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2024年3月の読書メーターまとめ

ただぞぅ
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2024年3月に読んだ本
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2024年3月のお気に入り登録
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  • 中玉ケビン砂糖

2024年3月のお気に入られ登録
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  • 中玉ケビン砂糖

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ただぞぅ
勉強で身につけた力。難題に逃げ出さずに挑む。情報を読み取り解決に導く思考力。反復練習の暗記。生きてく上で必ず人生に役立つはずだ。だが子供の頃はなかなか理解できない。小学生が老後の心配をするようなもの。小6の俊介は選抜メンバーから外れたのを機にサッカーを辞める。そして「塾に通う」といい、最難関中学を目指す。受験期間、偏差値、家計状況など様々なハードルが立ちはだかる。俊介には生まれつき難聴がある妹がいた。俊介の中学受験を決意した秘密とは…。涙なくして応援できない中受奮闘小説。人は挑むことで変わることができる。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

ただぞぅ

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2024年3月の感想・レビュー一覧
18

ただぞぅ
8篇の訳ありの短編集。やはり名作の一つ『秘密』の原型となった『さよなら「お父さん」』が心に残る。短編作品として書いたが、出来が気に入らずに長編として書き直したこと、没になった短編も編集者より「これはこれで別物として面白い」という意見などが反映され掲載することになったという。『秘密』とは違うエンディング、短編らしい駆け足気味で進むテンポは物足りなさを感じるもののやはり飽きさせない。他の作品も昭和ならではノスタルジックな雰囲気や誰もが騒がしく華やかな好景気に躍っていたバブル期の風潮を感じさせる。
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ただぞぅ
「農薬を撒くことはりんごの木を周りの自然から切り離していること」と語る木村さんの言葉にハッとさせられた。りんごの木はりんごの木だけで生きているわけではない。周りの自然の中で生かされている生き物。自然の産物である人間もしかり。文明の発展で便利になるにつれ人間の根本を忘れてしまったことを警鐘している。常識を覆し不可能と言われた無農薬のりんごを10年にも及ぶ挑戦の果てに成し遂げた木村さんのドキュメンタリー。どんだけ科学が発展しようが生態学者に言わせるば人間も植物の寄生虫。農業は人の命を支える根幹。
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ただぞぅ
日本人にとって神社は切っても切れない存在。幸せ、健康などごく普通の願いから夢や希望を叶えるため何かにすがる思いが”心”の現れとして参拝している。だが知ってるようで知らない作法やマナー。お賽銭の相場などつい悩んでしまうところ。10円は”遠縁”とも読むから避け、15円”いい御縁”や45円”始終ご縁”を勧めている。単なる語呂合わせに過ぎないがちょっとした工夫でより気持ちよく参拝できる。また”苦しい時の神頼み”で本当のご神徳は得られない。毎日、自宅の神棚に手を合わせ「感謝する」気持ちの積み重ねが何より大切だ。
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ただぞぅ
タイムスリップで「自分が生まれる前の両親と過ごせたら!」と想像が弾む。難病の息子を看取る時、「トキオ」と名乗る謎の青年と過ごしたことを思い出す。かつて仕事もせず、ヒモ生活。母親に捨てられた生い立ちから何でも人のせいにする青二才だった拓実。そんな拓実のことを知り尽くしていたトキオは時にぶつかり合いながらも拓実を支え、大人として成熟させていく。トキオがなぜ現れたのか?なぜ去ったのか?生きる意味、家族との繋がりを問うファンタジー小説。苦労を顔に出すのは恥。どんな境遇でも自分に配られたカードで勝負するしかない。
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ただぞぅ
メルマガ【ニュースに一言】から「常識の見直し」に関するテーマでセレクトしたもの。気になったのは治安の感じ方。昨今、闇バイトなどSNSで知り合った者同士が安易に犯罪に手を染めたり、バイトや飲食テロなどの信じ難い行為に治安の悪化を懸念したくなる。しかしデータ上では刑法犯の認知件数は下がり続けている。にも関わらず「治安がよくなった」という実感が乏しいのなぜか?SNSの影響もあるがやはり公共心の低下が否めない。社会は公共性によって成立している。今こそ道徳を見直す時期かもしれない。常識の崩壊は文化の崩壊だ。
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ただぞぅ
誰しも心の奥深くに「賢明なもう一人の自分」が存在する。想像を超える賢さ、叡智が湧き上がってくる瞬間でもある。土壇場の状況、決断せざるを得ない場面で「賢明なもう一人の自分」と対話できるか否かで自分の人生までも左右する。だが長い時間をかけて思考したり必死に考え抜くことではない。自分の素直な心の声に耳を傾けるか。これは普段から自己対話により思索を深めていくしかない。読書でも閃きや気になる部分を洗い出し「なぜ惹かれるのか?」を追求することで近づいていく。それが「深く考える」ことであり直観力や新たな思考が磨かれる。
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ただぞぅ
元ヤクザで現役YouTuberという異色な経歴を持つ著者。暴力的な習慣が残る昭和。稼げば何でもありの金銭至上主義の平成。二時代に渡り様々な組織で修羅場をくぐり抜け、将来を案じ身を引いた賢明で強運な人だ。裏世界のノウハウや面白エピソードのなかで以外だったのは銃刀法違反。たとえ冗談でモデルガンを向けても相手が「本物だ!」と思ってしまえば脅迫罪になってしまう落とし穴(汗)。車を運転中、通話の有無に関わらず携帯を耳に当てることが違反であるのと同じ。お土屋で買った玩具の模造刀も状況によっては怪しいかもしれない。
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ただぞぅ
広報職員から刑事となったヒロイン、森口泉のシリーズ二作目。配属先の機動分析係で持ち前の信念と並外れた記憶力を武器に新しい仲間達と奮闘し事件を解決していく。森口が在籍する捜査支援分析センターは、事件現場で収集したデータを解析しプロファイリングする。地道な捜査だが聞き込みとは異なる異色の警察小説だ。何十倍の速度で事件に関わる防犯カメラを再生し、人物や車の種類を脳に刻んでいく。動きを目で追うのではなく目に映るものを記憶に落としていく。今回も組織の闇に正義を求め切り込むNonStopミステリーに目が離せない。
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ただぞぅ
図書館で見つけた村上春樹さんの絵本。お別れの寂しさだけが残るものではなくどこか一筋の光も感じさせる羊男の冒険ストーリー。昨年のクリスマスイブに穴の空いたものを食べたばかりに呪いがかかる。呪いを解くには決められた穴に決められた時間に落ちること。そしていよいよという時に足元の地面がスッポリ消えてしまう。可愛らしいイラストに加え双子の姉妹が着ていた「208」「209」のTシャツが時代を感じさせる。過ぎ去った日はどんな思い出も尊く感じるもの。いつまでも平和で、幸せでありますように。
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ただぞぅ
事故や病で失った身体の欠損は治療は終わっても喪失感は続く。医療の進歩により命は失われずとも残る苦悩。そんな辛い思いを抱えている方に寄り添い応援する会社がある。島根県大森町にある「中村ブレイス」は人工乳房や指、鼻、耳などの義肢を作る義肢メーカー。精巧に作られた義肢は一見本物と区別がつかない程高い技術力を誇る。採算が取れなくても他の部門で収益を賄い経営する社会貢献的な仕事は顧客の「生きる支え」を生み出し、また喜びに満ちている。そして日本や世界中から感謝の手紙が今日も届く。働く意義や喜びを考えさせる一冊。
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ただぞぅ
『家族3人を殺された私が、憎しみを乗り越えた方法』が衝撃的だったので他の著書も気になり読了。お別れした家族との思い出がより詳しく紹介され、悲しみを乗り越えるためにすべきことが語られている。そして自分の家族についても触れ、いずれ話せばならない複雑な心境にも触れている。復讐しても不幸の種を育てるだけ。自責の念に駆られても他人にせいにしても大事な人は帰ってこない。亡くなった人達には"心の安らぎ"と"永遠の平和"を与えることが供養に繋がる。そのためには自分が「絶対幸せになる!」と100%信じることから変わるのだ。
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ただぞぅ
勉強で身につけた力。難題に逃げ出さずに挑む。情報を読み取り解決に導く思考力。反復練習の暗記。生きてく上で必ず人生に役立つはずだ。だが子供の頃はなかなか理解できない。小学生が老後の心配をするようなもの。小6の俊介は選抜メンバーから外れたのを機にサッカーを辞める。そして「塾に通う」といい、最難関中学を目指す。受験期間、偏差値、家計状況など様々なハードルが立ちはだかる。俊介には生まれつき難聴がある妹がいた。俊介の中学受験を決意した秘密とは…。涙なくして応援できない中受奮闘小説。人は挑むことで変わることができる。
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ただぞぅ
何も悪いことはしていない。ただ正しく生きたいだけ。マナー違反など他人の身勝手な行動が許せず生きづらさを抱えた苦悩と葛藤が描かれている。マッサージ店に務める柳田。両親とも反りが合わず、彼女も居ない。人付き合いも苦手なため職場では無神経で身勝手な客や俗悪な同僚により振り回され疲弊していく。生きる希望を見いだせない。自死を望む心理的な視野狭窄に陥った世界感は読み応えあり。唯一の心のよりどころだった自転車もある日トラブルが襲い…。リミットが外れた柳田の運命は?自分以外全員他人。誰も他人の心の内はわからない。
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ただぞぅ
他者からの怒りを外在化した「怒られ」。SNS上に登場して久しい。現代社会で他者からの怒りから逃げ続けることは難しい。ヤクザや半グレなど裏社会を取材してきた著者。揉め事は日常茶飯事の海千山千の物書きとして怒りの本質と向き合い方について紹介されている。怒りには「感情」と「利害」があり、切り分けすること。そして怒りの原因に視点を合わせ話し合うことが大切だ。また謝罪してもトラブルを解決しようと思わないこと。許すかは相手の判断。相手の話をよく聞き自分の意見を伝えるだけ。なぜなら人は完全にはわかり合えないから。
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ただぞぅ
森羅万象には全て原因と意味がある。果たして同じ境遇になった時、「自分の使命」に気づき立ち直れるのか?妹と両親が殺害。犯人である妹の元交際相手も現場で自殺。悲しみと苦しみの縁に突き落とされた著者が立ち直るまでの方法が紹介されている。脳裏に浮かぶ犯人家族に対する復讐の念。だが旅立った家族が喜ぶはずもない。長男として家族を「無駄死に」させない生き方を模索する日々。そして怒りや憎しみに囚われず生きるには全てを受け入れ、「赦す」ことだと気付く。泣き寝入りや諦めることではない。変わらない過去に執着しないことだ。
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ただぞぅ
「かっこいい男」の生き方を事例を踏まえ紹介している。その中で「人生45歳レース説」が面白い。馬好きな社長が仕事をレースに喩えている。30歳までが第1コーナー。ここで名前が出てくる人は先行馬。第2コーナーは30歳過ぎ。徐々に差がつき成功、失敗を繰り返す。第3コーナーは35歳くらい。中間管理職として出世するか否かが別れ始める頃。そして40歳から5年間が第4コーナー。みなスパートをかける。最終コーナーの真っ只中の私。第3コーナーまでいるかいないかのところにつけノーマークで上がれるか?(笑)失速せず走り続けたい。
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ただぞぅ
悩みの9割はネガティブな感情が原因。そんな悩みを軽減する方法が紹介された一冊。良かったのは3行ポジティブ日記。寝る前15分は「記憶のゴールデンタイム」、1日の中で最も記憶が残りやすい。この時間に今日あった楽しかったことを書く。書くことで自分の内面と対話し、考え方、気持ちまでも変えてしまう効果がある。どんな些細なこと、箇条書きでも構わない。楽しかった記憶で終え幸せな気持ちで睡眠に入ることが大切。またお酒は睡眠の質を低下させる。薄々気付いていたが…。適量なんてほぼ無理。「眠れないならお酒は飲まない」が新常識。
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ただぞぅ
少しずつ記憶を無くしゆっくり遠ざかっていく。アメリカでは「長いお別れ(ロンググッパイ)」という異名をもつ認知症。いくら尽力し介護しても進行を止められない。介護する者にとってこれほど辛いものはない。人が死んでいくのを支えることがいかに大変なことであるかを痛感した。長く教職につき中学校の校長も務めた東昇平(70歳)が認知症を患い、亡くなるまでの約10年間の家族の物語。症状が進行するにつれ切実な現実問題が家族を襲う。昇平のような知的職業に就いていた人間にも容赦ない。もし自分がなったら運命と割りきれるだろうか?
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/10/19(1645日経過)
記録初日
2019/08/17(1708日経過)
読んだ本
689冊(1日平均0.40冊)
読んだページ
200067ページ(1日平均117ページ)
感想・レビュー
689件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
性別
血液型
A型
現住所
神奈川県
自己紹介

30代後半まで全くといってもいいほど読書経験なし。
そんな私を変えたのは、2019年(令和元年)の夏の出来事でした。

なんと、あるウィルス性の感染症にかかり、2週間近く入院したのです。
生死をさまよう高熱が続いた後も病室から一歩も出られない日々のなか、有り余る時間を過ごすため本を手にしたことがきっかけでした。

そこには自分の知らない世界や経験が描かれており、辛い闘病生活に光を差し込んでくれました。
そして遅咲きながら「読書の魅力」に気づきました。

皆さんの投稿を読むことで共感のみならず、新たな発見と自分の知らない世界へ導いてくれます。
まだまだ知らないジャンルや分野がありますが、少しずつ読める幅が広がればと思います。

よろしくお願いします。

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