2月の本#トレンドまとめin2021

本の感想・レビューが集まる日本最大級の書評サービス読書メーターで、2021年1月にアクセス数が急増した本を紹介!文学賞の受賞作、映画の原作小説、TikTokで紹介されたノンフィクションなど。一部作品には試し読みも。

*感想・レビューはネタバレを含む投稿を除き、ナイスが多い順に自動で表示されます。

注目のできごと

第164回芥川賞『推し、燃ゆ』 第164回直木賞『心淋し川』

#おしもゆ 芥川賞受賞作

fwhd8325

前作「かか」でも感じたけれど、この人の文章は魂のようだ。延々と続く語りは、読者のエネルギーを奪い、それを力にしてさらに拍車をかけているようだ。本当にすごい作家が現れたと思います。

ナイス ★434

しんごろ

アナログのおっさんの自分には、ちょっと距離を感じた作品だったかな。推しという言葉も無かったしね。文学とライトノベルの紙一重な作品。文章の表現と言葉がしっかりしてたから文学として成立してると思う。まあ、何はともあれ、あかりの私生活のだらしなさとかは置いといて、何かに熱中できることはいいことだよ。でもハマりすぎには注意、何事もほどほどに限るかな。

ナイス ★408

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#直木賞受賞作 うらさびしがわ

ミカママ

江戸の片隅、川の流れが淀み、夏場にはその澱みが腐臭さえ漂わせる土地。そんな土地の長屋に、その川の淀みのように住まう人々の物語。微妙に登場人物が連鎖していく構成も大好物だ。他の作家と比較されるのは作家さんとしては本意ではないと思うが、宇江佐真理さん亡き後、追いかけたい作家さんを見つけられた思いである。

ナイス ★511

starbro

直木賞候補作になってから、図書館に予約したので漸く読めました。(2/6)西條 奈加、初読です。心町(川)周辺に棲まう市井の人々の人生・機微を描いた時代連作短編集、渋く巧い秀作、直木賞も納得です。オススメは表題作『心淋し川』&『冬虫夏草』です。通常は芥川賞受賞作よりも直木賞受賞作が売れますが、今回は渋すぎて残念ながらあまり売れなさそうです(笑)機会を見つけて著者の他作品も読んでみたいと思います。https://www.bungei.shueisha.co.jp/shinkan/urasabishigawa/

ナイス ★365

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#文藝賞 宇佐美りん

starbro

先日の「改良」に続いて、第56回文藝賞受賞作のもう1作を読みました。熱量や勢いは感じるものの、20歳の現役女子学生ということもあってか、あまり世界観についていけず、115頁であっさり終了してしまいました。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000256.000012754.html

ナイス ★274

寂しがり屋の狼さん

目の前で壊れていく母親。母と娘の関係は女と女の関係に…女性だからこそ血の繋がり、身体の繋がりを深く感じ取るのだろうか…方言なのか読み取りづらい文章も感情を書きなぐった感じを受け引き込まれてしまう。『愛』という字の中心には『心』があり、心を受けとることから愛が生まれると誰かが言っていたが、これもひとつの『愛』のかたちなのだろう。二十歳でこの作品を書き上げた著者には何が見えているのか、今後の作品も気になります。

ナイス ★177

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#半藤一利 昭和史研究

日本のいちばん長い日 決定版 (文春文庫)
ヴェネツィア

1945年7月26日に出されたポツダム宣言を、即刻とは言わないまでも1週間以内に受諾していれば、ヒロシマとナガサキの原爆投下はなかったかと、そんな思いにとらわれる。しかし、それまでに4年間をも戦争に費やし、満身創痍となりながら、なおも本土決戦を叫んでいたのであるから、ことはそう簡単にはいかなかった。本書の中核を成す、最後の1日は、確かに長い長い1日であった。玉音放送にいたるまで、様々なところで、これほどのドラマが演じられていたのである。天皇の宣言受諾の決断(聖断)にさえ、異を唱えかねないのであったから。

ナイス ★600

mitei

先の大戦における日本が降伏する最後のやりとりが克明に書かれていた。この中でも昭和天皇のご聖断が非常に輝いており、感動した。それぞれがそれぞれの立場で考えている中で、昭和天皇のご聖断はもはや別の立ち位置というか、歴史を俯瞰しての発言に感じた。日本人皆が思っている国体護持は今でも護持され続けているし、一番早くに確信を持っていた昭和天皇のそこまでに至る考え方を逆に知りたくなった。阿南陸相の最期は暴発しそうになる陸軍を文字通り一死にて抑える陸軍大臣でしか出来ないことを立派にやられて感動した。

ナイス ★470

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#スマホ脳 スマホ依存

starbro

図書館の配本が遅延しているため、久々本を購入(但し、速攻メルカリで売却)して読みました。世界的ベストセラーになってるだけあって、タイムリーで興味深い内容です。本日もスマホに脳を侵されている人を数多見ました(笑)デジタル・ネイティブが今後どのように育っていくか興味があります。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000047877.html

ナイス ★333

ムーミン

人間は自然の一部であるということですね。自らの欲求に負けるのは自己責任と言えばそれまでですが、未来を生き、未来を作っていく子どもたちを育てるという営みを生業としている自分には、何ができるのか、改めて考えさせられました。

ナイス ★152

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#ファーストラブ 映画原作

三代目 びあだいまおう

ファーストラヴ、初恋。本作を読み終え、タイトルに抱いた印象はまるで違っていた。父親殺しで捕まった女子大生が放った台詞『動機はそちらで見つけて下さい』臨床心理士の由紀と国選弁護人の迦葉は、容疑者や関係者から当時の事情を聴いていく。人によって事実が異なる。嘘を言っている訳ではない。真実が見えない。心の傷、誰にも見えない、自分にさえも。環境という名のフィルターが、まるで雪が大地を覆うように傷を隠す。見えなくする。家族という名の迷宮、タイトルが示す意味はきっと『初めて受ける愛』 そう、家族がくれる愛のこと‼️🙇

ナイス ★329

fwhd8325

直木賞受賞作なので、期待して読みましたが、私にはあまり合わなかったな。なんだか、外周を回っているようで、なかなか核心が見えてこないもどかしさを感じました。読みながら、いろいろなことを想像します。それは、物語の中では描かれていないから、私の妄想なのでしょう。しかし、そうした妄想をめぐらすことが、この物語の醍醐味なのかもしれません。

ナイス ★152

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#あの頃。映画 原作エッセイ

うわじまお

10年ほど前のオタクたちの実話物語。漫画と文章で構成されている珍しいスタイル。主人公である著者とその友人たちが、ハロプロ、松浦亜弥などのアイドルヲタとなり、大阪阿倍野区を根城とし、あほな生活、あほなイベントなどを繰り広げながら、”中学10年生”の遅い青春を謳歌する。今度、松坂桃李主演で映画化されます。なめてたけど、笑えるし、泣けるし、めちゃくちゃ面白かった! 

ナイス ★34

0607xxx

映画化決定!という事で読んだが、とても良かった。モーニング娘。率いるハロプロ全盛期に遅すぎる青春を送った男たちの面白おかしい日々。映画も楽しみ。

ナイス ★9

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#消された一家 TikTok 本の紹介

三代目 びあだいまおう

鬼畜···いやもはや人ではない悪魔。大切な読友さんに教えて頂いた本書、犯人に殺意を覚えるとのことでした。とんでもない!殺意なんてとんでもない!殺意を抱くなら少なくとも相手に近づく勇気も必要。でもこれは次元を越えてる。逃げないと、逃げのびないと殺される!恐怖、凄まじい恐怖しかない!気付くと眉間と口元を歪めながら読んでた!同じ状況に襲われ一体私達の誰が逃げ出せる?無理、きっと無理!北九州監禁連続殺人事件。1つだけ言える事。話の上手い人の『上手い話』には近づくな!触れるな!触れると同時に抜けられなくなる‼️🙇

ナイス ★294

遥かなる想い

2002年に北九州小倉で発覚した監禁・殺人事件を克明に記録したノンフィクション。主犯の男に命じられるままに家族が殺しあったこの事件は正直読んでいて気分が悪くなるほどであった。著者は拷問と虐待でマインドコントロールされた女性加害者に対してやや同情的であるが、その状況下での心理状態はわからないにしても、その場でおこなわれた通電などの拷問は凄惨を極めており、読後感はよくない

ナイス ★269

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#清陰高校男子バレー部 小説

ゴンゾウ

ユニとチカ、面倒くさすぎる。ここまで引っ張るなよ。でも青春ですね。やっと清陰高校バレー部が始まる。ユニとチカの物語が始まる。名門ユニチカのように。【ナツイチ 2017】

ナイス ★98

ユーさん

色々な性格の登場人物、地方の公立高校が舞台、そして弱小部活に実力者が揃う。王道ですね。方言交えた彼らの遣り取りは、やはり面白い。次巻にも期待。

ナイス ★86

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#明石家さんま プロデュースアニメ

漁港の肉子ちゃん (幻冬舎文庫)
ヴェネツィア

タイトルはやはりあまり感心しない。「肉子」という言葉にはどうにも馴染めないのだ。さて、西加奈子の小説にはアタリ・ハズレがあるのだが、これはアタリ。語り手であるキクりんの肉子に対する批評意識が、肉子の造型を膨らませてゆくばかりか、小説そのものの推進力となっている。そして、その批評はキクりん自身にも及び、彼女の内省を促しもする。これによって小説はさらに深みを加えることになる。それになにより読んでいて文句なく面白い。ペーソスの味付けも充分にある。重松清の女性版という気がしなくもないのであるが。

ナイス ★951

抹茶モナカ

何より、サクサク読めるのが良い。漁港の焼肉屋に勤務する肉子ちゃんと、その娘キクりんを軸に、漁港の暮らしが描かれる。明るいデブの肉子ちゃんは勿論、キクりんの友達二宮やキクりん自身も変な癖を持っていて、そんなあれこれを認めてくれる物語なので、僕もちょっとした癖があったりするのだけど、「僕みたいのもアリなのかな。」と、自分を受け止められる感じがした。読んでいて、フィジカルにお腹の空く本だ。読みやすく、温かい本でいて、ちょっと切ない成り立ちの本。

ナイス ★718

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#教場 原作

教場の続編。相変わらず鋭い風間公親。彼の一言一言が私の背筋をまっすぐにしてくれるようで小気味よかったです。

ナイス ★188

ehirano1

当方は風間教官に逢いたくて教場を読んでいるようなものです。風間教官は今回もキレッキレでした。因みに、前作程のなんかこう居心地が悪いというかなんというか、まあそんな読後感(苦笑)はありませんでした。

ナイス ★182

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#殺し屋ファブル 映画原作

yoshida

「喧嘩稼業」が休載中のヤンマガで楽しみにしている作品。驚異的な強さで「ファブル」の異名をもつ殺し屋。意味合いは「寓話」。雇い主から一年間の休業を命じられ、相棒と一般人として潜伏する。一般人としての名前は佐藤兄弟。今まで殺しを稼業として来た佐藤だけに当然にトラブルは起きる。のんびりした空気を出しながらも、プロとしての驚異的な動きを見せるファブル。理論に裏打ちされた動き。普段の「佐藤」と、殺し屋「ファブル」としてのギャップが面白い。実に緻密な取材と調査による「ファブル」の技術を興味深く読む。妹役も実に良い。

ナイス ★100

眠る山猫屋

評判のコミック、ブクオフではなかなか見かけない。プロとして殴られてみる主人公が気持ち悪くも楽しい。なんだかクセになるのも解るなぁ。

ナイス ★39

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