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2024年3月の読書メーターまとめ

アルル
読んだ本
15
読んだページ
4042ページ
感想・レビュー
13
ナイス
213ナイス

2024年3月に読んだ本
15

2024年3月のお気に入り登録
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2024年3月のお気に入られ登録
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  • あまね

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

アルル
なんか色んな意味で「痛々しい」感じがして読んでいてちょっとつらかった。綿矢りさってやっぱりすげえと再認識させてくれる作品。学生の微妙な心理関係を描くのがうまい、だから「分かってるな」って気持ちにさせてくれるし共感させて苦笑いを誘う感じ。にな川に対する主人公の感情は、好きでも嫌いでもなく、「蹴りたい、もどかしい」ってのが僕はなんかしっくりきた。簡単にカテゴライズさせてやるかよ、この気持ち、っていう反抗心もちょっと見えた。「私たちはクラスメイトたちが楽しげに笑う度に、(…)一つずつ年老いていく」この表現好き。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

アルル

本日付で四年間のバイトを終えました。大変だったけど、いい経験になりました。ここのフォロワーにも感謝してます。ありがとうございました。

智湖
2024/03/15 07:23

四年間、本当にお疲れ様でした!😀

降るムーン
2024/03/15 19:42

4年間お疲れ様でした!👏拍手です!

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2024年3月の感想・レビュー一覧
13

アルル
『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』の上映に伴って、クローネンバーグの過去作も探っていくというスタイル。監督作品で知らないものだらけだったので発見が大量にあった。『ビデオドローム』が一番好き。『裸のランチ』、『シーバース』あたりを早く観たい。
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アルル
一冊でかなりの情報量。勉強になりました。また読みます。
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アルル
表題作含め3作とも塩辛い、しょっぱい感じ。この人、まあ必要っちゃ必要なんだけど、ずっとはいらない、みたいな。芥川賞ってまだ数冊しか読んでないけど、曖昧で、ぐずぐずしてるイメージある。
アルル
2024/03/28 16:27

でもまあ我々なんて、かなり曖昧に、あいつはいいやつとか、嫌なやつとか、べたべたするとか、冷たいとか、てきとーに評価して言いふらして、本当に愛してるのは自分だけで、でもそれを出さずに振る舞ってなんとかかんとかやってる。

アルル
2024/03/28 16:29

だから人間とその関係について書こうとするなら曖昧さが重要になってくるのかも知れんなあと思う。

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アルル
分かりやすく、取っつきやすさをモットーにしてる感じが助かる。この前読んだ『優しいワイン』の方が自分は好きだった。時折お酒も学びつつ楽しみたい。
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アルル
なんか色んな意味で「痛々しい」感じがして読んでいてちょっとつらかった。綿矢りさってやっぱりすげえと再認識させてくれる作品。学生の微妙な心理関係を描くのがうまい、だから「分かってるな」って気持ちにさせてくれるし共感させて苦笑いを誘う感じ。にな川に対する主人公の感情は、好きでも嫌いでもなく、「蹴りたい、もどかしい」ってのが僕はなんかしっくりきた。簡単にカテゴライズさせてやるかよ、この気持ち、っていう反抗心もちょっと見えた。「私たちはクラスメイトたちが楽しげに笑う度に、(…)一つずつ年老いていく」この表現好き。
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アルル
火野葦平の作品は初めて。『麦と兵隊』とか日本史で学ぶが、『糞尿譚』が第六回芥川賞受賞をしていなければ永遠に読むこともなかったかもしれぬ。妙に惹かれる題名ではある。糞尿汲み取りを生業にする彦太郎が、政治的権力に揉まれ、同業者に揉まれ、信頼していた人間達の行動に揉まれ、最後の最後で、怒りも糞尿もぶちまける。やったれこんちきしょうめが!的な精神、俺は好きです。堪え切れなくなった最後の最後に人間の強さが見えるのかも知れぬ。火野葦平は受賞時、日中戦争へ従軍していて、小林秀雄が現地で伝達したらしい。
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アルル
高校卒業してすぐくらいに読んで、最初の数ページで挫折した記憶がある。久々に、今度は最後まで読んでみて大枠は理解できた気がする。古代ギリシャにおける悲劇の誕生と死、そして19世紀ドイツにおける音楽(特にワーグナーであるけど)としての悲劇芸術の再生が語られる。アポロ的とディオニュソス的という(言葉として非常に惹かれるところがある)概念を軸に説明する。真の悲劇は両特徴の絡みあいなのであると。その他は、ソクラテス批判が目玉。
アルル
2024/03/13 18:21

三島、バタイユ、岡本太郎あたりと接続できるのだろうけどまあもうちょっと色々知ってから考えたい部分ではある。この著作はかなり読みづらい文章。当時挫折したのは無理もない。

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アルル
勝手に親切にしときながら、感謝されなかったら「感謝しらずの身勝手なやつ」とされる。バレエダンサーのレヴィは芸術家気質として描かれているのかもしれないが、どんな関心も受けたくないって気分は自分もかなりある。放っておいて欲しいときはある。でもそれは単に嫌なやつになりたいわけではなく、ちょっと疲れてるだけでもある。殻破ったり、また籠ったりを繰り返してる自分と重ねて読んだ。
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アルル
信頼してもらうためにはマナーを知っている方がいいのは分かる。かなり勉強になった。冠婚葬祭は全然無知なので、失礼が無いようにしたい。ビジネス以外でも、自分を信用して話聞いてもらうにはどうするのがよいのか、模索中。例えば、自分より年上の人に「こいつの話はちゃんと聞いてやろう」って思ってもらうためには、こっちから上の基準に合わせられるように努力しようと思う。
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アルル
「ワインが男子になっちゃった!?」←この帯文がおもろい。代表的なワイン(というよりブドウ品種)が擬人化して「オレってこんな感じだぜ✨」って説明してくれる。ありがとうワイン男子、かなり分かりやすかったぜ。巻末のワイン紹介も良い。
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アルル
物語全体を赤い靄で覆われているような雰囲気が漂う。映像を使わずにここまで赤い感じを出せるのは綾辻の技量によるものだろうと思う。赤を押し出す点では成功しているが、ミステリ的部分が自分にとっては少し消化不良というか、強引と思ってしまう部分は残った。映画『サスペリア』から影響を受けているという。怖そうだけど見てみようかな。
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アルル
『百鬼画談』がカラーで見れて満足。描かれている物の分析とか、暁斎の背景とかは全く初見だったが、そういうことは措いといて、図版だけ見てみるだけでもよい気がする。
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アルル
ここまでハイデガーと本気で格闘している研究書は、初めてだった。ハイデガー抜きにしてもここまで誠実かつ真剣な論考はあまり読んだ事が無い。『存在と時間』の分析から、挫折の究明、そして後期思想(挫折克服)へと進んでいく。存在の真理は人間自身の問題である、と、存在の真理は歴史的運命によって委ねられているという二つの命題をいかにして無矛盾的に考えられるか、これが問題の本質であろう。最終的には、頽落を含め歴史的必然性から完全に逃れられないが、それを自覚できるのか否かは人間次第でもある、という話になる。結局自覚なのか。
アルル
2024/03/03 02:23

頽落の分析、というか分類は明快だった。何が人間に克服できて、何は原理的に、構造上できないのか、これらを仕分けて考える思考が求められる。同じ言葉で違う意味を持たせる危うさを学んだ。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/05/26(1797日経過)
記録初日
2018/10/10(2025日経過)
読んだ本
769冊(1日平均0.38冊)
読んだページ
194000ページ(1日平均95ページ)
感想・レビュー
634件(投稿率82.4%)
本棚
10棚
自己紹介

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