『ミュゲ書房』の作者です。よろしくお願いします。
百合とホラーが大好き
9割図書館利用の読書生活です。
文学賞やランキングはあまり参考にせず、タイトルや表紙に少しでも惹かれるものがあれば取り敢えず借りてみる。
つまらなくてもいいじゃない、図書館だもの。
小学生の時に読んでワクワクしたのが『西遊記』。そこから読書が始まりました。
中学生の時にSFマガジンと出会い、その頃連載されていた小松左京『継ぐのは誰か』にのめり込み、さらに既に刊行されていた『果しなき流れの果に』を読んで人生観が変わるほどの衝撃を受けまし
た。
高校、大学の頃にはSFも読みつつ、当時の時代の流れにのって、サルトル、カミュ、ドストエフスキー、安部公房、大江健三郎、柴田翔、高橋和巳(小松左京と京大での大親友であったことを後に知りさらにのめり込み)、登場したばかりの村上龍等を読んでました。
最近、その頃読んでいたものを読み返すことが多いのですが、「こんなこと書いてたんだ」ということばかり。再読しつつ、やはり時代を超えて残っていく作家の作品は凄いと再認識しています。
と言いつつ、今でもSFやミステリーも大好きですし、人文系や社会科学系の本も関心のある分野(文学評論、心理学、哲学、社会学、現代社会論等)では広く浅く若干乱読気味に読んでます。ただし遅読です。
今現在の若い方がどんな本に興味をもっているのかにも興味津々。いろいろ教えてほしいな、と思っています。
色々と書いていると感想というのはとても難しいと思いました。私の書く文章が本の世界をそこなわずに読みたい心に火をつけられたならば、それが一番の幸せです。読書とは寄り道が許されるものです。感想文は強制されるものではなく、滲み出すものです。だから、様々な本、様々
な感想があって良いと思います。様々な読み方があって良いと思います。私は、読書とは勉強ではないと思う。自分の速度と自分の興味で読むならば、それで良いと思うのです。ただ、これだけは譲れない事があります。作者との会話を大切に。そうすれば、自ずと自分の必要とする知恵と知識が飛び出してくるのです。『汝自身を知れ。』(デルフォイ、アポロン神殿)
…
…高橋源一郎さんが大学で教えていた頃、思想的にまったく正反対の生徒が入学してきたそうです。その生徒は常に教授と対立していて、確か源一郎先生が最後に残ってしまったらしいのです。
源一郎先生も困りました。どのように接すれば良いのだろう。そこで、先ずとことん話を聞くことにしました。
すると、その生徒はその人なりに論理的に考え、調べ、研究して答えを導き出していたことが分かったのです。
高橋源一郎さんの著書のどこかに書かれていると思いますので読んで考えてみましょう。
このように、人間の考え方は一様ではありません。「みんなちがって、みんないい」。世の中は単純ではありませんが、いろいろな人間がいて、行き来しているのが社会なのかもしれません。
共感を伴い各々が高め合う、そのために自分を知る、自身の立ち位置を知る、わかる。
自分自身を知って、バージョンアップし続けるためには、知ることに前向きになることでしょう。
「知りたい心、探究心に火をつけろ!」
…
わたしの読む本、読みたい本が、ひとつの「移動図書館車」のように、あなたへ古今の本を届けられれば幸いです。(さっちゃん)
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