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11月の読書メーターまとめ

谷ヤン
読んだ本
12
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3973ページ
感想・レビュー
10
ナイス
639ナイス

11月に読んだ本
12

11月のお気に入り登録
4

  • むらさき
  • ぼっちゃん
  • やも
  • hiace9000

11月のお気に入られ登録
4

  • ぼっちゃん
  • やも
  • 赤塚博
  • hiace9000

11月のトップ感想・レビュー!

谷ヤン
『怒り』というタイトルに自分が囚われすぎて不完全燃焼の読後感。もっと気持ちをフラットにして読めばよかったかなと少し後悔。読み終えてみれば『信じる』ことがテーマだったと思う。相手のことを大切に思えば思うほど、信じようと願う反面、同時に芽生えてしまう猜疑心。信じたがための後悔と、信じられなかったがための後悔。いろんな登場人物の迷いや葛藤に共感した。殺人犯は誰かというミステリーを背景に東京、房総、沖縄で繰りひろげられたこの群像劇は、人を『信じる』ことから始まった悲劇と絶望とわずかな希望の物語だった。
が「ナイス!」と言っています。

11月の感想・レビュー一覧
10

谷ヤン
小学生同士の話だからといって侮るなかれ。最後まで読めば、なかなかどうして深い。佐土原くん君はもう薄々気付いてる。「神さま」と崇めて間違ったことを盲目的に信じる危うさを。なんでも解決してくれる万能な「神さま」なんかこの世にはいない。「僕」も水谷くんのように間違っても、後悔しても、前に進むことを諦めない、そんなことをゆるゆると決意する成長と勇気の物語だった...と思う。
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谷ヤン
誉田作品に登場する刑事はみんな魅力的だ。今回も土堂刑事がいい。ヤクザのいざこざを手打ちにする凄腕であり所轄の人事は顔で選ぶ、イケメンで揃えたと思ったら悪役レスラーでかためてる。武脇刑事はちょっと影が薄いが取調べは上手い。会話の間に心の声を挿入させる手法は姫川玲子ばり。ここだけ切り取っても読みごたえがある。誉田さんにはこれからもいろんな刑事を登場させていいキャラがいれば育てていってほしいです。
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谷ヤン
冒頭、死刑判決を宣告され、被告人席で幸乃は言う「生まれてきて、すみませんでした。」もうこの言葉で気持ちを持っていかれる。これほど潔く死刑を受け入れている理由は何なのか。幼少から幸乃に関わった人達の視点で物語は語られ、幸せだった幼少期から一転、必要としてくれる人に見捨てられることを恐れ、それが死ぬことよりずっと恐いことと思う幸乃。一度だけあった弱い自分と決別するチャンスも自分に勝てず、死にたいという願いで封じ込めてしまった。人生を終わりにするしか救われないのか、もっと強くあってほしかった。
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谷ヤン
『怒り』というタイトルに自分が囚われすぎて不完全燃焼の読後感。もっと気持ちをフラットにして読めばよかったかなと少し後悔。読み終えてみれば『信じる』ことがテーマだったと思う。相手のことを大切に思えば思うほど、信じようと願う反面、同時に芽生えてしまう猜疑心。信じたがための後悔と、信じられなかったがための後悔。いろんな登場人物の迷いや葛藤に共感した。殺人犯は誰かというミステリーを背景に東京、房総、沖縄で繰りひろげられたこの群像劇は、人を『信じる』ことから始まった悲劇と絶望とわずかな希望の物語だった。
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谷ヤン
おぉ~、前回読んで面白かったあの『悪人』とまるで同じ構成ではないか。上巻読む限りでは登場人物の足取りをたどるだけでことが進展しない。殺人事件の犯人と思わせる3ヶ所の土地に現れる3人の怪しき男たち。この中に犯人はいるのか、それとも他にいるのか。そして吉田さんが見せてくれる『怒り』の正体とは如何なるものなのか。ここまで読んで、犯人の母親が見た夢とも現実とも取れない新生児室でのあの光景だけが宙にポッカリ浮いていてる気がして何とも気になる。下巻へ。
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谷ヤン
帯の「2020ミステリーはここまで到達した」これはちょいと煽り過ぎだと思うが、軽い感じのイヤミスでも面白かった。誰でも過ちを犯す。良かれと思った行動が裏目に出る時もある。でも対処を間違えるとより傷口が広がってしまい、さらにはそれにつけ込まれてしまうってことを短編にうまく盛り込んだ5作品。お気に入りは『埋め合わせ』。千葉先生のジワジワ追い詰められていく感じとあわてっぷりが自分の変な動悸と一緒に共感。汚れた手はあんなとこや、こんなとこで拭くとろくなことがないってことの教訓ですね。
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谷ヤン
18才だった前作から6年、大学を卒業して24才になった世之介。相変わらずのんべんだらりとしたフリーター生活の一年12ケ月が綴られる。前作はいいヤツ止りだった世之介も今回は確かにひとりの人生に影響を与えた。関わってるその時は普通の人でしかない世之介も過ぎ去って振り返ってみれば懐かしい特別な人になってる。そして物語は意外なある人物の手紙を通じて、「善良」の尊さに触れて締めくくっている。ただ「善良」であるだけでは生きずらいこの世の中にあって、それでもそれを地で行く世之介の生き方に温かい気持ちにさせられます。
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谷ヤン
死刑囚と人生の多くを向き合い続けた教誨師、故渡邉普相のノンフィクション。自ら携わった死刑を「人殺し」と呼び、合法化された殺人が正しいのかどうかを悩み苦しみ続けたその半生。僧侶が見て、聴いて、体感した断末魔は私がどう想像を膨らませても及ばないだろう。死刑囚に法話を語るもなかなか届かず、面談をすっぽかし、酒に溺れそれでも再起し現場に立ち続けた。晩年僧侶は言う「死刑が行われても誰ひとり幸せにならなかった」その凄絶な人生に労いの言葉すら浮かばない。今まで死刑制度の是非云々を少しでも言ってた自分が愚かしい。
かずー
2020/11/06 07:48

教誨師という言葉を初めて知りました。読みたい本に登録させていただきました。

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谷ヤン
これまで真面目に生きてきて、ふとした弾みで理性を失い人を殺してしまった人間。一方で唾棄すべき人生を送りつつもあざとく犯罪を犯さない人間。どちらも悪人であることには違いない。でもこの物語は祐一を通じてもっと違った悪人の姿を見せられたような気がする。自分を捨てた母親に金を無心するのも、好きな女に最後にとった行動も「どっちも被害者にはなれんたい」という言葉で祐一の優しい悪をいみじくも言い表している。そしてその優しい悪は墓場まで持ってく覚悟があればこそ尊い。これぞ男の美学って作品でごわした。
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谷ヤン
はてさて、上巻はなんだったのだ? 裏表紙の解説には、女性が殺され、犯人は祐一だと明かされていてる。登場人物が多いわりに一向に事が進まない。『悪人』と呼べるほどの人物もいないしあやしい関係性もあまり見えてこない。この中に犯人以上の極悪人がいるのか、それとも犯行の動機がメインなのか。モヤモヤしながら上巻で知り得たことが濃密な展開につながることに期待しつつ下巻へ。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/04/07(240日経過)
記録初日
2020/03/19(259日経過)
読んだ本
104冊(1日平均0.40冊)
読んだページ
40720ページ(1日平均157ページ)
感想・レビュー
71件(投稿率68.3%)
本棚
0棚
性別
血液型
O型
現住所
埼玉県
自己紹介

以前からこのサイトでみなさんのレビューを参考にして日々読書を楽しんでました。東野圭吾さんは短編以外はすべて読了(クスノキの番人まで)。よく読むのは、誉田哲也さん、宮部みゆきさん、湊かなえさん、池井戸潤さん、奥田英朗さん、重松清さんなど。
かなり前は司馬遼太郎さん山岡荘八さんなど時代小説にはまった時期もありました。
皆さんの読書ペースに圧倒されましたがマイペースでレビューを交え長く続けられればと思っています。
ここまで読んでいただきありがとうございます。

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