いや～、重かった。祖父の情のなさが凄まじい。そして、それぞれの才能と巻き込まれていく家族。音楽だけでなく芸術やスポーツは才能だけでも努力だけでもどうしようもない壁が存在するんだろうな。でも、頂点にたてなくても、色々な道はあるとは思うんだけどな。視野が狭いと思う＆周りも巻き込まれるのではなく、批判するだけでなく、様々な道を示ししてあげるのも家族や指導者としての役割だし愛情ではないかと思うのは、当事者の頂点に立ちたいという気持ちを理解できていないからなのかな…？それにしても最後の落としどころが、いいんだけど…

いや～、重かった。祖父の情のなさが凄まじい。そして、それぞれの才能と巻き込まれていく家族。音楽だけでなく芸術やスポーツは才能だけでも努力だけでもどうしようもない壁が存在するんだろうな。でも、頂点にたてなくても、色々な道はあるとは思うんだけどな。視野が狭いと思う＆周りも巻き込まれるのではなく、批判するだけでなく、様々な道を示ししてあげるのも家族や指導者としての役割だし愛情ではないかと思うのは、当事者の頂点に立ちたいという気持ちを理解できていないからなのかな…？それにしても最後の落としどころが、いいんだけど…

ん～。淡々と読み終えてしまい、感想を残そうとして、何も記憶に残っていないことに愕然とした。自分側の問題なのか…、作品の問題なのか…。

人生の大先輩の実生活で得てこられた、人生論は納得しやすい。「そうだよな」って思うし、「そっか」とも思う。でも、「それが難しいんだよな」とか「それが出来ないから悩むんだよな」と凹んでしまった(笑)少しづつ少しづつ、その場面その場面で、思い出しながら、過ごしていければいいかな。こういう考え方・生き方もあるんだよなって思える、いい人生論でしたよ。

「思い出のとき修理します」は時計屋に持ち込まれた『時』がらみの問題を解決していた。今作は『額縁』作りを通して、5つの短編ごとに謎を解き、全体としての物語として、主人公の額装師の夏樹の婚約者だった弘海のバス事故死の時に謎の行動をしたカレー屋店主の池畠、その池畠に溺れているところを助けられた『くおん堂』次男の純。この３人の心の闇を解き明かしていく。恋愛としては、夏樹と弘海と田代綾香の対応に考えさせられるものがある。

確かに『悪い恋人』だけど、不倫相手だからなぁ～。

原爆に絡めた4つの短編集。◎『永遠の火』に登場した、原爆の火は実在するとのこと。◎『被爆のマリア』だけ、長崎の原爆を題材とはしていたけど、関わり方としては薄く、ＤＶや虐待の話だし、店長もなんだかな…。

多分、初読み作家さん。田舎の湖畔に土産物兼食堂を父親の源三から譲り受け、叔母の芳子と二人で切り盛りしている主人公の灯子。灯子、悠、花映の三姉妹と源三の四人家族と、芳子の息子や幼馴染や家を出た母や、その母が家を出るきっかけとなった過去などが、ゆっくりと語られていく物語。◎ふ～ん…、灯子が辰生に母親のことを問いただす場面と、三姉妹が母親に会う場面は、もう少し感情の起伏とか叱責や罵倒シーンがあってもいいのかな。全体的には、穏やかな土地・季節・人間関係の中での物語にゆったりと読んだけど、まとまり過ぎかなとも思う。

推理する4人の登場人物が変わらない4つの短編集。刑事・翻訳家・精神科医が住むマンションのオーナーという４人。３人の話を聞いて、オーナーが推理を披露するという展開。どの物語もおもしろかったです。特に最後の『Ｙの誘拐』ですね。最後の最後まで気が抜けませんよ、是非ともお楽しみ下さい。