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2024年2月の読書メーターまとめ

荒野の狼
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1315ページ
感想・レビュー
8
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474ナイス

2024年2月に読んだ本
8

2024年2月のお気に入られ登録
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2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

荒野の狼
本書は2022年11月に第1刷、2023年1月に第2刷が出版されているが、私は後者を2時間ほどで読了した。タイトルにある「真に強かった」というのは、天龍が、各レスラーの秀でた部分をリスペクトするという意味であり、セメントで戦ったら誰が勝つかというような話ではない。 私は、これまで数冊、天龍の著書は読んできたが、本書で特に感じたのは、カブキに対する誰よりも高いリスペクトであり、「カブキさん」と敬語をつかっていること。
荒野の狼
2024/02/03 00:33

以下は本書で特筆すべき記載。 ブロディとハンセンは試合前に1-2時間スクワットを行っていたp22 マスカラスは1964年の東京オリンピックにアマチュアレスリングのメキシコ代表として出場p33 プロレスラーはロックアップで組み合った瞬間に相手の実力がわかるp35

荒野の狼
2024/02/03 00:34

テリー・ファンクは相手が試合中に何をやっても絶対に文句を言わなかった。他のレスラーならキレそうな場面でも「テイク・イット・イージー・キッド」の一言p67 横綱大鵬との稽古。大鵬は普段から稽古のあとに、1時間か1時間半、ぶつかり稽古をやっていたp77. 少年時代、馬場はモルモン教に入信していたp125

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2024年2月にナイスが最も多かったつぶやき

荒野の狼

2024年1月の読書メーター 読んだ本の数:22冊 読んだページ数:2551ページ ナイス数:1118ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1124113/summary/monthly/2024/1

宵待草
2024/02/01 06:02

荒野の狼さん おはようございます。 2月もどうぞ、宜しくお願い致します。 お寒いですので、ご自愛下さいね!✨ 宵待草

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2024年2月の感想・レビュー一覧
8

荒野の狼
「古寺巡礼 京都」15巻は神護寺で2007年の発行。本シリーズは、建物、絵画、仏像、書が、豊富な写真が掲載されている点が魅力で、本書ではこのカラーページが64ページ。多くは1ページ一枚の大きな写真に簡潔な解説がつく。たとえば愛染明王坐像の説明は「愛欲すら仏心に通じ煩悩即菩提であることを説く仏」p44と解説。
荒野の狼
2024/02/19 00:25

本書の著者の一人に、神護寺住職の谷内弘照の名前があるが、「現代へのメッセージ」を執筆しているのは前住職の谷内清岳で、清岳は「2007年8月に遷化されましたp90」と本書には注釈が掲載。

荒野の狼
2024/02/19 00:26

巻末には複数の地図が掲載されており、「神護寺境内図p142」には、周辺ホテルも掲載されており、神護寺に一番近い高雄観光ホテルも掲載。ちなみに、私は2024年1月に高雄観光ホテルに滞在したが、本書の境内図に示されている民間駐車場は同ホテルの管理であり、ホテルの宿泊客は無料で駐車できる。係の男性は親切で近接の西明寺などに訪問する時のアドバイスなどをしてもらえた。同ホテルは女将と仲居さんのおもてなしも優れており、客室窓外には清滝川の川床が見えるなど、神護寺の境内にあるといってよいロケーションからも推奨したい。

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荒野の狼
大阪府堺市にある「堺 アルフォンス・ミュシャ館」の収蔵品を中心にミュシャの生涯を5章にわけて解説した図録。作品のカラー写真から構成されるので数時間で読了できる内容。「堺 アルフォンス・ミュシャ館」はベルマージュ堺の3階と4階に展示作品(常設のものと特別展示)しているが、作品解説のパネル説明や無料の音声解説が充実している世界的にも貴重なミュシャの美術館。なかでも本書にも写真p68があるミュシャには珍しい彫刻作品「ラ・ナチュール La Nature」は必見。
荒野の狼
2024/02/28 12:57

宵待草さん。コメントありがとうございます。堺のミュシャ館は、展示作品の丁寧な説明が印象的な美術館でした。後期の作品は少ないですが、ミュシャという画家の生涯を辿れるような展示構成でした。宵待草さんが見られた「ミュシャ展」にも出品されていたミュシャの彫刻は必見。鑑賞には、最低、2時間はかかるとプランされておくとよいと思います。

宵待草
2024/02/28 14:15

追伸 良き鑑賞の為の、アドバイスを感謝です!🍀 今年は所属研究会の所用などで、予定が詰まり気味で無理ですが、関西への『運慶仏像の旅』などと、一緒に来年は行きたいなぁ~✨ 宵待草

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荒野の狼
大学の医学部でウイルス学の研究と教育をしております。Dr. コト―診療所では、ウイルス感染症が話題になることはあまりありませんが13-14巻はデングウイルスによる感染症(デング熱)を収録。二つの巻は両者を合わせて、1時間で通読できる内容。デング熱以外の病気も13巻の前半と14巻の後半に描かれているが、デング熱は13-14巻にちょうどまたがっている。13巻ではデング熱はp113からの第143話から146話まで。
荒野の狼
2024/02/15 20:35

一方、本作では、たびたび患者が大量の吐血をしているが、これはデングウイルス感染症の特徴とは言えない。本作では患者に胸水が貯留しているとする表現があるが、デングウイルスの場合は、このように血漿の漏出という形が循環血液量の減少ひいてはショックにいたる場合が多い。一方、派手な出血によって失血しショックにいたることは、ウイルス性出血熱でもまれ。

荒野の狼
2024/02/15 20:35

13巻の前半の136-140話は腹膜転移したがん患者が、なぜかCEAなどの腫瘍マーカーが低下しp74、コト―の予想に反して回復する話。末期の癌が何故治ったのか、説明がない点がやや消化不良ではある。141-142話は血管収縮作用のある薬物(PPA、カフェイン)による高血圧性脳症の話で短編。

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荒野の狼
大学の医学部でウイルス学の研究と教育をしております。14巻前半の147-151話は13巻に引き続きデングウイルス感染症。PCRでウイルス遺伝子を増幅させ診断p34。コト―は、「デングには特効薬もワクチンもないんだ」p37と語り、対症療法を行っているが、これは現在の医療でも、ほぼ正しい。
荒野の狼
2024/02/15 20:32

本作では、ほとんどの感染者は回復するが、「胃潰瘍が進んで入院した助役p41」は回復が遅れる。デングでは、出血傾向がもとにある患者の場合、悪化することが知られていることに符合する。

荒野の狼
2024/02/15 20:32

一方、本作では大量の吐血と脳幹出血で死亡する例が挙げられているが、吐血・脳出血ともにデングの特徴ではない。また、この症例でデングが何故重症化したかについての説明に説得力がない(多忙で疲れていた)。本作では、もし、この症例が、「以前、海外旅行でデングに感染していた」といった伏線が貼られていれば、重症化の医学的根拠となっただけに惜しい。 14巻の後半は、SLE、やけど、メンタルヘルスが扱われる。

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荒野の狼
「古寺巡礼 京都」8巻は相国寺で2007年の発行。本シリーズは、建物、絵画、仏像、書が、豊富な写真が掲載されている点が魅力で、本書ではこのカラーページが64ページ。相国寺は境内が広いが、外観からしか見ることができない塔頭がほとんどであり、法堂や方丈などが特別公開の時期にのみ内部を拝観できる。法堂内には狩野光信の蟠龍図や運慶の釈迦如来像があるが写真撮影はできないが、本書には写真が掲載。
荒野の狼
2024/02/14 13:57

「相国寺の七重大塔」では109メートルあったという室町時代に存在した七重塔を紹介している。塔は現在の相国寺の境内ではなく、「塔の段」という町名に基壇が残っている場所が確認されたのに、基壇は宅地造成で潰されてしまったp129.これ以前の高い塔である82メートルあった法勝寺八角九重塔の基壇は京都市立動物園の中に現存。

荒野の狼
2024/02/14 13:57

「相国寺文学散歩」では、夏目漱石の門、水上勉の「雁の寺」p115などを紹介。他に、相国寺の文化財や歴史を紹介したエッセー、若冲の墓p139の写真などが掲載。本書の中で、京都市美術館館長の村井康彦の「武家文化と同朋衆 阿弥者の存在」p106は、話が専門的すぎて内容の理解が不能であり、改訂版の出版の時は削除が適当。

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荒野の狼
日本の家で扱う建築物は主に近現代の一般家庭に関連した家(民家、商家)であり、歴史的建造物の寺社についての記載は少ない。建築物の各構成要素が、歴史的にどのように発展して現在の形になっていったかを語源なども含めて解説している。建築要素の存在意義といったものに重点がおかれ、それらの細分類についての解説は限定的である。建築の構造物を理解するには図解されたものが有用であるが、本書では、本文中と巻末の用語解説に図解がされているが必要最小限の図解となっている。
荒野の狼
2024/02/05 22:26

これらの章は興味深いものの他書で解説するのが適当で、これらの章を省いた分量で、他の章をもう少し深く、細分類にいたるまで図解したほうがよかったのではと思える部分である(もっとも、「私たちにとって仏壇の主人公は、仏像というよりも位牌であるp242」のようなユニークな指摘も多い)。

荒野の狼
2024/02/05 22:26

各章にはカラー写真が複数枚掲載されているが、本文を解説する目的というよりは、芸術性が高く建築物の美しさを伝えるといった意味合いが強い。巻末の用語解説は重宝であり、単に用語の解説にとどまらず、名前が史実を反映していない点などを指摘するなど、興味深い。例としては、唐破風(からはふ)の説明では、「“唐”と名が付いているが発祥は中国ではなく、平安時代にあらわれた日本独自の建築装飾p267」としている。

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荒野の狼
「週刊 四国八十八カ所遍路の旅」の第28号は、根香寺(ねごろじ、82番札所)、一宮寺(いちのみやじ、83番札所)、屋島寺(やしまじ、84番札所)の香川県にある三寺。2005年の出版で、34ページと薄く、数時間で読了できる内容。香川県を旅行した時に屋島寺を訪れたが、本書掲載の寺の関連本としては本書が唯一であり購入した。三つの寺は、香川県の北西にあり、本書の魅力は豊富な地図で、お遍路や旅行をプランしている人にはイメージが湧きやすい。
荒野の狼
2024/02/03 15:36

本書は、それぞれの寺に割かれるページは少なく、境内や寺宝・文化財や歴史に関する記載もごくわずかで写真も数枚。根香寺は紅葉の写真が美しい。たとえば屋島寺は重森三玲の作庭の庭園(条件付公開)が有名であるが、この「雪の庭」に関する記述は一行p27のみで、写真も重森に関する記載もない。むしろ、この三寺をまわる際の行き方や道なりに何があるかに焦点がおかれており、三寺以外の地域の風物を知るにはよい内容。

荒野の狼
2024/02/03 15:36

記載は、桃太郎伝説の女木(めぎ)島p17,23,法然ゆかりの法然寺p18、源平合戦の舞台である屋島p22,栗林公園、四国村、直島の安藤忠雄が設計したベネッセハウスp32など。画家の川端龍子(りゅうし)による三つの寺の絵・俳句・探訪記が2ページに掲載。巻頭インタビューは、宇宙飛行士の毛利衛のもので4ページ。興味深い内容だが、掲載の寺とも、お遍路とも無関係であるのは残念。

が「ナイス!」と言っています。
荒野の狼
本書は2022年11月に第1刷、2023年1月に第2刷が出版されているが、私は後者を2時間ほどで読了した。タイトルにある「真に強かった」というのは、天龍が、各レスラーの秀でた部分をリスペクトするという意味であり、セメントで戦ったら誰が勝つかというような話ではない。 私は、これまで数冊、天龍の著書は読んできたが、本書で特に感じたのは、カブキに対する誰よりも高いリスペクトであり、「カブキさん」と敬語をつかっていること。
荒野の狼
2024/02/03 00:33

以下は本書で特筆すべき記載。 ブロディとハンセンは試合前に1-2時間スクワットを行っていたp22 マスカラスは1964年の東京オリンピックにアマチュアレスリングのメキシコ代表として出場p33 プロレスラーはロックアップで組み合った瞬間に相手の実力がわかるp35

荒野の狼
2024/02/03 00:34

テリー・ファンクは相手が試合中に何をやっても絶対に文句を言わなかった。他のレスラーならキレそうな場面でも「テイク・イット・イージー・キッド」の一言p67 横綱大鵬との稽古。大鵬は普段から稽古のあとに、1時間か1時間半、ぶつかり稽古をやっていたp77. 少年時代、馬場はモルモン教に入信していたp125

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/04/18(1442日経過)
記録初日
1984/08/04(14483日経過)
読んだ本
1307冊(1日平均0.09冊)
読んだページ
311277ページ(1日平均21ページ)
感想・レビュー
1307件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
現住所
大阪府
外部サイト
URL/ブログ
https://www.amazon.co.jp/gp/profile/amzn1.account.AGAXCTZNJ3RUL2ZYI3KBAEWCB36Q?preview=true
自己紹介

Amazonのレビューは2009年くらいから投稿しております。本の長めの感想は、アマゾンの「荒野の狼」の上記URLをご参照ください。本職は医学部で微生物学・免疫学・神経難病などの教育・研究をしております。現在は大阪在住ですが、アメリカで21年間医学教育・研究をしておりました。職場のURLは以下です。
https://www.med.kindai.ac.jp/microbio/

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