し寄せ、ここ数十年の間にも技術的な面で大きな変革を迫られ、大変な努力の末にそれを乗り越え、現代の華やかな出版文化を担っていることがよく分かる。子供の頃から手にしてきた本と現在の本は、一見それ程違いがあるようには見えないけれども、そう見えないところにこそ、技術革新の意味があるのだろう。ただし、活版から写植デジタル化の現代まで、専門的な用語や内容が列挙されていて、ジュニア新書と銘打つ限りは、もっと精選し大掴みでも良かったのではないか。本作りの現場の声が、多くの図版と共に記されていて、一冊の本を改めてみつめる。
半世紀にわたって買いためた積ん読本に囲まれる日々。少しずつ減らそうとするものの、新刊・古本が同じくらい入ってくる。
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