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2024年3月の読書メーターまとめ

佐島楓
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感想・レビュー
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2024年3月に読んだ本
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2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

佐島楓
ネタバレ鎌倉文庫の存在はいろいろと昔の本を読んでいくなかで知ってはいたが、それを膨らませて小説に仕上げてしまう著者の力量はさすが。智恵子の得体の知れなさと栞子の優しさ、扉子のふたりから受け継いだ本好きの力と三世代に共通した明晰さを読み比べることができたのも、楽しくもあり血の力という意味で複雑な気持ちにもなった。構成が読みやすく題材も親しみやすいものでおもしろかった。シリーズは全部読んできたが一番好きかもしれない。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

佐島楓

おはようございます。東京近郊のかたは地震で目が覚めたというかたも多いかもしれません。気をつけようがないのですがお気をつけて。今月もよろしくお願いいたします。 2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:30冊 読んだページ数:10048ページ ナイス数:2191ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/105222/summary/monthly/2024/2

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2024年3月の感想・レビュー一覧
28

佐島楓
ネタバレ大きなトラブルも起きず、誰の首も飛ばずによかった。昔の中国の外科手術のレベルを知らないんだけど、けっこう難しいことをこなしている気がする(あくまでも中国『風』なので史実には当てはまらないんだろうな)。テンション高めの猫猫はじめ、いろいろとおもしろいポイントがたくさんありました。アニメ二期も楽しみ。オリジナル展開になるのかな?
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佐島楓
ネタバレ(結局春の古本まつりは行けなかったが)神保町の東京堂書店さんで売れ筋の本ということで読んでみた。インネパという言葉はこの本で初めて知った。駅前のあのお店もそうかなと思いながらの読書で、あんまり最初はピンとこなかったが、思った以上にこれからの日本に関わってくる問題をはらんだ題材だった。外国人を労働力として受け入れる表明をしていながら、その準備が充分にできているとはとてもいえない日本。お金さえあれば何でもできる国だなんて、寂しい評価だと思うなあ。
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佐島楓
ネタバレ鎌倉文庫の存在はいろいろと昔の本を読んでいくなかで知ってはいたが、それを膨らませて小説に仕上げてしまう著者の力量はさすが。智恵子の得体の知れなさと栞子の優しさ、扉子のふたりから受け継いだ本好きの力と三世代に共通した明晰さを読み比べることができたのも、楽しくもあり血の力という意味で複雑な気持ちにもなった。構成が読みやすく題材も親しみやすいものでおもしろかった。シリーズは全部読んできたが一番好きかもしれない。
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佐島楓
ネタバレ日本各地の書店に直接著者が出向き取材したノンフィクション。本を売るだけでなく、ひとが集う場であったり、人生そのものの手助けまでしている、お店という枠を超えている書店があったりと胸がじんわり熱くなるようなエピソードが多かった。コロナ禍にあってもめげることなく苦境を切りひらき、書籍の持つ本来の力を示し続けた書店も多いことは心強い。題名どおりのセリフを思い浮かべたことのあるかたなら、お手に取ってみて損はないはず。とてもいい本。
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佐島楓
ネタバレ『山のふもとのブレイクタイム』改題。このシリーズは流行りの飯テロものより、ひとびとの境遇に一歩踏み込んでいるところが好感が持てる。続編が出るとしたら、瑛太を主人公に据えた話が読みたい。あんまりレストランに手伝いに来なくなってしまった彼は、どんなことを思い学校に戻っていったのか。
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佐島楓
ネタバレ子ども時代がいいともとともにあったので、懐かしく読んだ。この番組でいま旬な芸人さんたちを知り、文化人にどんなかたがいるか教えてもらった。タモリさんにはこのかたにしかできない笑いのスタンスがあった。時代背景もあったと思うが、もうこんな番組をウィークデーに毎日放映し続けるのは無理だろう。いち文化を築いた特異な番組だった。裏話的なものを含め、おもしろく読ませていただいた。新宿という土地柄が影響していたのは発見。そういえば中継で見ていたアルタもなくなってしまうのだった。
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佐島楓
ネタバレソーシャルワーカーが主人公ということで、難問難題を突き付けられるのかと思いきや、展開は案外穏やか。けれどよく考えると、相談者それぞれに生活や生命にかかわることばかりで、甘く見てはいけないこともよくわかる。また、物語が二ノ瀬自身へとスライドしていく手法が目新しくはないがおもしろく、小説として考えられていることもわかる。ブックウォーカーさんのほうからいただいたコインでダウンロードしてスマホで読んでみましたが、使い勝手も含めよかったです。
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佐島楓
ネタバレ大きな変化はないものの、着実に人間として成長してゆく楓たちの姿がすがすがしい。弓道に限らず、スポーツは自分と向き合う要素がある。とても共感できるし、高校時代の自分を振り返っていろいろと考えてしまった。
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佐島楓
ネタバレこのシリーズは初めて手に取る。老後に必要なものは、1に健康2にお金、3に円滑な人間関係だと思う。ここに登場するかたがたは、ほとんどがその全部を備えていて、レアなケースになりつつあるのではと考えずにはいられなかった。そうはいってもそう遠くない将来のことを思うとき、こういう前向きなシニアになりたくないひともいないだろう。考え方のひとつとしてストックしておくのは悪くない。
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佐島楓
ネタバレ弟が失踪するというミステリチックな展開から始まる物語。寺地さんはリアリティを求めるタイプではなく、ひとの感情を追究していく作家なのだとわかる。希望(のぞむ)を追う兄の誠実(まさみ)。ひとを理解することのむずかしさ、ひとによってそのひとへの見方が180度変化するということ、そもそも理解とはどういうことを言うのだろう。表層だけではない、そのひとの心を理解することなどできるのだろうか。普遍的な問いではあるが、このテーマならほかの見せ方もできる余地があるかもしれない。
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佐島楓
ネタバレ山本さんらしいユーモアを織り込みながら、やわらかく優しく進んでいく物語。特別なときしか買わないけれど、花を介してひとと繋がれるのも素敵だ。自分のもともとの夢を叶えていく紀久子と、彼女を取り巻くさまざまなひとびと。ひとりひとりにドラマがあり、自分の守る世界があるという意味。
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佐島楓
ネタバレとても面白かった。登場するひとびとがみんな活発に息をしている。古本に関わる怪しい仕事を生業にして生きているひとがこれほどいるとは思わなかったし、オイルショックで古本業まで大きな影響を受けたことも知らなかった。泥臭い仕事なのにどこかロマンがある。とても不思議な世界だ。
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佐島楓
ネタバレ和菓子につられて購入。理系の大学から製菓学校に大きく方向転換した大学生・涼太と学校の仲間たちの物語。涼太が癖のある性格でちょっとイラついたりもしましたが、最終的に本質を知っているのは彼なのかもなと思ったり。足りないところを補いあいながら成長していく学生たちの姿は青春そのもので眩しいったらなかったです。涼太の行動の謎も最後に解け、彼なりの苦労とその解決の仕方に胸打たれました。
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佐島楓
ネタバレようやく読めた。しまりんだんごの巻(いやそうでもないけど、リンちゃんのファンなので……)。なでしこまでおだんごにするため、ときどきリンちゃんとなでしこが被る……。あとはひたすら楽しそうな旅情の光景。電車は嫌いじゃないので、リアルで運転ができるの!? ってテンション上がってしまった。お金かかるよねぇそうだよねぇ……。しかしみんな高校生なのによく勉強とバイトとキャンプ両立できるなぁ……。アニメ3期絵が変わっていようが何だろうが観ますよー。
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佐島楓
ネタバレ吉行淳之介はエッセイがいちばんおもしろい。次にいいのが長編。掌編は正直、あまり感心しなかった。エロスを描写するのにそのまんまを持ってこられても……と途中で食傷気味になってしまったし、やたら悪夢のような終わり方を見せる作品も多く、執筆当時の著者の精神状態を心配してしまった。
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佐島楓
ネタバレ葛藤らしきものは描写されるが、あくまでも「らしきもの」であり、心は決まっている。現世に心残りがあまりないというのも、なんというかそれはそれで寂しいかなぁ。とはいえ、ハッピーエンドで第1部を終えられてよかった。第2部はさらなる広がりを期待しています。
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佐島楓
ネタバレ孤立などの問題に対応する「社会的処方」。その事例を国内外問わず挙げている。他人事ではなく自分事として考える姿勢、問題の個別性に対する配慮などは共感できる点が多かった。社会に余裕がなくなる中、どれだけ個人が他者に対して優しくなれるか、自分が問題を抱えた際、どこまで外部のつながりを頼れるか、いろいろなことを考えながら読んだ。市報などを読んでいて思うが、マンパワーもボランティア頼りでは限界がある。どこまで公的機関が介入し、個々人につなげていくか……難しいなぁ。ただどちらの側も諦めてはいかんよね。
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佐島楓
ネタバレ書店の棚に平積みにされていたので即決。コロナ禍真っただ中でもマイペースに活動なさっていたようで何よりです。ご両親とご自身の老いの話をされるようになったのはわたしもおそらく同年代なのでよくわかるなー。特にご両親。一か所壊すとガタガタっといくのよね。わたしも大事にしてるつもりだけど、いっそう大事にしないと。
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佐島楓
ネタバレ第一巻から読んではいるし、すごい新人さんが出てきてくれたなと感心はしていたけれど、ここまで大きな世界観を操るまでになるとは……。アニメも観る予定ですが、原作の完成度が高すぎですね。制作側もなかなかプレッシャーではないでしょうか。雪哉も当初から比べ大きく性格が変わり、読み返して検証したい気持ちが大きくなってきました。読者をコントロールする力恐るべし。今後の展開も楽しみです。
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佐島楓
ネタバレ昔から心理学に関心があったこともあり、河合先生のご著書はよく読んできた。講演録ということで、この本はなかでもすとんと腑に落ちてきたように思う。すごく平易なことばで、とてもむずかしいことを語るということのむずかしさ。人そのものと対峙することのむずかしさ。クライエントとしてカウンセリングを受けたことも、傾聴の勉強もしたことがあるけれど、カウンセラー側の仕事のむずかしさを直に考えたことはあまりなかった。お世話になったあの先生はこんなことを考えながら話しておられたのだろうか、などと振り返るきっかけになった。
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佐島楓
ネタバレいま、なぜ本屋を開業するのか。リスクだらけに見えても、その場にしかないよろこびがある。単純に最近の新刊書店を紹介した本かと思ってひらくと、頬を張られたような気分になる。本を売る側が、これだけのことを考えているのに、買うわたしの側は何なのか。書店が消えていく理由はどこにあるのか。実店舗大好き人間として、とても深く考えるポイントがたくさんあったし、良い本だと思う。存続させるにはやっぱり、書店への利益率を上げてほしいし、それには既存の流通システムのドラスティックな改革しかないんだと思うんだけどな。
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佐島楓
ネタバレシリーズ第3弾。姉であるゆたかを心配していた。彼女は働き続けることで自分を保っているタイプなのではないかと。でもゆたかは、こちらが思っているよりもはるかにバランスのとれた人物のように感じた。痛みを知っていないとひとにやさしくできない。彼女のつくる料理にお客さんが癒されるのは、そういうことなのかもしれない。少しキャラ描写が深まった。さて、次はいよいよみのりの番だろうか。
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佐島楓
ネタバレシリーズ第2弾。姉妹がとても柔軟にメニューを考え、投入していくチャレンジングな精神は見習いたい。スパイスの定義も幅広く、世界中の料理を扱う店になりつつあり、仕入れは大丈夫なのだろうかと心配になる。家族関係が良好なのは何より。わたしもこんなお姉ちゃん欲しかったわ。
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佐島楓
ネタバレ神楽坂にスパイス料理専門店を開業した若い姉妹の物語。お客さんがスパイスを通じて自分の問題を見つめ発見、解決していく姿が自然に描かれ、美味しいものは人を幸せにする効用があると実感した。今後姉妹が自身の問題にどのように向き合っていくかが気になるため、このままシリーズを読みます。
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佐島楓
ネタバレ美味しいもの目当てで読んだけど、思いがけずヒューマンドラマに泣かされた。人は人に影響を与え合って、自分でも知らないうちにいろいろな力をもらって生きている。できればわたしも誰かのプラスになっているといいのだけれど、意識しすぎても押し付けがましくなってしまう。難しい。けど、あんまりごちゃごちゃ考えずにさらっと生きていけたらいいなと思わせてくれた一冊だった。
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佐島楓
ネタバレ対談集だと知らずに購入したけれど、大当たり。というか磯田先生の御本には外れはない。識者と対談することによる化学反応がおもしろく、あの磯田先生でもまだまだご存じないことがあるんだ……と驚いたり。個人的に人の話を聞くことが苦ではない性質なので、その重要さは理解している。こういう企画の本はもっと出版していただきたい。
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佐島楓
ネタバレ2月も終えられた。今回もネガティブなものを含めた感情表現。わたしは不快ですという自己主張をきっちりしなければいけない場面というのが多々あるはずなので、絶対に役立つトピック。さて今月で今年度は最後。やっぱり耳馴染みがいいから、もう1年続けたい。
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佐島楓
ネタバレ×××構造になっているのだろうな、ということは、最初の章を読んだときから薄々見当がついた。人称のブレも、ここがヒントなのだろうなと思ったし。けれど現実世界に引き戻されてみても、それが物語の中の現実であり、虚構と現実が溶けあう独特の感覚はなかなかないものに感じられ、おもしろい体験をさせてもらったなというのが正直な感想。ある程度小説を読みこんだことのある手練れの読者には、衝撃はどうしたって薄くなるだろう。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/04/23(4752日経過)
記録初日
2011/04/24(4751日経過)
読んだ本
9162冊(1日平均1.93冊)
読んだページ
2537540ページ(1日平均534ページ)
感想・レビュー
9153件(投稿率99.9%)
本棚
176棚
性別
血液型
B型
職業
クリエイター系
現住所
東京都
URL/ブログ
https://note.com/bunchosan
自己紹介

小説を書いておりました。いまはいろいろと模索中。
好きな本は日本近現代文学、国内ミステリ、本に関する本、食文化についての本、(食べ物系の)ライトノベル、
歴史、哲学、医学、心理学、生物学、社会学などジャンル問わず読みます。
最近はケアという領域とコミュニティーという概念に興味あり。
みなさんの投稿が大きな助けになっています。
一応図書館司書資格持ち。個人的にはとても役立っています。

本のほかは、アニメ、ゲーム(RPG、ビジュアルノベル)フィギュアなどの立体物、映画、
スキンケア、ヘアケア、服を見ることが好き。
文房具好きは大昔から。万年筆インクとノートを集めています。
マイブームはゲームセンターCX。DVD収集中。
きちっとゲームをクリアしたい。途中で止まってしまうことが多い……。

佐島楓名義でnoteはじめました。
https://note.com/bunchosan
更新が止まっていますが、充電中。

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最後までお読みくださってどうもありがとうございました。

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