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2024年10月の読書メーターまとめ

RIN
読んだ本
4
読んだページ
1675ページ
感想・レビュー
4
ナイス
180ナイス

2024年10月に読んだ本
4

2024年10月のお気に入り登録
1

  • よう

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

RIN
またまた凄いものを読んじゃったなぁ。600頁超というページ数もさることながら、いつもながらみっちりした小川哲さん。タイトルもその意味するところも、時代も舞台も全部絶妙に凄い。あらすじ紹介を読むと何やらファンタジックなものを想像してしまったが、「地図」と「拳」という言葉の概念が明かされるのつれ、心をがくがくに揺さぶられるよう。先の大戦が遠い過去の歴史になっている我々が今の価値観で当時の日中両国の国家や軍人、国民の価値観や行いを評価すべきではないと強く思うと同時に、教訓にすべきと心底願う。今年のベスト1!
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

RIN

2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:6冊 読んだページ数:2238ページ ナイス数:108ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/101718/summary/monthly/2024/9   ☆9月の推し本は皆川博子さん『クロコダイル路地Ⅰ』! “竪琴の全音階を奏でるような、秋であった”という書き出しからもう虜に。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
4

RIN
ソ連崩壊の端緒となったエストニアが舞台。まさにその時代に少年だったラウリの時代に翻弄されたヒューマンヒストリー。人口130万の小さな国が独立を期すことは社会体制のみならず教育や経済も大きな転換を余儀なくされることだったのだと今更ながら思い知らされる。誰が何のためにラウリを探しているのか終盤まで知らされることなく、その足跡を辿る旅は時に胸を締め付けられるような哀しみや寂寥をも感じさせるが、小さなエストニアがIT先進国へと歩みだす過程と相俟って国も国民にも拍手を送りたくなる物語だった。
が「ナイス!」と言っています。
RIN
またまた凄いものを読んじゃったなぁ。600頁超というページ数もさることながら、いつもながらみっちりした小川哲さん。タイトルもその意味するところも、時代も舞台も全部絶妙に凄い。あらすじ紹介を読むと何やらファンタジックなものを想像してしまったが、「地図」と「拳」という言葉の概念が明かされるのつれ、心をがくがくに揺さぶられるよう。先の大戦が遠い過去の歴史になっている我々が今の価値観で当時の日中両国の国家や軍人、国民の価値観や行いを評価すべきではないと強く思うと同時に、教訓にすべきと心底願う。今年のベスト1!
が「ナイス!」と言っています。
RIN
ジウシリーズ。もうセブンシリーズと言ってもいいんじゃ?と思っていたこのところ。相変わらずエグイもののややこじんまりとしてきたと思っていたら、いきなりガツンと話が大きくなって、久々に初期のジウを思い出す。人によってはテーマに嫌悪感を感じるかもしれないが、ジウはまあこうでなくては。現実世界の時代も進み、国際情勢も変化し、シリーズの闘う対象も変わってきたけれど、誉田さんの思想?みたいなものはずっとぶれないな。セブンも東警部補も何やら変化の時を迎えそうで次柞が待ち遠しい。
が「ナイス!」と言っています。
RIN
「運命が運び、連れ戻すところに、われわれは従おう」このフレーズがフランス編、イギリス編を通して登場人物たちの道しるべのようになっている。希望のようでもあり諦念のようでもあり、あるいは呪いのようでもあり。歴史のうねりの中で激動の人生を歩まざるを得なかった人々にしか心に灯せぬ言葉かも。戦時体験はもとより、国の体制が大転換することの恐ろしさと醜さを思う。現代のフランスの在りようを思えば、歴史とはあるひと時で完結するものではなく、その後の国の在り方に続く道なのだと感じる。ずしりとした読み応えのある物語。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/04/02(4985日経過)
記録初日
1999/11/30(9126日経過)
読んだ本
1848冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
731082ページ(1日平均80ページ)
感想・レビュー
1601件(投稿率86.6%)
本棚
19棚
血液型
B型
自己紹介

趣味が読書、というより、もはや活字中毒の濫読者です。

好きな作家さんは数えきれないけれど、
新作が出れば必ず買うのは
 ・小川哲←new
 ・伊予原新←new
 ・高村薫
 ・古処誠二
 ・五條瑛
 ・高嶋哲夫
 ・ブライアン・フリーマントル
必ずではないけど、シリーズ買やジャンル買なのが
 ・堂場瞬一
 ・浅田次郎
 ・川端裕人
 ・京極夏彦
 ・麻生幾
 ・吉川永青
 ・ジョー・ネスボ←new
 ・ネルソン・デミル
 ・ジェフリー・ディヴァー
といったところです。

めっきり街の本屋さんが少なくなって店頭買いの機会が減り、店先の思わぬ出会いの楽しみが激減している昨今、読メのみなさんのレビューを頼りに新規開拓に励んでいるところです。
よろしくお願いします!!!

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