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2024年3月の読書メーターまとめ

朗読者
読んだ本
10
読んだページ
2575ページ
感想・レビュー
10
ナイス
515ナイス

2024年3月に読んだ本
10

2024年3月のお気に入り登録
1

  • さかな

2024年3月のお気に入られ登録
1

  • さかな

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

朗読者
医療ミスとその隠蔽、米軍捕虜に対する生体解剖実験を描いた衝撃的な作品。実際にあった事件を元にした小説だが、ナチスのメンゲレ医師はもっとえげつないことをしていた事実も忘れてはならないと思った。作中に登場するサイコパス医師は創られた人物像と思うが、この作品で起きる事件の重さを希釈する作用になっているようにも感じられた。医師たちの軽いノリの会話で発せられるカニバリズムは、人体にメスを入れる仕事をする人たちが持っているかもしれない狂気と思うとゾッとする。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

朗読者

岩木山が綺麗♪

岩木山が綺麗♪
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
10

朗読者
尾崎放哉句集と同じように面白い句を書き取りながら読んでみましたら20句になりました。そこから有名でなさそうな八つの句を選んでみます。二人は似ているようで違いますね。 「やっと糸が通ったところでまた一服」 「だんだん似てくる癖の、父はもういない」 「今日は良い便りがありそうな障子開けとく」 「開け放ち月を眺めつつ寝る」 「酔うて蟋蟀と寝ていたよ」 「ぽりぽり淋しい体をかく」 「母ようどん供えて私もいただきます」 そして最後の八句目は、放哉さんの墓前で詠んだこの句です。 「墓に護摩水(ごます)を私もすすり」
が「ナイス!」と言っています。
朗読者
シリーズ第4作。一年も空いてしまいましたが、安心の安定感でした。盲目の店長霧島くんの人・モノへの接し方が静謐で、一挙手一投足に癒やされるだけでなく、そこにやってくる人・モノたちのエピソードにも胸を焼かれます。盲目と情熱しか接点がありませんが、数学者オイラーを思い浮かべました。
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朗読者
尾崎放哉さんの句集。読みながら面白い句を書き出したら百句になっていた。悩ましい。頑張ってあまり有名でない句から八つ選んでみよう。 「泥棒猫の眼と睨み合っている 自分であった」 「鼠にじゃが芋食べられて 寝て居た」 「蜘蛛も黙って居る 私も黙って居る」 「花屋の鋏の音 朝寝しておる」 「淋しい寝る 本がない」 「何か求むる心 海に放つ」 「心をまとめる 鉛筆尖らす」 「自らを罵り尽きず 仰向けに寝る」
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朗読者
著者は3男3女6人兄弟の末。長姉と三姉がアルビノで弱視。二姉が遺伝法則を習い、自分の遺伝子に気付いて医者に専門書を尋ねると長兄が既に借りていた。受験失敗で絶望し転生を願って末弟の誕生日に身投げ。長兄は妹と身重の恋人の死が重なって絶望し失踪か。長姉は弱視から全盲に進む自身の不幸を嘆く中で兄妹の選択に我が意得たりと服毒。一年足らずで3人兄弟に変わる。この私小説はここで終わるが、著者の次兄はこの直後に失踪する。事実なのでただただ驚愕する。短歌の才があった二姉の転生が叶ったのか、末弟は後に芥川賞作家となった。壮絶
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朗読者
サン=テグジュペリの「星の王子さま」「夜間飛行」「人間の大地」から選びだした夢のような美しい言葉たち。私のお気に入りだった「本当に大切なことは目に見えない」と「バラを大切と思わせるのは君がそのバラに費やした時間なんだ」もあった。「僕の星を見て。僕たちの頭の上にある」って今読んだら、凄くいいな♪
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朗読者
読友さんからの借本。リズミカルで、さすが作家かつ歌人さんだなあと思いました。キャベツとレタスの見分け方は、思い切って投げたときに遠くまで飛ぶのがキャベツ。腹が立った時は「焦げちゃった」と検索。これが「焦がした」検索では暗いのがヒットしてしまうので駄目。毎年春にはフキノトウの天ぷらをするおばあさんになりたい。抜群に面白い。
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朗読者
山頭火の句は、遠い目標に向かう意志が感じられた。「山の色澄み切って真っ直ぐな煙」「労れて戻る夜の角のいつものポストよ」「分け入っても分け入っても青い山」「日の落ちる方へ尿している」 放哉の句は、孤独が沁み入って来た。「つくづく淋しい我が影よ動かして見る」「沈黙の池に亀一つ浮き上る」「嘘をついたような昼の月がある」「こんな良い月を一人で見て寝る」「底が抜けた杓で水を飲もうとしている」「一本のからかさを貸してしまった」「爪切った指が十本ある」「渚白い足出し」 愉しい。もっと読んでみよう!
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朗読者
面白かった。流石の森沢さんです。家族愛の描き方が大袈裟過ぎず、それでもしっかり読者の心に響きます。再来週津軽に行くので、巻末の津軽百年食堂リストのどこかには行きたいな。
が「ナイス!」と言っています。
朗読者
自由律俳句の双璧、尾崎放哉と種田山頭火の半生を綴った作品。きっかけはヨルシカのナブナさんが放哉を信奉し、その句や生き様を曲に取り入れていたこと。二巨頭は大酒飲みで常に問題を起こし、家庭を失い、知人たちから金を無心し、衣食住を世話してもらう体たらくなのがそっくりなだけでなく、死を待望し、そこに近づくほど句が極まったことが興味深かった。次は句により深く触れたい。「こんな良い月を一人で見て寝る」美しい。そして寂しい。「入れものが無い両手で受ける」尊い。そして美しい。これらの美しさは死が近くにあるためなのか。合唱
が「ナイス!」と言っています。
朗読者
医療ミスとその隠蔽、米軍捕虜に対する生体解剖実験を描いた衝撃的な作品。実際にあった事件を元にした小説だが、ナチスのメンゲレ医師はもっとえげつないことをしていた事実も忘れてはならないと思った。作中に登場するサイコパス医師は創られた人物像と思うが、この作品で起きる事件の重さを希釈する作用になっているようにも感じられた。医師たちの軽いノリの会話で発せられるカニバリズムは、人体にメスを入れる仕事をする人たちが持っているかもしれない狂気と思うとゾッとする。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/08/13(1712日経過)
記録初日
2007/01/01(6319日経過)
読んだ本
805冊(1日平均0.13冊)
読んだページ
258036ページ(1日平均40ページ)
感想・レビュー
627件(投稿率77.9%)
本棚
27棚
自己紹介

感動する作品にたくさん出会いたいと思っています。
同じ作品を読まれた方の感想、メッセージをお聞かせいただけると嬉しいです。

以前は歴史小説にはまっていましたが、これからは感動小説を読んでいきたいと思っています。

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