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2024年3月の読書メーターまとめ

イツシノコヲリ(丹波國)
読んだ本
17
読んだページ
3969ページ
感想・レビュー
13
ナイス
24ナイス

2024年3月に読んだ本
17

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

イツシノコヲリ(丹波國)
江島水族館は小6に行ったのを覚えているが、江島本体については記憶がない。この書籍は前近代の江島について簡潔にまとめられていて勉強になった。中世からそれなりの信仰を集めていたようだが、断片的にしか分からない。江島の弁才天といっても、本宮、上之宮、下之宮など複数の場所に祀られていたというのは驚いた。近世では岩本院が上之宮と下之宮よりも上位にあり、江島を実質的に支配していた。近代の明治維新により神社化され、岩本院は旅館業を営むことなり現代に至る。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
13

イツシノコヲリ(丹波國)
本屋で自由価格本で半額になっていたので購入した。今から40年前に書かれた著作だが、一次史料を丁寧に読み解き、客観的な記述であるのが良い。
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イツシノコヲリ(丹波國)
圓教寺奥之院の建築・仏像についての近年の研究成果についてまとめられている。写真がカラーなのはよいが、専門的な内容で難しい。10巻まで刊行予定とのことだが、2014年に1巻が発売されてから10年ほど未刊のままである。
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イツシノコヲリ(丹波國)
日本全国の都市の成り立ちについて川の地形や水運の利用などから分析する。地形別に項が分けられている。産業・治水など地理学的な分析をするうえで近世をターニングポイントとする。個人的には中世から引き続き栄えている都市もあると思うのだが、城下町の成立というのが大きいのかなと感じた。街歩きに役立つ一冊であるが、400ページあり、持ち歩きには適さないであろう。
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イツシノコヲリ(丹波國)
令和4年度の企画展の図録です。32ページと薄めですが、文章が多く、伊豆の古代遺跡についての最新の研究成果がわかります。
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イツシノコヲリ(丹波國)
題名通り東国に関しての論考が並びます。現在の三県の境の付近にある関宿は、河川交通を結びつける陸上交通によって栄えた宿場町らしい。問の活動についての再考や鎌倉の地形復元など勉強になりました。
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イツシノコヲリ(丹波國)
ホットスポットが生じる要因は何なのか気になっていたので読んだ。ただ単にその場所から偶然、マグマが湧いてくるのではないらしい。LIPと呼ばれる巨大火山が大陸を分裂させる際に超巨大噴火し、その活動が収まった後に小さい火山活動が続くのがホットスポットであるという。シベリアトラップのようにホットスポットがない火山もあり、プルームモデルで全て説明できるわけではなく、まだまだ研究の余地がある。
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イツシノコヲリ(丹波國)
江島水族館は小6に行ったのを覚えているが、江島本体については記憶がない。この書籍は前近代の江島について簡潔にまとめられていて勉強になった。中世からそれなりの信仰を集めていたようだが、断片的にしか分からない。江島の弁才天といっても、本宮、上之宮、下之宮など複数の場所に祀られていたというのは驚いた。近世では岩本院が上之宮と下之宮よりも上位にあり、江島を実質的に支配していた。近代の明治維新により神社化され、岩本院は旅館業を営むことなり現代に至る。
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イツシノコヲリ(丹波國)
水理学+地質学+土質力学を合わせた感じの書籍であり、平易な文で書かれているのが特徴である。数学や物理についての補遺もあり、建前上は専門知識はいらないとしている。一通り流し読みしていたが、後半の波や地盤関係の論考は難しく、あまり理解できなかったので、また時間掛けて読み直したい。個人的には海底扇状地や河床堆積物、河床構造について専門的な内容を平易に解説してくれるのはありがたかった。
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イツシノコヲリ(丹波國)
考古学者が北条早雲の伊豆・鎌倉平定について考察する書籍である。明応年間の2度の海溝型地震による巨大津波が要因だと述べている。季刊考古学で挫折したものとしては、後半の津波堆積物の詳しい解説はありがたい。伊豆半島や鎌倉での津波被害が具体的に知れて良かった。また伊豆半島での城郭において考古遺物と縄張り研究での年代が異なる問題や明応4年の地震の真偽など様々な論点が残されていることも分かった。新聞連載を元にしており、読みやすい。
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イツシノコヲリ(丹波國)
横浜市域の武士について時代別に述べられています。荘園とか寺社も絡めて考察されているが、土地勘がない人間にはあまりしっくりこない。叡尊が建立した新清凉寺や六浦の景観や漁業禁止令など新たに知れたことは多くあった。
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イツシノコヲリ(丹波國)
相模湾の形成や地形、海洋生物やジオパーク構想など様々なことが記述され、バランスが良い。大森貝塚で有名なモースが海洋生物学が専門であったことや鯨骨生物群など様々なことが学べた。深海といっても乱泥流と呼ばれる堆積物が豊富にあるのは意外であり、これは相模湾の形成の新しさを示しているという。
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イツシノコヲリ(丹波國)
現時点では、中世の日本海水運において最新の論集だと思います。越後(上越)と石見(益田)の2つの大会が元となっている。まだ絶版になっていないので買おうと思ったが、4000円超えるので断念しました。益田は中世の港と思われる礫敷遺構が出土した中須東州遺跡が出土したことで注目され、地域の武家勢力と港との研究が行われている気がします。中世日本海の流通と交易では扱われていない七尾・佐渡ヶ島・越後についての論考もあります。
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イツシノコヲリ(丹波國)
地震についての一般向けの新書は数多くあるが、プレートテクトニクスと水という大局的な視点から日本列島下での地震・火山について説明しているのがこの書籍は特徴であろう。新書にしては内容が濃く、大変勉強となった。今、ちょうど生じている千葉県沖のスロースリップの話もあります。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/07/04(1392日経過)
記録初日
2020/07/13(1383日経過)
読んだ本
297冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
74572ページ(1日平均53ページ)
感想・レビュー
225件(投稿率75.8%)
本棚
27棚
職業
大学生
外部サイト
自己紹介

歴史・地理好きな大学生(専攻は地学・土木)。得意分野は中世の港町と流通、寺院建築史、饂飩など
論文の◎○は、重要度を表すものです。
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読みたい本は備忘録用です。

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