ネタバレp157くらいか、老婆を殺害したラスコーリニコフの言い分が対話を通して語られる。天才には必要があれば凡人を踏みにじる権利がある、という考え方。その傲慢さには未熟さと幼稚さが感じられる。小中学生だった頃なら響くものがあったが、アラフォーとなった今では拙く自己中心的な思想としか感じない★ところで。天才対その他という図式はロシアにおいて特に強い。ロシア人は本物の天才や卓越した存在には簡単にひれ伏す。特に政治家に対してはそうだ。ロシアが独裁から離れられない理由も厳しい風土とその国民性にあるのかもしれない。

ネタバレp157くらいか、老婆を殺害したラスコーリニコフの言い分が対話を通して語られる。天才には必要があれば凡人を踏みにじる権利がある、という考え方。その傲慢さには未熟さと幼稚さが感じられる。小中学生だった頃なら響くものがあったが、アラフォーとなった今では拙く自己中心的な思想としか感じない★ところで。天才対その他という図式はロシアにおいて特に強い。ロシア人は本物の天才や卓越した存在には簡単にひれ伏す。特に政治家に対してはそうだ。ロシアが独裁から離れられない理由も厳しい風土とその国民性にあるのかもしれない。

ネタバレ世界ブンガクといえば必ず名が挙がる一作。これまでも読み通せたり挫折したりしてきた。今回やはり江川訳をチョイス★予想はしていたが読みにくい。どこがどう読みづらいのか説明できないが、ディケンズの読みづらさに似ている★内容も読んでいて満足を得られるものでなく、むしろ嫌悪感を感じることが多い。人間の本性を描き出していることは確かだが…★気質というか相性の問題もある。トルストイではそんなことはなかったので、ドストエフスキーという作家が自分に合っていないことも考えられる。

ネタバレ生活に根差した詩人として高名。だが、西脇順三郎や大手卓次といったモダンな詩に慣れてしまった身からすると言葉に伝えたいことや意味を持たせすぎている。日常や現実からはなれることができず、心の中の動きを感じたり何も考えずぼんやりしたりする間がない。読んでいて疲れてしまった。