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2025年5月の読書メーターまとめ

Sakurakunnn1
読んだ本
28
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感想・レビュー
28
ナイス
442ナイス

2025年5月に読んだ本
28

2025年5月のお気に入り登録
4

  • えびちゅん
  • さりゅ
  • ちょび太郎
  • もっぱら有隣堂と啓文堂

2025年5月のお気に入られ登録
4

  • えびちゅん
  • さりゅ
  • ちょび太郎
  • もっぱら有隣堂と啓文堂

2025年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Sakurakunnn1
ネタバレ女子高生・射守矢真兎は親友の私・鉱田と、二人の中学時代の親友である雨季田絵空に巨額の資金をかけたポーカー勝負を挑む。鉱田が気づいていなかった、真兎の絵空に対する確執が鍵となっているのだが、終わってみると“それだけのために”ここまでの大勝負を張った真兎の不器用さが愛しい。飄々として見えて中々に重い女である。道中の敵である椚先輩や佐分利会長の格が新たな敵の登場で落ちないのも凄いし、各話の特殊ゲームも魅力。何より審判をやり切った塗辺君の鋼の心臓にあっぱれである。こっちは♠のJが被った瞬間、うめき声が出たよ。
が「ナイス!」と言っています。

2025年5月の感想・レビュー一覧
28

Sakurakunnn1
ネタバレ天然ダメ長姉と才媛ドライな末妹に挟まれた、三姉妹真ん中の都久音が魅力的に描かれている。聞き込みの際の書道部女子たちの元太(イケメン)と都久音への反応の違いは面白い。この作者は女性視点の方が読める…が、それだけかな。特に最後の話は酷い。会話中心にああかもしれない、こうかもしれないと言っている間に勝手に事件が動いてくれ解決した感じで、何も緊迫感がない。無理にミステリ要素を絡めず、フラットでまともな感性を持っている都久音を中心とした女子社会・学生生活を描いてくれた方が楽しめたかも。分冊が機能しておらず致命的だ。
が「ナイス!」と言っています。
Sakurakunnn1
ネタバレ一つの事件に二つの視点から推理が進み、全く違う性格の解決と真実が提示されることを期待して読み進めるも、それぞれ追っていくことが違い過ぎて、二編を読んでようやく全貌が掴めるだけという中途半端な作りになっている。brother編は兄弟の亡き母の面影があるようなないような感じだし、4人それぞれの役割もぼやけていてキャラクターが掴みづらい。sister編の三姉妹との絡みも薄く、長男を追い回す千草に至っては意味深に出てくるも活躍なし。正直、何がしたいのか分からない。
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Sakurakunnn1
ネタバレ長い歳月を経てなお、街並みに石川良子との思い出を追う、石岡君の寂しさがしみついている。犬坊里美の上京は感傷に浸る石岡君を幾ばくか元気づけ、期待させたかと思いきや自重させと、中々に落ち着かせない。眩しい笑顔、すっかりシティーガールとなったお洒落ないでたちと少し幼さを感じさせる口癖の魅力的なヒロインだが、当の本人は石岡君に対してどういうつもりなのかというと、作者でも分かりかねるらしい。それにしても石岡君、その歳でそのコミュ障、何とかならんのか…。
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Sakurakunnn1
冴えない男は推理が鋭い、は古めかしきこの時代からあったのか。本格推理というより時代劇を楽しむかたちで、長尺の作品と比べると短編はあまり…。亜のキャラクターは良かった。
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Sakurakunnn1
ネタバレ薩次とキリコの掛け合いがあまりに魅力的で、「真犯人はきみ」という衝撃のあらすじを忘れるほどだった。作中一つ一つの枠物語も素晴らしい本格であり、メイントリックは無限入れ子とは恐れ入った。ここまで大掛かりな仕掛けをさり気なく展開していく作者の手腕もお見事だが、時刻表トリック、田舎から出てきたガリ勉、出前小僧と(生まれてないけど)懐かしい昭和という時代を感じさせる作風は現代作品では得られないものだ。表紙は今の読者が馴染みやすい様にリニューアルし、新装版を送り出してくれたおかげで出会えた作品。出版社に感謝。
が「ナイス!」と言っています。
Sakurakunnn1
ネタバレ「誰が紅茶に毒を入れたのか」をテーマとする作品は何故こうも面白いのだろう。容疑者は絞られ、限られた空間・時間の中で繰り広げられるロジックに心を掴まれてしまう。表題作は屋台骨がしっかりしている分、フーダニットや被害者の背景がある程度既定路線に収まっている。しかし、事件が一応の解決をした後で佳子の無邪気な関与が指摘され、この殺人が犯人にとって想定外であった事実が浮かび上がるところが素晴らしい。探偵は真実を追い求めるものだが、その真実を白日の下に晒すことのみが全てではない。二階堂蘭子の慧眼と英断が光る。
が「ナイス!」と言っています。
Sakurakunnn1
ネタバレ依頼人・聖川麻鈴が幼少期に体験した魔法世界の呪縛から解き放たれる話であるが、当人も年月の経過とともに魔法が虚構であることは察しつつあるので、魔導書(手帳)を奪い合う様な大掛かりな話が必要だったのかという点や、前作と違い解決が小さく纏まってしまう点が気になる。白兎が来栖さんだけの“助手”になるものの、そもそも金剛寺煌の助手としての活躍が見られていない為あまり驚きはない。来栖さんだけでなく、白兎の活躍ももう少し欲しいところだし、前作登場人物たちが活かされていないのは残念だった。
が「ナイス!」と言っています。
Sakurakunnn1
ネタバレ次巻へいくため文庫で再読。作中作モノは作中作の方が魅力的に映りもっと読んでいたくなるから困る。叙述トリックも相変わらず素晴らしいし、御剣大はよく考えれば探偵サイドは星河渡良瀬水守、怪盗サイドは十六夜沖影とタイプの違う美女に囲まれているという大変羨ましい状況であることに気付く。完全にラノベ主人公である。瀬々良木君も同じ道を歩むのだろうか。来栖さんとの仲に幸あれ。
が「ナイス!」と言っています。
Sakurakunnn1
ネタバレ御手洗の少年時代が描かれた二編。透明なグラスだけが割られ、鈴蘭の花は消失するという「鈴蘭事件」は殺人者の正体が分かり一件落着…という訳ではない。その奥に隠された悪意が事件から43年後、関係者の殆どが無くなってから明かされるのだ。米澤穂信「氷菓」に同じく、知らない方が良かった後味の悪さが残る。「Pの密室」は不可思議な間取りの家で起こる密室殺人だが、犯人の逃走経路は邪推しやすく、これは作中トリックで犯行部屋を誤魔化しても迷彩しつくせないのではないか。小学生の時分から謎を解くことへの葛藤を抱えている描写は良い。
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Sakurakunnn1
ネタバレ各人物の勝利条件や置かれた状況、解答者が推理パートで言わんとしていることが掴みにくく、何度も読み返した。分かりづらさは難点だが、バーチャル空間(傀儡館)の中にもう一つのバーチャル空間(ドールハウス)がある展開は素晴らしかった。アバターと生身の身体が同時に動いて気付かないか、ナイフが確実に致命傷を与えるかは疑問が残るものの、犯人役の人数を誤認させていた黒幕サイドの傾向を踏まえ、冬馬が最後の告発対象を誤らなかった詰めは良い。但し“素人探偵への憎悪”という動機に対して計画が壮大に過ぎ、物語としての味は薄い。
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Sakurakunnn1
ネタバレ冴えない中年医師が仮面の女に唆され、美しい少女のために殺人者へと身を堕としていく「仮面」が素晴らしい。終盤の男の破滅でリルも、そして醜いメイドのアミカも仮面を被っていたことに驚く。特にアミカの底知れなさが恐ろしく、魅力を感じる。彼女の生い立ちや想いがあえて語られないことが憎い。悪女ながら、本作の人物の中で一番好きだ。同じ悪女でも「氷の皇国」の皇女ケーキリアは歪んだ愛ゆえの執着が恐ろしく、その陰謀を暴くロジックと苦肉の策の折衷案が重い。こんなにも読むのがしんどい、ドロリとした短編集は初めて。
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Sakurakunnn1
ネタバレ変わり者の女子に強引に誘われた部活で少し変わった学生生活を送り出す…涼宮ハルヒの影響を受けた作品が令和に送り出されるとは思わなかった。いわゆる日常の謎なので読者を惹き付けるには少し弱い部分もあるものの、登場人物たちが等身大の高校生であり、魅力も欠点もあるところが青春小説として楽しめる。決して名作傑作ではないが不思議と好感を持ってしまう作品だ。主人公が離れて暮らす妹と文通をしているという“なぜ”をクライマックスに持ってくるかと思いきやアッサリ種明かしがされたのでそこが肩透かし感はあり。続きが出れば読みたい。
が「ナイス!」と言っています。
Sakurakunnn1
ネタバレ同時発刊のこちらの方がミステリに寄っている。但し1冊目の方で二人の母親の下りがあったことや、双子の容姿が他人から区別がつかない描写があることから、”母親が入れ替わっている”仕掛けがモロバレである。ストーリー展開はベタなものであり、そもそも双子の中学生時の話なので既定路線ではありながら、結末の部分は心に来るものがあった。これは作者の筆力であろう。一方で双子に音楽や小説の才能があるないの下りがやたらごちゃごちゃしているが、読者に一切伝わらずテンポが悪いのは気になる。
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Sakurakunnn1
ネタバレイラストレーターと探偵モノを目当てに大人が買うと謎とストーリーが浅く、双子の書き分けや、そもそも双子であることの意味はとなってしまう。児童文学として出ているドイルや乱歩を読む感覚でいると馴染んだ。双子視点でなく、第三者を視点人物として立てた方が上手くいく気がした。同時発刊なので実質上下巻として見た方が良いか。
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Sakurakunnn1
ネタバレ事件が起こるまでの前置きが長すぎ、起きてからも回りくどい台詞と描写で緊迫感に欠ける。グダグダとした知識お披露目にゴッソリ体力を持っていかれ、伏線を拾っていくことが非常に困難。読者への挑戦状の後に毒チョコの様な推理合戦が始まるが、そこで初めて開示される事実があるのもどうかと思う。言語による犯人特定のロジックは良かった。残念なのはその素晴らしさが受け止めにくいこと。主人公がとにかく気持ち悪く、人外に気に入られている意味が分からない。視点人物は柏木君で良くないか。
が「ナイス!」と言っています。
Sakurakunnn1
ネタバレ短編が進むにつれて、視界が広がる様に終末監獄の世界感が馴染んでくる構成が上手い。ディストピアのはずが、妙に落ち着いた小康状態と、死が確定した際の恐慌状態の対比が肌寒い。本作は広義の意味でミステリだが、本格としてはやや物足りない。個々の事件の謎に対して解決が小ぶりで、「実は自殺でした」はないだろう。火曜クラブの監獄版の様な、もっと鮮やかな解決を期待していた。シュルツ老の難聴や”てんかん”の描写、最後の”こどもたち”の締めは良かった。
が「ナイス!」と言っています。
Sakurakunnn1
ネタバレアメンホテプ4世の死後も神官団が彼に臣従していた描写は難がないか。次王ツタンカーメン、ホルエムヘブ、アイは名前のみ登場と、期待した世界史好きはガッカリだ。実際に死者の復活を見た者がいないにも関わらず、セティ帰還が何事もなく受け止められるし、その正体は後出し。本作最大の謎、王の死体消失は謎が際立たない上に、トリックや犯人はありきたり。この作中の神は人々の信仰により力が強まる様だが、その提示も甘い。アテン神の狂信者たちが何を得ようとしているかも腑に落ちず、カリは急に推理力を覚醒させと、期待外れ感が溢れる。
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Sakurakunnn1
ネタバレ果たして創元から出る作品かという感触は残るものの、人生って大人ってこんなもんさというある種の諦めとそうじゃないだろうという若さのせめぎ合いを感じさせた。二和は当時恋人がおり、高校生の主人公には手が届かない存在だった。年齢を重ねる事でやっと幼さ残る”子供の”彼女と向き合いうことが出来るとはリアルである。また”現在の”同級生夏河が大人の主人公に惹かれる描写を入れることで時が流れることの意味を強調する展開も上手い。必要な要素以外も詰め込まれている様に思えるが、その無駄もまたこの作品のらしさを形作っている。
が「ナイス!」と言っています。
Sakurakunnn1
ネタバレ三つの場面と時間軸、人間関係を整理しながら読み進む「商人の空証文」の完成度が高い。カルマの正体が分かると、りんご売りの少女の締めが不気味なものとなり、ダークな世界感に魅了される。表題作も含め、連作短編として楽しめる仕上がりになっている。反面、元凶である魔女や、魔女が契約をした人物が起こす事件を解決する話なのか、カルマとフェイの因縁を清算する話なのかというグランドデザインが見えないまま進んでいくのが難点。雰囲気や短編の繋げ方は良いが、風呂敷を畳む段階で駆け足となってしまった。アネシカの役割が薄すぎる。
が「ナイス!」と言っています。
Sakurakunnn1
ネタバレ見取図を見た瞬間の「〇るのが大オチだったらどうしよう…」という心配は杞憂に終わる。表紙のメイドらいちはそのままの容姿で館に勤めているというミスリードに一役買っており、戸田から見た彼女はもちろん変装後のものだ。この戸田視点があることで、種明かしの際の説得力が補強されている点が素晴らしい。場所誤認に一人二役と、短い割にギミックが詰まった作品。
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Sakurakunnn1
ネタバレ「諸君、アルセーヌ・ルパン君をご紹介しましょう」ホームズ好きならニヤリとする演出満載で、ルパンに一杯喰わされながらその正体を見破る一幕が良い。人外の戦いに巻き込まれながら存在感を放つのは流石である。今回はライトノベルに寄った展開が多いものの、世紀の名探偵と怪盗の対決の中で宝石を死守する鴉夜の、生首であることを利用した意外な登場には思わず声が出た。
が「ナイス!」と言っています。
Sakurakunnn1
ネタバレ女子高生・射守矢真兎は親友の私・鉱田と、二人の中学時代の親友である雨季田絵空に巨額の資金をかけたポーカー勝負を挑む。鉱田が気づいていなかった、真兎の絵空に対する確執が鍵となっているのだが、終わってみると“それだけのために”ここまでの大勝負を張った真兎の不器用さが愛しい。飄々として見えて中々に重い女である。道中の敵である椚先輩や佐分利会長の格が新たな敵の登場で落ちないのも凄いし、各話の特殊ゲームも魅力。何より審判をやり切った塗辺君の鋼の心臓にあっぱれである。こっちは♠のJが被った瞬間、うめき声が出たよ。
が「ナイス!」と言っています。
Sakurakunnn1
ネタバレベルギーの名警部は現役時代から気取り屋のご様子で、”教授殺し”に蓄音機が出てくる展開に思わずニヤリ。密室における生首消失は思わず怪物を疑うが、敢えて怪物の腹が空っぽであることを見せることで、読者の疑いの外に置かれるのが憎い。反面、第一幕の吸血鬼は導入ということもあってか、トリックから解決まで一路、見破りやすかった。このデコボココンビ、主人は鴉夜のはずだが、津軽との掛け合いが対等と言って良いくらいで、必ずしも彼女が主導権を握っている訳ではないのが面白い。まあ、握れないからな。「ふふふふふ」「はははははは」
が「ナイス!」と言っています。
Sakurakunnn1
ネタバレ天馬の消去法推理によって容疑者の数が絞られていくかと思いきや、何故か途中でそれがゼロになったりと読者は振り回されるものの、解決編で彼の思考過程が明かされることによって成程と唸らされる。現場に残されたダイイング・メッセージで重要なのは内容ではなく、犯人がその存在に気付いた状況であると推理し、唐突に浮かび上がってくる意外な人物への道筋が見事。期末試験で天馬への雪辱を誓う八橋さんは真っ当に挑んでいればチャンスがあった点数差であったり、演劇部公演は「天使たちの残暑見舞い」など、細かいところに洒落が利いている。
が「ナイス!」と言っています。
Sakurakunnn1
ネタバレ再読。本書は今まで活躍した登場人物たちの深掘りが魅力。50円玉の謎を追う表題作の一風変わったワイダニットで裏染鏡華の才が光るものの、天馬には一歩及ばないといった格付けが読者に示されている。そんな彼女が探偵役を務める「花瓶」はまさに王道の本格モノであり、理詰めの兄と異なり勢いで突っ走る推理が魅力(花瓶に生けてあった花はヤマユリ…これって作者なりの暗喩か何かかしら?)。この二編が特に素晴らしい。話のタネは一瞬で分かってしまうが、別の意味で素晴らしいのは「天使たち」の柚乃と早苗である。タイが曲がっていてよ。
が「ナイス!」と言っています。
Sakurakunnn1
ネタバレこれまでの作品に比べ、事件に怪異の介在がなさそうで、ほぼ間違いなく人為的な殺人であろうと読者が捉えることが特徴ではなかろうか。各事件は密室による不可能犯罪が強調され、連続殺人として見ると容疑者が誰一人としていないことは読者の探偵魂を煽るが、解決編を読むと随分スケールの小さいところに着地してしまうなという感想。秀継青年に至ってはミスリード役でしかなく、篠懸はというと犯人だと映えるだろうという邪推通りの位置に置かれて終わってしまう。動機となる歴史も時の流れの中で時効になるものではないか。
が「ナイス!」と言っています。
Sakurakunnn1
ネタバレ他人の今日の幸福レベルを見る能力を持つ大須賀駿は、好意をよせる同級生の「85」という数字に驚愕。そこに他の三人の能力者の群像劇が絡み合っていく出だしは素晴らしい。だが、タイトルから期待するのは彼らの能力を用いた駆け引きだ。“ノワール・レブナント”を名乗る謎の少女が水先案内人として出てくることでその期待は高まるのに、話の方向性は大企業の経営者が、会社の利益に直結しないよく分からない思想でもって作った薬品プラントを破壊するという方向に逸れていきイマイチ乗れない。捜査パートも退屈、キャラクターの良さだけが光る。
が「ナイス!」と言っています。
Sakurakunnn1
ネタバレ初読の時の記憶は彼方へと飛んでおり、犯人は忘れ、張られた伏線の数々を再び踏み倒して解決へ。二度も掌の上で踊ってくれるとは、作家にとって俺は最良の読者なんじゃなかろうか。前作の手掛かりはたった一本の傘だったのに対して、今作はモップやバケツ、水滴にトイレットペーパーとガジェット満載で、犯人特定までに至る推理は有栖川有栖の某傑作や、エラリー・クイーンのあの名作を彷彿とさせる。「職務」から容疑者を絞り込んでいく裏染天馬の論理はやはり流石である。己の正義に酔いしれる犯人への冷たい一撃は彼の譲れない性分故なのか。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/01/09(1989日経過)
記録初日
2020/01/10(1988日経過)
読んだ本
338冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
133412ページ(1日平均67ページ)
感想・レビュー
338件(投稿率100.0%)
本棚
6棚
性別
年齢
34歳
現住所
愛知県
外部サイト
自己紹介

遼来、遼来!

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