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2024年3月の読書メーターまとめ

ふくみみ
読んだ本
12
読んだページ
3652ページ
感想・レビュー
12
ナイス
174ナイス

2024年3月に読んだ本
12

2024年3月のお気に入られ登録
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2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ふくみみ
ネタバレ百合アンソロ「彼女。」で短編が面白かった乾くるみさんの作品ということで読んでみた。私はタイトルだけ知っていたこの小説を「平成あたりのドラッグとかタトゥーとかがいっぱい出てくるケータイ小説」だと思い込んでいたので親しみのもてるモッサリした昭和の若者が出てきて驚いた。何と勘違いしてたんだろう…。 で,叙述トリックらしいと用心しつつ読んでやっぱり驚いた。「木綿のハンカチーフ」がうまい騙しのポイントですよね。「たっくん」とか答え合わせがめちゃくちゃ面白くて騙されたのが気持ちよかった。静岡カップルの方,お幸せに…!
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
12

ふくみみ
動物園のエピソードもよかったなぁと。アニメではナオちゃんの性別なかなか気づかなかったんだよな。アニメでもとてもよかった帰省シーンに描かれる地元の静かな風景に胸を打たれる。後書きも故郷の話。誰にとっても大切な故郷を描いてくれたのですね。
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ふくみみ
兼近先輩,デリカシーないけど率直な人柄でこういう人好きだなぁと思ってしまう。志摩君へのみつみの100%の善意もとてもよい。ふみちゃんとの中華料理屋さんのシーン,アニメもよかったなぁ。高嶺先輩も苦手だと思ってしまいそうだけどみつみの視点から見ると魅力がよく伝わってくる。江頭さんやまこっちゃんなど屈折した人たちもこんなに魅力的なところがいっぱいあるんだなとわかる描き方が本当にいいですね。そして志摩君と気まずいことも経てさらに深く付き合えるのもよき。
が「ナイス!」と言っています。
ふくみみ
アニメで知ってアニメが素晴らしかったので二期を待っていますが,原作ももちろん素晴らしいですね。世の中はこんなに優しいとは限らないんだけど,でもこういうことが100%起きないかといえばそんなことなくて,自分みたいな人付き合いが下手な人間でもそういう偶然の恩恵は受けてきたんだなって思い出す。みつみちゃんのキャラクターも最初は枠にはめて見てしまうけど魅力がよくわかる描き方でいいなぁと思います。
が「ナイス!」と言っています。
ふくみみ
自分がエースになるなら周囲の成長を奪い,邪魔や批判をして自分が優秀アピールをするのがいいかもしれないが,チームとして最高の成果を出すには心理的安全性と学習で各人に最高のパフォーマンスを発揮してもらう必要がある。そうしなければ生き残れない一方で,部下である他者がリーダーに不快なメッセージを発することが耐え難いことも多いだろう。部下の懸念や失敗の報告は多くが杞憂かもしれないし,失敗の尻拭いは億劫なものだ。リーダーが逃げずに不快なメッセージに向き合うための対策がより書かれていると下っ端としては安心できるのだが。
が「ナイス!」と言っています。
ふくみみ
私はセロ弾きのゴーシュが親切な人だとあまり考えたことがなくて細かい感情の機微があまりわからない青年が目の前の動物たちに対応していくことで豊かな人間になっていく話という解釈だった。中村哲さんの解釈を思うと自分は困っている人たちに対してゴーシュ君よりはるかに鈍感なのかもしれない。 中村哲さんのお話はドキュメンタリーや他の書籍でも知っていることが多かったが、90年代から亡くなる直前までの言葉を改めて読み、用水路の進捗を見返すと心に沁みるものがある。正しさの前にまず目の前の困っている人に手を差し伸べること。
が「ナイス!」と言っています。
ふくみみ
ネタバレ百合アンソロ「彼女。」で短編が面白かった乾くるみさんの作品ということで読んでみた。私はタイトルだけ知っていたこの小説を「平成あたりのドラッグとかタトゥーとかがいっぱい出てくるケータイ小説」だと思い込んでいたので親しみのもてるモッサリした昭和の若者が出てきて驚いた。何と勘違いしてたんだろう…。 で,叙述トリックらしいと用心しつつ読んでやっぱり驚いた。「木綿のハンカチーフ」がうまい騙しのポイントですよね。「たっくん」とか答え合わせがめちゃくちゃ面白くて騙されたのが気持ちよかった。静岡カップルの方,お幸せに…!
が「ナイス!」と言っています。
ふくみみ
最初にボカロ文化は非常に若者に偏った文化であり男女比がほぼ半々という統計データを見て2ちゃん的なネット文化とは違うものなんだなと知れてわくわくしたものの、その先についてはボカロ曲を知っている前提で話が進んでいくのか論理を進めるために引用された漫画や小説は知っていてもなるほどと頭にハマる感じが持てなかった。 米津玄師さんは知っていたがこの方もボカロ出身なのかとかYOASOBIの快進撃を見ても魅力的なボカロの世界に才能がどんどん流入してるのは間違いないのだろう。 有名なボカロ曲を聞いて改めて読み直したい。
が「ナイス!」と言っています。
ふくみみ
ネタバレ円居挽さん以外は読んだことがなかった(そして円居挽さんもFGOのシナリオで読んだ)が名を連ねる作家陣が自分でも聞いたことある人たち揃いで読むことにした。「椿と悠」はガールミーツガールの王道の序章か。やはりキーアイテムは卵焼きなのだな…。「恋澤姉妹」はアクション描写楽しみつつ心中になるほどと思いつつなら逃げればいいのではとも。「馬鹿者の恋」はユーフォの方なのか。一番身に沁みた。「上手くなるまで待って」は流石のミステリ仕立てだが繭先輩の魅力をもう少し知りたく。
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ふくみみ
ドラマは涼子が激辛好きなど変えている設定はあったがビジュアルとしてはすっかり天海祐希さんと松下洸平さんでイメージするようになってしまった。涼子の年齢も1巻のときより高め設定になってるような?不可能という意味のありえないなのは1作目の物理的で,あとは不可能犯罪という感じではなくストーリーを楽しめた。これらもドラマが下敷きにして変えたのかなというかぶる感じがありつつどちらも楽しめた。原作もドラマも続編読みたいなと思う。 貴山のマリアージュ・フレール好きは変わらず,最後もジャスミン・イン・ラブで〆。
が「ナイス!」と言っています。
ふくみみ
ネタバレ柚月裕子さんの文章は本当に読みやすい。警察が放置したストーカー殺人から始まる死の連鎖。警察を責める迷惑電話は八つ当たりで不快なものだと感じつつ、やはり放置はして欲しくなかったなぁと読み進めると対応した警官の挙動のおかしさが明らかになって早くそこ調べて!な気持ちになり、つまりは内部でなんかあるから警察内部とはいえ情報漏らしあって大丈夫?とハラハラしながら読みました。犯人死亡で解決してもモヤモヤしたままから黒幕がわかってのラストはテンポ良かったけどそもそも内通者の素行を正してくれよと改めて思った。
が「ナイス!」と言っています。
ふくみみ
冒頭の同級生とのミステリ談義から面白かった。推理がそれらしくても全ての条件と矛盾があったら駄目なんだよね。今回も異常状況を条件としたクローズドサークルで巨人のロジカルな行動ぶりがゲームみたいだが部屋割りや上下階の対応など難しくて早々に謎解き諦めてしまった。比留子さんが身動き取れない状況になることで安楽椅子探偵ぶりが際立っていたな。
が「ナイス!」と言っています。
ふくみみ
プロフェッショナル仕事の流儀で見て本も読みたいと思っていたのにかなりの時間が経って新鮮な気持ちで読めました。中国残留孤児二世として中国でも敵視され、日本でも清掃くらいしかやらせてもらえる仕事がない中でストレスで胃を痛めつつも自分に厳しく他者にも思ったことは言うしっかり自分がある生き方が穏やかに語られる。清掃の仕事くらいしかやることがない、ではなく、仕事に向き合うことでその仕事の価値を高めてしまえるのはまさにプロフェッショナル。掃除のノウハウもロジカルで納得しやすく掃除主体の本も読みたくなった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/05/18(4727日経過)
記録初日
2011/05/20(4725日経過)
読んだ本
960冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
264374ページ(1日平均55ページ)
感想・レビュー
950件(投稿率99.0%)
本棚
0棚
自己紹介

活字大好きですが気に入った作家の作品を繰り返し読むたちなので、こちらで幅を広げたいと思います。
一方、読んだものをなんでもメモっておくつもりなので、変わったジャンルがたまに混ざっていくと思います。

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