2024年3月の読書メーターまとめ

読んだ本: 11冊

読んだページ: 3984ページ

感想・レビュー: 10件

ナイス: 1653ナイス

2024年3月に読んだ本
11

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2024/03/30
生皮あるセクシャルハラスメントの光景
- 井上荒野
296
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1221
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2024/03/27
三月は深き紅の淵を (講談社文庫)
- 恩田陸
448
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2024/03/24
お梅は呪いたい(祥伝社文庫ふ12-2） (祥…
- 藤崎　翔
296
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2024/03/22
新古事記
- 村田喜代子
352
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2024/03/20
破船 (新潮文庫)
- 吉村昭
256
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2024/03/18
なれのはて
- 加藤シゲアキ
448
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2024/03/14
アントンが飛ばした鳩：ホロコーストをめぐる3…
- バーナード・ゴットフリード
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2024/03/13
認知症ポジティブおばあちゃん～在宅介護のしあ…
- だんだん・えむ
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2024/03/10
黒地の絵　傑作短編集2 (新潮文庫)
- 松本清張
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2024/03/07
秘密の花園
- 朝井まかて
472
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2024/03/02
一線の湖
- 砥上裕將
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2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ケイト

2024/03/18

加藤さん初読み。初め時系列が前後するので混乱した。一枚の絵をめぐるミステリとある一族の歴史。大正から現代に至るまで、戦争や大災害にも触れ黒い水に取り憑かれた男、それを受け継いだ兄弟の分断。それに関わった弱い立場の人達の背景が、描かれていた。少してんこ盛りの感じがして、壮大な物語をどうたたむのか…と思ったけれど、とても爽やで余韻の残る終わり方だった。

2024/03/18 20:08

ケイトさん、自分がだめなのは時系列グチャグチャ系。何故シンプルにしない！って毎回思ってしまいます。これは無理かも。。。

ケイト

2024/03/18 20:22

ポプラさん、目次に書いてるんですけどねw時系列上手い作家さんもいますよね！ほかの方のレビューを見ると混乱したのは少数かな？(´>∀<｀)ゝ))ｴﾍﾍ

が「ナイス！」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

ケイト

2024/02/27 19:30

【読書メーターの本のプレゼントに応募しました】稀代のストーリーテラー、恩田陸が辿り着いた最高到達点！バレエ小説『spring』を著者サイン入りで10名に！応募受付は2月29日(木)の正午まで。応募はこちらから→ https://bookmeter.com/giftbooks/551?track=share

ｓｐｒｉｎｇ (単行本 --)

恩田　陸

あらすじ・内容

が「ナイス！」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
10

ケイト

2024/03/30

ネタバレ最近メディアを騒がす性被害。何年も前の事をなんで今さら訴えるのか？と言われるけど。セクハラが男と女ではこうも隔たりがあるのかと改めて思う。カルチャーセンターの小説講師のやりたい放題。主人公は才能があるなんて褒められて特別扱いされ、個人レッスンなんて言われてホテルへ…じゃ行かなければいいって思うけど、もう洗脳されている感じがする。権力を持っているこの男は当然の対価だと思っているし、小説を書くためにはそれも必要だとも。相手が何も言わないのが同意なのか。食い散らかすこの男に同情はしない。

が「ナイス！」と言っています。

今まで読んだ恩田作品はリアル、青春系だったのでこの間読んだ『幻夜視行』はよく分からなかった。この作品もそういう系かな？と思ってたら、恩田さんの引き出しの多さに驚いた。1章〜3章はミステリぽくて、4章は不穏な感じで始まるパラレルワールド。回転木馬のように情景がグルグル回る。4つの話の共通点は『小泉八雲』誌友さんのレビューにある『理瀬』がやっと出てきた。読メをやってなかったら出会わなかった一冊。結構長かったけど、飽きずに読めた。

2024/03/27 21:30

共読( ^^)人(^^ ) 三月にこの本を読むなんて、ちょうど良かったやん😝 一章で不思議な世界に入り、二章で出雲へ女2人寝台列車の旅🌃 三章は悲しくて、四章は理瀬初登場だったね✨ 理瀬シリーズ第一弾の『麦の海に沈め果実』、ぜひ読んでね👍

ケイト

2024/03/27 22:09

えにさん、共読おつ(^^)/あ〜ほんと偶然三月!!一畑電鉄乗ってないけど、駅の近所通ったよ。三章の話は怖いけど良かったわ。理瀬やっと出てきて叫んだよｷﾀ━(ﾟ∀ﾟ)━!理瀬シリーズゆっくり追いかけるね😊

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ケイト

2024/03/24

かつて将軍を呪い殺した日本人形のお梅、500年の時を経て木箱から出され、現代人を呪い殺すつもりだった・・・ところが負のオーラをまとっている人が拾うのに、瘴気を吐いても全然効き目がない。日々部屋の捜索やテレビ・映画見て勉強するお梅、現代語も漢字に変換して理解しようと努力する。人が苦しむ姿が見たいのに誰も死なず幸せになっていく。悩むお梅がだんだん可愛いく思えてきた。なんとお梅は幸せを運ぶ人形になり果ててしまったのか??この際だから発送の転換を図るっていうのはどうかなー(爆笑)

お梅は呪いたい(祥伝社文庫ふ12-2） (祥伝社文庫ふ 12-2)

2024/03/30 16:03

ケイトさん、お梅が健気に頑張ってますね！うんうん、幸せを運ぶ人形になった方がいいかも🤣

ケイト

2024/03/30 17:03

ポチさん、ほんと頑張って走り回ってwww幸せを運ぶお梅、ここに参上ꉂ🤣𐤔

が「ナイス！」と言っています。

ケイト

2024/03/22

ネタバレ表紙からそんな内容とは想像できなかった。今月末にアカデミー賞受賞作『オッペンハイマー』が上映される。日系三世から見た第二次世界大戦下、集められた物理学者達。住所も明かすことができないY地で、秘密裏の中で行われていた核開発。この地で人や犬の出産ラッシュが続く。長閑な毎日の中で着々と遂行されていたプロジェクト。この対比がとても怖い。「新しい世界は神じゃなく、人がつくるんだ」という文章。この先人類に課せられた宿題だと思う。

が「ナイス！」と言っています。

昔の日本のどこかであったであろう話。貧しい漁村で冬の夜に行われる『塩焼き』塩を取るだけのものではない。その祈願のための祭事『お船様』この村で起こることは他言無用、バレたら捕らえられる。個人の幸せより村を守らねばならない掟。なんと最後は神仏の祈りも虚しく、天罰のような災厄にみまわれる。吉村さんの筆致にグイグイ引き込まれた。いや〜恐ろしい。

2024/03/20 12:57

なんか怖そう😱積んでるから追っかけるべ👍

ケイト

2024/03/20 13:10

miraiちゃん、私もずっと積んでた。熊嵐よりグロくはないけど…読んでみてね！

が「ナイス！」と言っています。

ケイト

2024/03/18

加藤さん初読み。初め時系列が前後するので混乱した。一枚の絵をめぐるミステリとある一族の歴史。大正から現代に至るまで、戦争や大災害にも触れ黒い水に取り憑かれた男、それを受け継いだ兄弟の分断。それに関わった弱い立場の人達の背景が、描かれていた。少してんこ盛りの感じがして、壮大な物語をどうたたむのか…と思ったけれど、とても爽やで余韻の残る終わり方だった。

2024/03/18 20:08

ケイトさん、自分がだめなのは時系列グチャグチャ系。何故シンプルにしない！って毎回思ってしまいます。これは無理かも。。。

ケイト

2024/03/18 20:22

ポプラさん、目次に書いてるんですけどねw時系列上手い作家さんもいますよね！ほかの方のレビューを見ると混乱したのは少数かな？(´>∀<｀)ゝ))ｴﾍﾍ

が「ナイス！」と言っています。

ケイト

2024/03/14

どんな境遇の中であっても人は耐える力を持っているが、ナチス支配下で生き延びるって、想像しただけで身が竦む。それでも著者はユダヤ人として、六つの強制収容所を生き抜いた写真家。子供時代の平穏な日常から次第に社会の畝りに取り込まれる。ユダヤ人と知りながら危険を犯してでも手を差し伸べてくれた人達、一見善人に見える人が見せる悪の側面にも触れ、切り取られた人生のひとコマを淡々と綴る。今のイスラエルとガザでの武力闘争に複雑な気持ちになる。なぜ人類は歴史を学ばないのか。奪われた命は誰かの希望なのに。

アントンが飛ばした鳩：ホロコーストをめぐる30の物語

2024/03/15 04:40

ケイトさん、毎年数冊はWWIIの小説を読むようにしています。この本はノンフィクションかな？アウシュビッツ、ホロコースト、あの大惨劇は忘れてはいけないね。

ケイト

2024/03/15 11:49

ポプラさん、これはノンフィクションです。著者はその後アメリカに渡り写真家になられた方です。忘れてはいけない歴史ですね！

が「ナイス！」と言っています。

ケイト

2024/03/10

ネタバレ衝撃の短編9話。印象に残ったのは『黒地の絵』1950年朝鮮戦争下、北九州で200人の黒人兵が脱走した事件。略奪・暴行・強姦等々、GHQによる情報規制でほとんど報道されず、朝鮮に出兵し死亡した兵士の遺体処理など、衝撃的な場面が続く。その上で題名の意味が分かった時衝撃を受けた。最後の『確証』これは男の執念というか粘着気質が後を引くように、気持ち悪さが読んだ後いつまでも続いた。

が「ナイス！」と言っています。

ネタバレ馬琴の出自は武家でいつも武家奉公が続かず、何度も逃げ出す。山東京伝・蔦屋重三郎・北斎と出会い、日本小説の祖を築く。樹や花を愛で虫や小動物を愛す。妻の癇癪や病弱な息子に手を焼きながら、家族や親族のために労を尽くす。晩年眼の病を患いながら、嫁の路の手を借りて八犬伝を完成させた。朝井さんの本は分厚くて一瞬読むのを躊躇するけれど、読んで良かった～。

が「ナイス！」と言っています。

大学3年生になった霜介は進路に悩み、師匠湖山の抽象的な言葉も理解出来ず揮毫会の失敗ですっかり自信を失くす。そんな時兄弟子の代わりに小学生に水墨画を教えることに。未熟な自分を慕ってくる子供たちのｷﾗｷﾗした目。亡き母の過去を想い、いつの間にか子供たちに教えられた事。絵師として描くも描かないも絵師の生き様・・・哲学的な色々な言葉に心が震えた。そして最後湖山の言葉と霜介が下した決断も圧巻だった。カラッカラッだった霜介の心が墨を含んで、一本の線になっていくような・・・そんな余韻が残った。