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2024年10月の読書メーターまとめ

佐島楓
読んだ本
28
読んだページ
7087ページ
感想・レビュー
28
ナイス
1966ナイス

2024年10月に読んだ本
28

2024年10月のお気に入り登録
5

  • ラッシュ
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  • 碓氷優佳💓
  • ハイザワ
  • 凛

2024年10月のお気に入られ登録
4

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2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

佐島楓
ネタバレ楽しみにしていた原田さんの新刊。今作の主人公は恵麻という人生の岐路に立つ女性。彼女が見守り屋の仕事に就き、祥子の同僚となることで、物語は動き始める。恵麻自身も問題を抱えているものの、祥子のように仕事明けの朝にガッツリごはんとお酒を楽しむバイタリティーを見せる。そして祥子にも意外な展開が……。寂しいひとびとに接して削られたエネルギーをきちんと食事で補給する。人間として正しい営みである。恵麻自身はたぶんこれからも生きていけるだろう。祥子は今後どうしたいのか示されるものの、少し心配だ。
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

佐島楓

いつもナイスありがとうございます。9月はCLAMP展に友人と行けたことが最大の思い出です。今月からはかかりつけの病院を転院するなど、本格的に自分のケアをしていく予定です。帰りにひとりランチするのが密かな楽しみ。2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:27冊 読んだページ数:7907ページ ナイス数:1893ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/105222/summary/monthly/2024/9

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2024年10月の感想・レビュー一覧
28

佐島楓
ネタバレリテラシーとして知っておいたほうが良い情報が多い。特にネット上のデータベースについては、自分で直接病気について調べたいときに役に立つ。藁にも縋る思いの患者さんやその周りのかたがたに対して、ミスリードさせる誇大広告は許せない。情報があふれかえる世の中だからこそ、リスクを個人として知っておく必要、正しい情報にアクセスする方法を知っておく必要性を強く感じる。
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佐島楓
ネタバレ偶然出会った女性に執着され、その死後幽霊となってつきまとわれ、数々の実害を伴った恐怖を味わうという趣向。恋愛や人間関係の心情描写はいつもの小池作品で安心して読めた。幽霊の存在はそんなに怖いのだろうか、と不思議だったが、次々と身近なひとの命が奪われていくのはうーんとなる。エクソシストっぽい演出は嫌だったな。他人に話したら、主人公が危惧しているように妄想だと一蹴されてしまうようなことでも、奇妙な符号があったりするところがさすがといえばさすが。ひりつくような怖さとはいかなかったけれど、この路線の物語は好きです。
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佐島楓
ネタバレ第168回芥川賞受賞作を含む作品集。おそらく著者の頭にあるのはあのショッピングセンターではないか、などと思いながら読む。そうなると主人公の「あなた」の生活サイズもおのずとわかってくる。ふたりの娘が自立したあと働く「あなた」。思い出すのは娘が幼かったころの記憶ばかり。フードコートで偶然出会う中学生の女の子に依存的な関心を寄せるのは、もう一度母親役を演じられるのではないかという期待からか。女の子も孤独のただ中にいるのは、話す内容からわかる。一筋縄ではいかない小説だが、人間関係のずれがおもしろいし、少し痛い。
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佐島楓
ネタバレ桃と苺が好物なので、どちらも話題に上っていてうれしかった。果物の歴史的背景と、トリビアが興味を持たせる形でたくさんつめこまれている。全然知らない品種がとにかくたくさんあったので、農業の発展はすごいなと思った。たいていのものがイージーにスーパーで買えてしまうけれど、国産の品種は注意して見てみようと思う。あと全体的に、今年の果物は酷暑の影響で味が落ちているのが残念。こういう繊細さを持っているところに、果物も生き物なんだなと実感している。
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佐島楓
ネタバレ日和がどんどんポジティブになっていく。どんなことでも行動してみないとわからないものだよね。ひとり旅がもたらしてくれた力を糧に、頑張ってほしい。恋愛の神様さえも微笑み始めている。
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佐島楓
ネタバレ森若さんがペースを乱されながらも、ちゃんと太陽のことを愛していて結婚することができてよかった。いろいろと押し寄せてくる現実に立ち向かわなければいけないが、わかっていると思うけれども予定通りにいかないのが人生なんだよと教えてあげたい……! 問題はひとりで抱え込まず太陽とシェアしていってほしいな。そのための結婚なんだから。
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佐島楓
ネタバレ特集が特集なので読むのが遅れた。わたしは痛そうだったりひとが殺される系の小説は苦手なんだ……。異常心理に関心がないわけではないけれど、それをエンタメとして消費することに抵抗がある。日下さんの「果しなき断捨離の果に」は書籍化の予定はあるのかなあ。すごく好きだったんだけど。
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佐島楓
ネタバレ分数や割合などの概念がわからないまま放置しておくと、どんどんわからなさが積み重なって理解不能になってしまう課程が説明されている。頭のなかで展開できない児童生徒が多く存在し、そりゃあ勉強そのものが嫌いになってしまうなと納得できる内容だった。本書において大切なのは、原因を解き明かしただけでなく対処策の一端を示していること。丁寧な学びとはどういうものか、わからないことをわからないままにさせない学習はどうすれば叶うのか。現場の先生方は大変だと思うけれど、できるだけ取りこぼしがないようにしてあげてほしい。
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佐島楓
ネタバレ理不尽な性差別にさらされたことのない女性は皆無に近いと思うし、マスコミ勤務の大変さも近しいひとからいろいろと聞いていたので、ものすごく納得できたし腹が立った。男性は男性だというだけで意識せずいられることが、女性にとっては勤務や出世の妨げになる。ライバル視されると露骨に足を引っ張られる。「女はこれだからダメだ」と悪口を言われる。近年も業界によっては現状はあまり変わっていないだろう。なぜ女性に生まれついただけで性の対象と見られ人間扱いされないのだろう? 世代が変われば意識も変化するかと期待しているのだが……。
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佐島楓
ネタバレ読んでとてもよかった本。自分がケアされたりしたりするなかで、少しでも助けになるかと思って臨床心理学の本を注意して読んでいたが、とくに東畑先生の本は易しいことばで優しく書いてあるため万人におすすめできる。ちょっとした気遣いのレベルでも立派にケアと呼べるということや、日々のサポートの積み重ねがひとを治していくのだということ、実感を持って読めた。ケアに関わる仕事のかたたちが軽視されているということ、わたしもずっと思っているのだけどなんとかならないのだろうか。ケアされるのは当たり前のことではないよ。
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佐島楓
ネタバレあることから祖母と長年疎遠になっていた女性・綺羅が、失職を機に祖母に再会し、ともに銀座に構える「ちぐさ百貨店」を営む話。ビジネス的な話は脇に置いておいて、四十過ぎて人生に惑う女性は珍しくないし、家族との確執もあるあるなテーマだと思うので、共感はしやすい。その「確執」の内容が深刻なので、気になってページをめくっていた。小さいけれど美味しいたい焼きを出してくれる「百貨店」もおもしろい存在だし、アルバイトの葵くんも真面目で話しやすい雰囲気をつくっている。存続できるように、続刊が出たら読みます。
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佐島楓
ネタバレ人間は自分の望むように食をコントロールしてきた。結果、巨大な消費システムのなかにはまりこみ、抜け出せなくなっている。それが善なのか悪なのか、自分だけでは判断できないほどに。そういった現実を、知っているのと無知のままでいることの差は大きい。以前から読んでおかねば、と思っていた本だが、コロナ禍を経て戦争があちこちで続くいま、このタイミングで読めてよかった。
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佐島楓
ネタバレ男性にとっては究極の選択、それを超えるちぃに対する愛を告げる秀樹。ちょっとうらやましいとは思う、そんなにまっすぐに愛されて。生命体ではないモノとの恋愛、はっきりと明かされない謎。なんとなく秀樹がエンジニアになって、ちぃとの子どもを製造する未来が見えた。
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佐島楓
ネタバレ一番つらい恋をしていたのは、彼女だった。いや、それぞれの想いが交錯していて、序列などつけられるはずもない。もし同じ立場だったら……という想像は、誰に対しても働かせられる。最終巻へ。
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佐島楓
ネタバレ裕美ちゃんが唯一無二の存在だから、好きになったという店長。自分に自信がなかった裕美ちゃん。対抗する相手がパソコンであることが皮肉なものだが、こういうすれ違いはどんなときでも起こる気がする。そして、自分のほんとうの気持ちに気づき始める秀樹。7巻へ。
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佐島楓
ネタバレ二巻目を先に読んでしまっていたため、気になっていた本をようやく読めた。どう警察と接点を持ったのかなど不明だったので、いろいろと謎が解けた。いきなり長編で、しかも不気味な殺人と思われる未解決事件を取り扱っているのには少々驚かされたが、京介の入れ込んでしまうと周りが見えなくなるキャラクターの源流がわかり、弱点も長所に変えられることに気づく。緻密に練られたアイデアを堪能しました。
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佐島楓
ネタバレちぃの能力の一端が垣間見られる展開に。表紙にもなっていながら、裕美ちゃんと店長の挿話は引っ張るなあ。謎を匂わせるだけ匂わせておいて、伏線の回収はまだ先か。一番の悲しみを抱きしめているのは彼女なのだろうか。
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佐島楓
ネタバレついにパソコンとの悲恋の話が……。CLAMPは恋愛において自由な発想の持ち主のグループなので、別にいいんだけれども。昔このエピソードを読んで泣いた記憶があるけれど、歳取っちゃったいま読んでも何も感じなくなっていて、感受性の摩耗が激しいことに気づく。うーん。
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佐島楓
ネタバレ楽しみにしていた原田さんの新刊。今作の主人公は恵麻という人生の岐路に立つ女性。彼女が見守り屋の仕事に就き、祥子の同僚となることで、物語は動き始める。恵麻自身も問題を抱えているものの、祥子のように仕事明けの朝にガッツリごはんとお酒を楽しむバイタリティーを見せる。そして祥子にも意外な展開が……。寂しいひとびとに接して削られたエネルギーをきちんと食事で補給する。人間として正しい営みである。恵麻自身はたぶんこれからも生きていけるだろう。祥子は今後どうしたいのか示されるものの、少し心配だ。
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佐島楓
ネタバレ日本料理をテーマにした日本史の通史。この本を足掛かりにして細かい知識を補充していく感じがいいのかな。印刷技術が開花した江戸時代以降の和食の充実ぶりがおもしろく、やはり文化とテクノロジーはセットなのだなととても納得した。料理そのものの発展が最初は生ものに調味料をつけるだけのシンプルなものから、どんどん手の込んだものに進化していく様子、洋食とされるレシピでもどんどん和食化していく貪欲さがやっぱり日本人だよねという感想。食文化の本は今後も定期的に読んでいきたい。
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佐島楓
ネタバレ秀樹の投げかける疑問「パソコンってなんで人型してるんだ?」この繰り返しがCLAMPがパラレルワールドにこだわるひとつの理由かもしれない。いまここに在る、わたしたちの生きている世界とは違う世界。創作者として、別の世界をつくるということの意味。それに自覚的なクリエーター集団であるということ。
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佐島楓
ネタバレ人間関係や展開は大まかに覚えているので、読み終えたミステリを最初から読み直しているような感覚で眺める。ちぃを制御しているシステム、それは何なのか。無垢ゆえの危うさと未知の可能性の同居は何を意味しているのか。
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佐島楓
ネタバレCLAMP展を機に、同時刊行されていた作品を購入。最終巻である8巻まで揃えてから読み始めた。人型パソコン「ちぃ」と浪人生の物語。昔リアルタイムで読んでいたときはまだダイヤルアップでパソコンをつないでいた時代だったので思わなかったが、人型で学習機能があるパソコンなんて、実現したら絶対に普及するだろう。法整備をいろいろとしなければいけなさそうだけど。
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佐島楓
ネタバレひとつの映画作品を鑑賞するためにたまたま集ったひとびと。境遇も年齢も性別も異なったかれらの瞳に、なにが映るのか。受け止め方も視点もまったく異なるひとたちの描写に、それぞれの人生が鑑賞方法に反映されるし、思うことも反応するシーンも違う、それなのにたまたま同じ空間で同じ映像を観ているのだなと不思議な気持ちになった。何でもないような人生でも、そのひとにとっては唯一無二のもの。映画館に行くこともなくなってしまったけれど、これからも映画からしか受け取れないメッセージを感じて、ひとに優しくなれたらいいな。
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佐島楓
ネタバレアイスクリーム特集。最近家を片付けていたなかで出てきた雑誌を譲り受けてパラパラ読む。北海道から沖縄まで、全国のアイスクリームやジェラートのお店がたくさん掲載されており、眼福。わたしはどちらかというとソルベ寄りのサラッとした氷菓が好きで、食べ比べが大変だったろうなというミルクアイスの記事がお気に入り。わりと寒くなっても食べる派なので、冬もアイスの特集があってもいいかな。
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佐島楓
ネタバレ母が買っていたので借りて読んだ本。とにかくイラストがかわいい。うちにもモフモフ対象(白文鳥のチョピさん。わたしにはなかなかモフモフさせてくれない)がいるが、絵でモフモフ感が伝わってくるのも幸せになる。文章はちょっと薄めというか、大半が自然番組などを眺めていれば知っていることばかりだった。けれど著者さんの鳥に対する愛情は伝わってきた。
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佐島楓
ネタバレ付き添い人制度については、この本と出会えなければ知ることがなかったかもしれない。未成年者に対する人権軽視は許せない。みんな通ってきた道なのに、そのころの自分のことをなぜ忘れてしまうのだろう。知恵と経験が少ないなりに、がんばって生きてきたはずなのに。岩井さんの著書にも今後注目したい。
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佐島楓
ネタバレ久しぶりに山本さんの作品を読んだが、いつものノリノリなノリでよかった。人物の描写や言動のハズしかたが芸なんだよね。左遷されてしまった栄養士の女性が主人公だけど、美味しそうな地のものもしっかりおさえながら進むから、悲壮感が薄い。ベタだなと思う展開も涙に変えてくれる。巧いねぇ。また別の作品を読んでみたくなる。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/04/23(4964日経過)
記録初日
2011/04/24(4963日経過)
読んだ本
9337冊(1日平均1.88冊)
読んだページ
2588798ページ(1日平均521ページ)
感想・レビュー
9328件(投稿率99.9%)
本棚
176棚
性別
血液型
B型
職業
クリエイター系
現住所
東京都
URL/ブログ
https://note.com/bunchosan
自己紹介

小説を書いておりました。いまはいろいろと模索中。
好きな本は日本近現代文学、国内ミステリ、本に関する本、食文化についての本、(食べ物系の)ライトノベル、
歴史、哲学、医学、心理学、生物学、社会学などジャンル問わず読みます。
最近はケアという領域とコミュニティーという概念に興味あり。
みなさんの投稿が大きな助けになっています。
一応図書館司書資格持ち。個人的にはとても役立っています。

本のほかは、アニメ、ゲーム(RPG、ビジュアルノベル)フィギュアなどの立体物、映画、
スキンケア、ヘアケア、服を見ることが好き。
文房具好きは大昔から。万年筆インクとノートを集めています。
マイブームはゲームセンターCX。DVD収集中。
きちっとゲームをクリアしたい。途中で止まってしまうことが多い……。

佐島楓名義でnoteはじめました。
https://note.com/bunchosan
更新が止まっていますが、充電中。

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最後までお読みくださってどうもありがとうございました。

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