★★★★★1050Pもあるのに最後まで飽きさせない構成と筆力、とにかく凄まじかった!!吐き気がするぐらい濃密で、フェティシズムとアングラな世界観に支配される至福の読書タイム。小説の時代設定はもちろん昭和だけど、この作品が生まれた平成（90年代半ば）の何とも言えないカオスな空気も感じられる。 超展開が続く中で京極堂が関口に怒り放った言葉「生い立ちが要因で犯罪を犯す理由にはならない！悲惨な生い立ちをした者でまともに暮らしている人は大勢いる！」この場面で私は京極堂、いや、京極夏彦氏に惚れてしまいました。

★★★★★めちゃくちゃ面白い!!!! 登場人物、全員クセ強だけど妙にリアリティがあって、こんな人いるよなぁ…とか思いながらグイグイと話に惹き込まれていった。どこにでもいるような主婦たちのドロドロの感情、細かな心理描写がとても上手い。雅子ターンも面白いけど、佐竹ターンがハラハラドキドキ度を増幅させていて非常に良い!!アンナが可愛くて好き。 先が読めない展開、早く下巻読みたい!!

★★★★★1050Pもあるのに最後まで飽きさせない構成と筆力、とにかく凄まじかった!!吐き気がするぐらい濃密で、フェティシズムとアングラな世界観に支配される至福の読書タイム。小説の時代設定はもちろん昭和だけど、この作品が生まれた平成（90年代半ば）の何とも言えないカオスな空気も感じられる。 超展開が続く中で京極堂が関口に怒り放った言葉「生い立ちが要因で犯罪を犯す理由にはならない！悲惨な生い立ちをした者でまともに暮らしている人は大勢いる！」この場面で私は京極堂、いや、京極夏彦氏に惚れてしまいました。