物語。ぎゅっと詰まっている。読み応えあり。娘の失踪はどこに繋がるんだろうか。組織内の上下関係や駆け引きなど、とても重い。社会は大変だなぁ。
★61 - コメント(0) - 2016年5月26日

突然親友4人から絶交され、16年後、その真相を探りに行く色彩を持たない、多崎つくる。いつもの村上さん風に、あらこちに様々な要素が飛ばず、テーマが比較的まっすぐな物語だった(なぜ絶交されたのか?)。「限定された目的は人生を簡潔にする 」。その通りです。最後は「結末をどう決めるかはあなたの自由だ」と言われているような、ないような。。
★68 - コメント(0) - 2016年5月23日

スパゲティで始まり拷問で終わる。徐々に不可思議な人物が登場し、物語が歪んでくる。散りばめれた要素が二部以降どう繋がっていくのが気になる。“無意味で不必要な努力くらい人間を消耗させるものはないのだ。”
★38 - コメント(0) - 2016年5月19日

面白い。が、少々重いテーマだった。チルドレンはもっと軽快だった気がしたけど、再読したくなった。相変わらずの陣内。面白い。陣内ファンはぜひ。実は読書メーターの運営会社(トリスタ)の名前はチルドレンの陣内から取ったのでした。
★105 - コメント(1) - 2016年5月16日

沢木耕太郎さんの旅行フォトエッセイ。写真に文章がつくと、奥行きが出てとても面白いですね。1時間くらいでサクッと読める量ですので、空いた時間にでもオススメです。自分が行ったことのある場所が載ってるかもしれません(僕は何個かありました)。
★31 - コメント(0) - 2016年5月14日


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