2024年1月の読書メーター 読んだ本の数:22冊 読んだページ数:2551ページ ナイス数:1118ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1124113/summary/monthly/2024/1
本書の著者の一人に、神護寺住職の谷内弘照の名前があるが、「現代へのメッセージ」を執筆しているのは前住職の谷内清岳で、清岳は「2007年8月に遷化されましたp90」と本書には注釈が掲載。
巻末には複数の地図が掲載されており、「神護寺境内図p142」には、周辺ホテルも掲載されており、神護寺に一番近い高雄観光ホテルも掲載。ちなみに、私は2024年1月に高雄観光ホテルに滞在したが、本書の境内図に示されている民間駐車場は同ホテルの管理であり、ホテルの宿泊客は無料で駐車できる。係の男性は親切で近接の西明寺などに訪問する時のアドバイスなどをしてもらえた。同ホテルは女将と仲居さんのおもてなしも優れており、客室窓外には清滝川の川床が見えるなど、神護寺の境内にあるといってよいロケーションからも推奨したい。
宵待草さん。コメントありがとうございます。堺のミュシャ館は、展示作品の丁寧な説明が印象的な美術館でした。後期の作品は少ないですが、ミュシャという画家の生涯を辿れるような展示構成でした。宵待草さんが見られた「ミュシャ展」にも出品されていたミュシャの彫刻は必見。鑑賞には、最低、2時間はかかるとプランされておくとよいと思います。
追伸 良き鑑賞の為の、アドバイスを感謝です!🍀 今年は所属研究会の所用などで、予定が詰まり気味で無理ですが、関西への『運慶仏像の旅』などと、一緒に来年は行きたいなぁ~✨ 宵待草
一方、本作では、たびたび患者が大量の吐血をしているが、これはデングウイルス感染症の特徴とは言えない。本作では患者に胸水が貯留しているとする表現があるが、デングウイルスの場合は、このように血漿の漏出という形が循環血液量の減少ひいてはショックにいたる場合が多い。一方、派手な出血によって失血しショックにいたることは、ウイルス性出血熱でもまれ。
13巻の前半の136-140話は腹膜転移したがん患者が、なぜかCEAなどの腫瘍マーカーが低下しp74、コト―の予想に反して回復する話。末期の癌が何故治ったのか、説明がない点がやや消化不良ではある。141-142話は血管収縮作用のある薬物(PPA、カフェイン)による高血圧性脳症の話で短編。
本作では、ほとんどの感染者は回復するが、「胃潰瘍が進んで入院した助役p41」は回復が遅れる。デングでは、出血傾向がもとにある患者の場合、悪化することが知られていることに符合する。
一方、本作では大量の吐血と脳幹出血で死亡する例が挙げられているが、吐血・脳出血ともにデングの特徴ではない。また、この症例でデングが何故重症化したかについての説明に説得力がない(多忙で疲れていた)。本作では、もし、この症例が、「以前、海外旅行でデングに感染していた」といった伏線が貼られていれば、重症化の医学的根拠となっただけに惜しい。 14巻の後半は、SLE、やけど、メンタルヘルスが扱われる。
「相国寺の七重大塔」では109メートルあったという室町時代に存在した七重塔を紹介している。塔は現在の相国寺の境内ではなく、「塔の段」という町名に基壇が残っている場所が確認されたのに、基壇は宅地造成で潰されてしまったp129.これ以前の高い塔である82メートルあった法勝寺八角九重塔の基壇は京都市立動物園の中に現存。
「相国寺文学散歩」では、夏目漱石の門、水上勉の「雁の寺」p115などを紹介。他に、相国寺の文化財や歴史を紹介したエッセー、若冲の墓p139の写真などが掲載。本書の中で、京都市美術館館長の村井康彦の「武家文化と同朋衆 阿弥者の存在」p106は、話が専門的すぎて内容の理解が不能であり、改訂版の出版の時は削除が適当。
これらの章は興味深いものの他書で解説するのが適当で、これらの章を省いた分量で、他の章をもう少し深く、細分類にいたるまで図解したほうがよかったのではと思える部分である(もっとも、「私たちにとって仏壇の主人公は、仏像というよりも位牌であるp242」のようなユニークな指摘も多い)。
各章にはカラー写真が複数枚掲載されているが、本文を解説する目的というよりは、芸術性が高く建築物の美しさを伝えるといった意味合いが強い。巻末の用語解説は重宝であり、単に用語の解説にとどまらず、名前が史実を反映していない点などを指摘するなど、興味深い。例としては、唐破風(からはふ)の説明では、「“唐”と名が付いているが発祥は中国ではなく、平安時代にあらわれた日本独自の建築装飾p267」としている。
本書は、それぞれの寺に割かれるページは少なく、境内や寺宝・文化財や歴史に関する記載もごくわずかで写真も数枚。根香寺は紅葉の写真が美しい。たとえば屋島寺は重森三玲の作庭の庭園(条件付公開)が有名であるが、この「雪の庭」に関する記述は一行p27のみで、写真も重森に関する記載もない。むしろ、この三寺をまわる際の行き方や道なりに何があるかに焦点がおかれており、三寺以外の地域の風物を知るにはよい内容。
記載は、桃太郎伝説の女木(めぎ)島p17,23,法然ゆかりの法然寺p18、源平合戦の舞台である屋島p22,栗林公園、四国村、直島の安藤忠雄が設計したベネッセハウスp32など。画家の川端龍子(りゅうし)による三つの寺の絵・俳句・探訪記が2ページに掲載。巻頭インタビューは、宇宙飛行士の毛利衛のもので4ページ。興味深い内容だが、掲載の寺とも、お遍路とも無関係であるのは残念。
以下は本書で特筆すべき記載。 ブロディとハンセンは試合前に1-2時間スクワットを行っていたp22 マスカラスは1964年の東京オリンピックにアマチュアレスリングのメキシコ代表として出場p33 プロレスラーはロックアップで組み合った瞬間に相手の実力がわかるp35
テリー・ファンクは相手が試合中に何をやっても絶対に文句を言わなかった。他のレスラーならキレそうな場面でも「テイク・イット・イージー・キッド」の一言p67 横綱大鵬との稽古。大鵬は普段から稽古のあとに、1時間か1時間半、ぶつかり稽古をやっていたp77. 少年時代、馬場はモルモン教に入信していたp125
Amazonのレビューは2009年くらいから投稿しております。本の長めの感想は、アマゾンの「荒野の狼」の上記URLをご参照ください。本職は医学部で微生物学・免疫学・神経難病などの教育・研究をしております。現在は大阪在住ですが、アメリカで21年間医学教育・研究をしておりました。職場のURLは以下です。
https://www.med.kindai.ac.jp/microbio/
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以下は本書で特筆すべき記載。 ブロディとハンセンは試合前に1-2時間スクワットを行っていたp22 マスカラスは1964年の東京オリンピックにアマチュアレスリングのメキシコ代表として出場p33 プロレスラーはロックアップで組み合った瞬間に相手の実力がわかるp35
テリー・ファンクは相手が試合中に何をやっても絶対に文句を言わなかった。他のレスラーならキレそうな場面でも「テイク・イット・イージー・キッド」の一言p67 横綱大鵬との稽古。大鵬は普段から稽古のあとに、1時間か1時間半、ぶつかり稽古をやっていたp77. 少年時代、馬場はモルモン教に入信していたp125