また成瀬の物語が読めることにワクワクした。やっぱり面白い。キャラが立っていて、5つの編それぞれ成瀬の周りの人が語る成瀬の魅力みたいな物語で構成され、何とも温かい。また地域性もよくでていて滋賀県民大津市民にとって誇れる作品では。 今後の成瀬の生きざま、どんな人生を送るのか、楽しみにしたい。

5歳の発達障がいを持つ男児、真人が富士の樹海よりも広大といわれる森でいなくなった。一週間後に無事保護されるのだが、その間何があったのかが、徐々に明かされるというストーリー。なんと言ってもこの真人の天真爛漫さに癒される。そして遭難中に、死体を埋めようとする女、ヤクザ、YouTuberそして自殺志願の女性に出会うという、偶然摩訶不思議。まあ、題名が「笑う森」なのだから何が起こっても許そう。「ある～ひ、もりのなか、くまさんに～」と歌いながら（笑）。

また成瀬の物語が読めることにワクワクした。やっぱり面白い。キャラが立っていて、5つの編それぞれ成瀬の周りの人が語る成瀬の魅力みたいな物語で構成され、何とも温かい。また地域性もよくでていて滋賀県民大津市民にとって誇れる作品では。 今後の成瀬の生きざま、どんな人生を送るのか、楽しみにしたい。

直木賞受賞作品。表紙の絵、物語とどのようにリンクしているのか、ちょっと考えてもわからないが、インパクト大。調べてみたら目黒礼子氏という油絵画家の作、とのこと。花と骸骨をテーマにしているらしい。物語はコロナ禍にあったかも知れない短編。それぞれ違うパターンで味わい深い。中でも「特別縁故者」「祝福の歌」が個人的には好き。