フィクションは映像の世界で、ノンフィクションは本の世界でという自分の中の変なルールがあり小説なんてほとんど読んだことがありませんでした。
しかしある日、図書館で印象的な深い色の、赤と緑の本が目に入りました。
以前、色の勉強をしていた時に習った赤と緑の補色という色の関係だったのもあり、手に取ったのが、村上春樹のノルウェイの森でした。
村上春樹の名前は知っていたけど、小説の作家自体さぼど興味がなかったので、逆に変な先入観がなかったのが運のつきでした(笑)
小説って、フィクションつまり、嘘物語だと思っていて敬遠していましたが、読
んでみるとしなやかな文章で読みやすく、どんどん読めて2巻とも読破していました。
それから、村上春樹を数冊読み、よしもとばななを読み、村山由佳を読んでと、色んな方の小説を読みました。
小説って、現実や事実ではないかもしれませんが、人間の内面が非常に細かく丁寧に描写されていてフィクションだけど本の中には現実感が溢れています。
しかし、ノンフィクションには、人の歩みや歴史、実際に起こった事だけが持つ圧倒的な説得力があります。
人間の感情に関係なく現実は非情に訪れます。
どうしようもない過酷な現実もあります。
しかし絶望に堕ちたからこそ生まれる目覚める能力もあります。
そこからでこそ生まれる意表を突くアイデアがあります。
あきらめる事も大事だけど、あきらめない事も大切だと知りました。
これからも気になる本は、フィクションであろうが、ノンフィクションであろうが、そんなことは気にせず読みたい本を読み続けると思います。
人の一生って考えると果てしなく長いですが、こういう本をはじめとするエンターテイメントの世界があって本当に良かったと思っています。
そして人生で悩んだり立ち止まった時、不思議とその時出会うべき本と出会ってきました。
本を読んで色んな世界の色んな人それぞれの考え方があるんだなと、わかるだけでも大きな大きな収穫でした。
本は自分を構成するのに、なくてはならないパーツです。
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