仕事への思いとか恋人や夫への腹立ちや家族や女同士でも分かり合えない部分など、共感できるところがたくさんありました。家族の難しさも感じました。佐久間をはじめ登場する女性たちが感じた悔しさや理不尽さに涙が出そうになった場面もいくつもあります。私は佐久間の選択を応援します。楓子にも離婚頑張れと思いました。読んでよかったです。

きょうだい5人いたらどんなだろう。いい事も不満もあるだろうけど、経済的に困ってなければそれなりに楽しく暮らせるのかなと思いました。途中から次女の独り言っぽくなってたけど、それでもなんかきょうだいっていいなと思いました。

仕事への思いとか恋人や夫への腹立ちや家族や女同士でも分かり合えない部分など、共感できるところがたくさんありました。家族の難しさも感じました。佐久間をはじめ登場する女性たちが感じた悔しさや理不尽さに涙が出そうになった場面もいくつもあります。私は佐久間の選択を応援します。楓子にも離婚頑張れと思いました。読んでよかったです。

好感の持てる人ばかりでしたが、結局要のラタトゥイユは完成していないし今後の営業場所も未定だし、これで終わり？という感じはしました。とはいえ私は結構気に入っています。続編があるとしたら、第三営業所の建て替えが終わってまた駐車場で営業を始めるところからかなと思っています。個人的には、汐里と要がお互い好きなのに保留みたいな状況がやや物足りなかったです。汐里も好きならそう言ってあげればよかったのになと思いました。

これまで読んだほしおさんの作品の中で一番重かったです。舞台は川越でなじみ深かったのですが。染物とか機織りとか、自分でやってみたいとは思わないけど興味深く読みました。それにしても主人公含めこの一族は、繊細でその割にクセがあってどことなく生きづらそう。ある意味多佳子さんが一番普通っぽいのかも。長女と三女では同じ家族でも親の見え方が違うことも多いよね、と思いました。未都の自殺をめぐるサスペンスの部分は真相も結末もちょっと消化不良な感じ。これから機織物のシリーズになるなら続きも読みたいと思います。