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1月の読書メーターまとめ

アナーキー靴下
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1月のトップ感想・レビュー!

アナーキー靴下
「特別な自分」と「その他大勢=普通の人」で世界が成り立つ人間が現実にいたら好きにはなれないし、相手が興味を持ってくれていない以上は興味も持てないだろう。居心地の良い場所が欲しければ、快・不快のシャワーを浴びながら類友を嗅ぎ分けるしかなく、矛盾だらけで排他的な白羽と主人公は紛れもなく類友だと思う。排他性なら「普通」の人たちと主人公も同じ。同調圧力等の無神経な負のアプローチだけ拾い上げて、これが「普通」の世界の住人から向けられた自分へのメッセージ、なんて曲解過ぎるが、繰り返しがその人をその人の形にしてしまう。
masa
2021/01/30 16:41

今の世界の有り様は、自分を特別だと思い込むことこそが普通であるようで少し怖いときがあります。

アナーキー靴下
2021/01/30 18:13

masa様、ありがとうございます。友人に普通っぽいと感じる人がたった一人だけいたのですが、その人はまわりのみんなに興味を持ち、誰とでもつながれて、かといって押し付けがましいところのない素敵な人でした。我の強い私にはとても遠く、難しい立ち居振舞いです。その人のことを思い浮かべると、特別というか、ちょっと変わった人間がむしろマジョリティで、誰とでも一緒にいられるような普通っぽい人こそマイノリティだなと思ってしまいます。

が「ナイス!」と言っています。

1月のトップつぶやき!

アナーキー靴下

あけましておめでとうございます。始める前は読書メーターがこんなに素敵なものとは思っていませんでした。ひとえに皆様のおかげです。今年もよろしくお願いいたします。■2020年12月 読んだ本の数:43冊 読んだページ数:9929ページ https://bookmeter.com/users/1153462/summary/monthly ■2020年 読んだ本の数:244冊 読んだページ数:62719ページ https://bookmeter.com/users/1153462/summary/yearly

zero1
2021/01/01 13:13

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

アナーキー靴下
2021/01/01 15:51

zero1様、ありがとうございます。こちらこそよろしくお願いいたします。

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1月の感想・レビュー一覧
36

アナーキー靴下
再読。短篇5作品に加え、糸井重里との対談収録。解説は綾辻行人氏。これもまず高橋葉介氏のカバー絵に、息を呑みながら手に取った。やはり「この人あたしをわかってる」と。内容は夢野久作の小説を現代風にして、トンデモ系オカルト趣味を追加したような。後味が悪く、そして何だか泣けてくるような、胸を突かれるような苦しさが込み上げてくる話が多い。表題作、あとがきで著者はある映画を下敷きに、と書いているけれど、私はこれが一番夢野久作に、というかある作品に似ているなと思う。江戸川乱歩の作品をモチーフにした「春陽綺談」も好き。
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アナーキー靴下
初読当時、筋肉少女帯ファンだったこともあるが、何より丸尾末広(←グロ注意)のカバー絵に惹かれ手に取った。そのチョイスに「この人あたしをわかってる」と震えた、ちょっとイタイ青春の象徴。解説は永井豪と豪華。当時はラストまで読んでからの永井先生の絵に思ってたのと違う! となったが、軟弱さとハードボイルドさを兼ね備えた主人公、アイデンティティ的にも性的にも踏みにじられるヒロイン、不条理さと結末のやるせなさ等、デビルマンに似ているかもしれない。悪魔と変身とヒーローを、宗教と電波系呪術とこじらせた思春期に置き換えて。
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アナーキー靴下
ネタバレ1981年、紛争が続く北アイルランドを舞台とした、高校生ファーガスの物語。故郷への思い、家族愛、恋、友情にも似た交流、そして自分の未来。医者を目指し故郷を離れたい、それは若者にありがちな自然な姿にも見えるのに、逃げるネズミを連想するというあまりに過酷な環境。「なにもしないで後悔するより、なにかをして後悔するほうがいい」失敗を恐れるな程度の意味でしか使ったことのないこの言葉の重み。何を選択しても禍根は残る、それでも選択することの意味。少女の遺体に自らの子供時代の終わりを重ね、ファーガスは選択したのだろうか。
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アナーキー靴下
これはコンプラ研修のように受け止めてしまった。ワークライフバランスに問題がある人は私生活の満たされなさを埋めようとし、仕事の姿勢に欺瞞がある。結果まわりが犠牲になる。他人の命を背負っているという自負は尊大さを助長するうえ、連帯意識から自分の責務を降りることもできない。自己犠牲を厭わない人間は他人も平気で犠牲にする。そんなの他人が死んでも気にならない人だけがそうしたらいい。でもたいてい、他人を大切に思う人が自分の人間性を裏切り、尊厳を明け渡してしまう。自分より大切な仕事なんてない。仕事の勝利は人間性の敗北。
zero1
2021/01/28 09:49

こんにちは。組織が人間性を殺すというのは解釈の一つかも。先人たちは犠牲を払い偉大な事業を成し遂げてきました。そのことは間違いないはずです。航空郵便だけでなく、例えば青函トンネルの開通でも。我々はそれらを否定できません。本書のパイロットは危険を承知で挑んだのです。彼には【乗らない】という選択もあったのに。この件は旧日本軍の特攻を【犬死に】と批判するのに似ているかもしれません。

アナーキー靴下
2021/01/28 12:00

zero1様、ありがとうございます。特攻隊を犬死にとは思えず、美しいと思ってしまうほど情緒に流されやすいため、大げさに拒否反応を示してしまったのかもしれません。特攻隊でいうなら、個人的に誰かを死なせることなんて背負えない人間が大半だろうに、組織の一員になると非情な決断ができてしまう、そういう心理は自分にもあるだろうと思うと恐ろしいです。しかしコメントを頂き冷静に考えてみて、先人たちが犠牲を払って築き上げたもの、人間の強さ、悲しさ、まるごと詰め込まれた物語なのかと思いました。ありがとうございます。

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アナーキー靴下
ストーリーはシンプルながら、一度では消化しきれない珠玉の言葉の数々。サンチャゴの進む様は高村光太郎の「道程」のよう。歩み続けるなら、挑戦する勇気を失わないなら、それは輝く毎日、夢の一部。とはいえ大抵はパン屋やクリスタル商人のように、自分が手にした幸せで丁度良いと満足できるサイズの人間に収束してゆくのだろう。アラーの思し召しか。おとぎ話のアラー(ムスリム)は論理に隙がなさそうなところが好き。最後の難関は他者とのせめぎあい。「傷つくのを恐れることは、実際に傷つくよりもつらい」ひとまずこの言葉を心に刻みたい。
アナーキー靴下
2021/01/27 12:07

アルケミストは、もしも私が異世界ファンタジー世界に転生できるのならなりたい職業ナンバーワンだから知っていた言葉で、知らなくてもわりと普通な言葉じゃないでしょうか😅💦? 何にせよこの本は良い本です👍!!

中村です
2021/01/27 12:18

ふふふ、異世界ファンタジーに転生したら、アナーキー靴下さんは、錬金術師になりたいのですね😄✨。錬金術師…ハリー・ポッターにもいましたね☺️。ニコラス・フラメルでしたっけ?賢者の石を作っちゃった人でしたね。う〜ん、異世界へ転生は、考えたことなかったですけど、この際、考えみようかな🤔……やっぱり、空を飛びたいから「魔法使い」ですね😄✨。

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アナーキー靴下
「特別な自分」と「その他大勢=普通の人」で世界が成り立つ人間が現実にいたら好きにはなれないし、相手が興味を持ってくれていない以上は興味も持てないだろう。居心地の良い場所が欲しければ、快・不快のシャワーを浴びながら類友を嗅ぎ分けるしかなく、矛盾だらけで排他的な白羽と主人公は紛れもなく類友だと思う。排他性なら「普通」の人たちと主人公も同じ。同調圧力等の無神経な負のアプローチだけ拾い上げて、これが「普通」の世界の住人から向けられた自分へのメッセージ、なんて曲解過ぎるが、繰り返しがその人をその人の形にしてしまう。
masa
2021/01/30 16:41

今の世界の有り様は、自分を特別だと思い込むことこそが普通であるようで少し怖いときがあります。

アナーキー靴下
2021/01/30 18:13

masa様、ありがとうございます。友人に普通っぽいと感じる人がたった一人だけいたのですが、その人はまわりのみんなに興味を持ち、誰とでもつながれて、かといって押し付けがましいところのない素敵な人でした。我の強い私にはとても遠く、難しい立ち居振舞いです。その人のことを思い浮かべると、特別というか、ちょっと変わった人間がむしろマジョリティで、誰とでも一緒にいられるような普通っぽい人こそマイノリティだなと思ってしまいます。

が「ナイス!」と言っています。
アナーキー靴下
本の世界に没頭するソーネチカは、いつでも境界線に心を置いて、他ならぬ自分の人生までページ越しに覗いているよう。空想さえあれば、人間は幸福にも不幸にもなれる。幸福を選び続ける彼女にはハッピーエンドしか有り得ない。起きた出来事を認識で幸せに変えてゆく様は、エレナ・ポーターの「少女パレアナ(新訳版は少女ポリアンナ)」に通じるものを感じるが、パレアナは行動する空想人で、空想を現実に引き寄せてハッピーエンドを迎えたのに対し、受動的なソーネチカは、ハッピーエンドから降りることができない呪いに閉じ込められているようだ。
が「ナイス!」と言っています。
アナーキー靴下
タイトルと表紙の通り、昭和代表と平成代表みたいなものの写真を並べて、時代の変化を楽しむ本。写真だけでなく変化のポイント解説付きでとてもわかりやすい。実際に目にしてきた者としては、目次だけで想像できるものも多いが、「横断歩道」「トンネル」「ボタン」などは言われてみればなるほど、で、まさにこの本の醍醐味を味わえた感覚。「いす」は絵的には意外性はないものの理由は初めて知った。なるほど! 「教科書」や「寿司」は全然知らなかった。「屋上」と「卓上ポット」は懐かしい。地元にもあったタコのすべり台も懐かしく思い出す。
中村です
2021/01/24 09:56

「くらべる」シリーズ、こんなのまであるのですね。これも面白そうですね😳💕。メモしておきます😄。

アナーキー靴下
2021/01/24 11:29

原風景が昭和な世代には懐かしいものばかりです😌💓。

が「ナイス!」と言っています。
アナーキー靴下
数学に関係する言葉とそのエピソードが1ページごとにまとめられ、安野光雅さんの気の利いた絵が添えられた本。児童書だが、あとがきにもある通り、大学数学科レベルの四方山話で内容は難解。子供の頃にこの本が好きだったのは、数学がファンタジーに通じるように見えたからだと思う。自分の知らない世界だけど、破綻のないルールがあるはずの世界。「同一視」の「数学とは、違ったものを同じと見えるようにする術」という説明がしっくりくる。この本を表すには「冗長度」が相応しい。「この本はムダばっかりだ」でも、そこがいい。
中村です
2021/01/23 11:40

安野光雅さん、絵本ばかりでなく色んな本に挿絵をかいていたのですね。亡くなられて初めて知る業績も多いこの頃です😢。

アナーキー靴下
2021/01/23 13:03

中村さん、ありがとうございます。私も絵本のイメージが強く、新潮文庫の夏目漱石の表紙が安野光雅さんだということも、お気に入りの方のつぶやきを見るまでまったく気付きませんでした。改めて触れ直したい、そう気付くのが訃報なのは悲しい限りですね。

が「ナイス!」と言っています。
アナーキー靴下
お気に入りの方の面白すぎるという評で気になり、さらに著者は「植物はヒトを操る」でいとうせいこうと対談していた育種家の竹下大学さんと気付き、これは間違いないと。内容は、日本の野菜・果物の品種改良に携わった育種家や生産者の奮闘を記した農業の歴史でありながら、消費者視点では食卓の歴史として身近に感じるもの。登場するのはジャガイモ、ナシ、リンゴ、ダイズ、カブ、ダイコン、ワサビ。人類の繁栄のため品種改良に取り組んだバーバンクらをレジェンドと仰ぐ著者。品種に関わった一人一人に敬意が溢れる、ポジティブで面白い本だ。
zero1
2021/01/22 11:18

こんにちは。この本は未読ですが種苗法については以前から興味を持ち勉強会にも参加してます。種苗法の改正や一代限りのF1、映画「遺伝子組み換えルーレット」など今まで無関心でいたことを反省してます。種苗法改正については賛否ありますが、自分自身ではまだ結論を出せないでいます。

アナーキー靴下
2021/01/22 12:20

zero1様、ありがとうございます。部外者なので種苗法まで深く考えたことはありませんでしたが、ニュースで聞いたことがある、ということは、自分に無関係だと安易に思ってはいけないですね。とりあえずこの本からは、好きと思うものを買うことが支持につながる、だから安さや手軽さだけに流されず、残って欲しいものを選んだほうがよいことを学びました。私も種苗法や遺伝子組み換えももう少し理解して、正しく判断できるよう目指したいです。

が「ナイス!」と言っています。
アナーキー靴下
ネタバレ子供の頃ショート版を読んだイメージは、とんちの効いた面白い話だったのに、改めて読んでみたら最初から最後まで涙で滲んでよく見えない、大人キラー(私キラー?)な物語だった。脳みそのないかかし、心を持たないブリキのきこり、臆病なライオン。真っ直ぐに欲するなら、それは既に手にしているのか。或いは不在を意識することが始まりなのか。私自身失ったものばかりに囚われるからか、眩しくて泣けてくる。そして、オズの国で満たされてしまったドロシーに訪れたのは、ぺてんのハッピーエンドに思えてしまう…。自分が悲観的なのが悲しい。
が「ナイス!」と言っています。
アナーキー靴下
19世紀末のコンバウン王朝終焉から、アウンサンスーチーに希望を託された20世紀までのビルマ、隣国インドを舞台とした、三家族の物語。成功を望み行動するラージクマール、運命に身を任せ順応するドリー、理想を追い求めるウマ。互いの孤独に惹かれ合いながら、生きるためにもがく三者三様の姿は、子供世代にも受け継がれ、歩み進む道がさらに一人一人を隔てていく。それぞれの視点から紡がれる物語は、歴史に立ち会うような臨場感。一元的な悪などない、悪は、他人が望む善だから。ならば、歴史とは鎮魂のサーガの集合体なのか。無類の傑作。
kasim
2021/01/20 22:14

お恥ずかしい~。こちらこそ、いつも知性と感性が両立したレビューですごいなあと楽しみにしています(*^^*)。

アナーキー靴下
2021/01/21 06:17

そんな素敵なお言葉をいただけて恥ずかしいやら嬉しいやらです。一番大事なこと言い忘れてました、kasim様のおかげでこの本に出会えて、本当によかったです。ありがとうございました!

が「ナイス!」と言っています。
アナーキー靴下
地球の有限な資源である「砂」に着目した本。この本で目から鱗、は余りに想像力不足だと言われるかもしれないが、共有資源を自由に使えばいずれ枯渇するという「コモンズの悲劇」を、ここまではっきりとイメージできたのは初めてだった。浮かんだのは資源有限ルールなマインクラフト。しかもその有限ルールに先に気付いた別のプレイヤーに自分の陣地分を横取りされたり。化石燃料とかは技術革新で代替できるかも、なんて漠然と夢見てたけれど、砂…。砂の構造、自然界での動きや都市化における寄与、砂マフィア、シェール革命等、盛り沢山な良書。
が「ナイス!」と言っています。
アナーキー靴下
琉球大学教授の著者によるエッセイ。基地問題の他、性的搾取された少女たちなど、悲しみと静かな怒りに満ちた眼差しで書かれている。ノーと言う当事者に対して、もう一方の当事者から返るものは無関心、傍観、二枚舌ばかり。負担を強いる側は嘘や横暴、何でも許されて、負担を強いられる側が、誠実に論理的に、もつれた糸を解きほぐす役目までを負わされる。沖縄の問題について著者は同意を求めてはいないのだろう。ただ、沖縄の海は私たちのものでもあり、本土で生きている、それだけで私たちは意志表明しているのだと、事実を突き付けているのだ。
アナーキー靴下
2021/01/18 07:52

本の構成から、少女たちのエピソードが沖縄と本土の関係を表現するための示唆に見えてしまう点は個人的に好きではなく、他人にお勧めしたい本とはいえない。しかし沖縄に対する無関心さを炙り出され、考えさせられることは間違いない。少なくとも私は、上皇陛下が平成天皇だった時代の沖縄訪問を、他人事だと思っていた。過去があるからこそ今があるという当事者の姿勢を見ながら、あの頃は何も感じていなかった。

が「ナイス!」と言っています。
アナーキー靴下
舞台はアメリカ、様々な人種が暮らす貧民街の一角にある空き地、そこに種を蒔き、畑をつくる人たち…。エピソードの一つ一つ、その人その人に出会って話を聞いたような余韻が残る。創作とのことだが、良い面だけを描写せず、ともすれば一気に破綻しそうな危うさがあるところはとてもリアルだ。人間も自然の一部。自然は年を経るごとに盛衰が移り変わるし、外的要因などで唐突に破滅に追い込まれることもある。それでも、植物が光を求めて伸び進むように、人間も心の奥底に「いいもの」を持ち続けたままつながろうとする生き物だと信じたい。
が「ナイス!」と言っています。
アナーキー靴下
この本に感じたのは、どれだけ言葉を尽くしても、一人の人間を表現するには足りないという事実だ。好きなもの、痛みを伴う過去、日々大切にしている感覚、いくら正直に包み隠さず書き連ねたところで、ぽっかりとした空洞が広がるばかり。鮮烈な言葉で自分を表現しながら、言葉の限界を見せつけてくるような、皮肉と絶望。言葉でも、身体でも、人間はわかりあえない。それなのに、単純にわかりあえない、では終わらず、空洞を想像で補完した結果、「嘘つき」の言葉が放たれる。どうしたって孤独は埋められず、人間はどこまでもひとりぼっちだ。
キク
2021/01/16 09:39

太宰はあまり読んで無いのでわかりませんが、村上春樹は「作者のパーソナルやシナリオへの理解」ではなく「物語への共感」を求めているのかも、と思いました。ちなみに僕は結婚して20年ですが、嫁さんと長く付き合うほど「ますます分からんなぁ」と思います。付き合い当初よりも、今の方がそう思います。退屈しないでいいんですが、理解って本当に難しいんだなぁって強く感じます。

アナーキー靴下
2021/01/16 11:21

キク様、コメントありがとうございます! 私は逆に村上春樹をあまり読んでおらず、にわか読者で恐縮です。「物語への共感」、確かに、時代を切り取ったような空気感は、そういうことなのかも…と、ハッとさせられました。長く付き合うほど…というのは私もつい最近思い当たることがあり、本当におっしゃる通りです! 細かな点で似てきてしまうからこそ、わかりあえない部分はより深い溝のように感じてしまいますね。

が「ナイス!」と言っています。
アナーキー靴下
「晩年」「斜陽」「人間失格」を初めて読んだのは20歳の頃。当時は処女作品集の「晩年」が至高で、特に「逆行」の「馬鹿にしたのじゃない。甘えたのさ」に心を抉られた。今は「斜陽」の方が好き。太宰はありったけの自分を投影していたからこそ、年齢に応じて心に響く作品が変わるのかもしれない。それにしても、現代の私のような薄っぺらい人間が好き勝手に共感し、我が心の代弁者だなんて思うことを、当の太宰はどう感じるのだろう。私だったら、何より大切な自分の思い出、そして自分自身を、他人の共感で踏み荒らされるなんて真っ平御免だ。
が「ナイス!」と言っています。
アナーキー靴下
この本は、大学生や高校生に向けて、自分の専門分野のみならず専門外の知識に触れることの有用さを説き、学術的な本の選書方法を提案してくれるものだ。私のような一般人にとっては、本を選ぶ・読むためのリテラシー本であり「教養」の本といえる。大学教育の制度変化、インターネットの台頭、研究者の業績評価方法などの影響により、知をめぐる社会状況に構造的な変化があったという著者の考えは非常に得心できる。古典は共有すべき価値観を作るためのメタ知識になる、等々首肯するばかり。具体的な本の紹介もあり、読みたい本が増えてしまった。
アナーキー靴下
2021/01/14 11:45

zero1様、ありがとうございます。教養を重んじながらも自由気ままに生きるイッパイアッテナとルドルフは、子供の頃からずっと憧れというか、目指すところに近い存在です。作者の教養講座(しかも物語の書き方!)に参加したことがあるなんて、私にとっては羨ましい限りです!

アナーキー靴下
2021/01/14 11:47

中村さん、「教養は心と精神の栄養」とはこれまた痺れますね😆💓! この本の中で、著者は尊敬する人の読書遍歴を「追っかけ」したことも良かった、みたいに書いてあったので、私もどんどん中村さんの「追っかけ」していこうと思います🏃💨!(池上彰の「おとなの教養」…今更ながら、私もこっそり読んでみたいです😅💦)

が「ナイス!」と言っています。
アナーキー靴下
フィクション作品ながら、記憶を辿り足跡を追うスタイルで、激動のソ連時代がリアルに伝わってくる。共産圏の人々の魅力や、著者の卓越した客観視は、体制の功罪における功の部分だろう。漫然と暮らしている自分にはないものばかりで、日本の功罪の罪と言えるかもしれないが、平和な日常というかけがえのない功も得ていたのだと、この本を読んで強く感じた。他者とのパイの食い合いな資本主義と違い、共産主義では自分のリソースのトレードオフ、という価値観が浸透していたのだろうか。芸術への姿勢や著者の聡明さに、自然とそんな考えが浮かぶ。
アナーキー靴下
2021/01/13 07:46

「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」でも思ったが、共産圏での思い出の美しさの引き立て役として日本(の良くないところだけ)を引っ張り出してくるのが苦手なのだが、だからこそ考えさせられる。共産圏の人々の美しさ、善良さをよくよく考えてみると、資本主義システムが個人の価値観にまで影響を与えていたことに気付かされる。たとえば同情は本来純粋な善だったものが、資本主義の中では偽善に変わってしまうのではないのか。善人に自己矛盾を抱えさせるシステム。しかし資本家と労働者の関係から、巨悪を生み出しにくいシステムでもあるのだろう。

が「ナイス!」と言っています。
アナーキー靴下
この短篇選を読んだきっかけはお気に入りの方のランキングを見て。「月と六ペンス」も良かったが短篇選も本当に良かった。下巻は12篇も収録され、作品ごとにはとても感想を書ききれない、でも書きたくなるような満足感たっぷりの一冊。出だしから強烈な「物知り博士」のような面白い作品から、心に沁みる「サナトリウム」まで多彩。実体験とは程遠い、つまり身近なあるあるネタではまったくないのに、巧みな描写に引き込まれ、共感し強く感情を動かされてしまう。モームをWikipediaで調べたら「最良の意味での通俗作家」と。納得。
アナーキー靴下
2021/01/12 07:34

巻末解説がとても親切丁寧で有難いが、「ジゴロとジゴレット」だけはちょっと別解釈。妻の背中を押したのは夫の愛ではなく、緩慢な死が待っているという現実だろう。ただ、夫の抱擁で安心したからこそ冷静になれたのだろうし、愛が大切なことは間違いない。モームの描写が絶妙過ぎる。「漁夫サルヴァトーレ」は、観たばかりだからか「ニュー・シネマ・パラダイス」が浮かんだ。ずっとそこにあるもの、が表現されていて、それに感動させられる感覚が。そして「マウントドレイゴ卿」でやはり平野啓一郎氏の分人を思う。

が「ナイス!」と言っています。
アナーキー靴下
ネタバレ短篇6作品収録。ゴシップ的な印象さえ受ける気取りのないストーリーで、オチもしっかりあって面白く読みやすいうえ、含ませる人間描写の巧みさ。収録作では「九月姫」が一番好き。相手の自由を尊重することの難しさ。二人にとってそれが最良の選択だとわかっていてもなお、不安と孤独ががんじがらめにする。「エドワード・バーナードの転落」は真の幸福を見つけた人間の話、にも見えるけれど、ベイトマンがタヒチを否定するようにエドワードもシカゴを否定している。異なる価値観は徹底的に否定しないと自分の幸せが壊れてしまうとでもいうように。
が「ナイス!」と言っています。
アナーキー靴下
戯曲という形式と示唆的な言葉の数々から、子供の頃知ったあらすじとはまったく違う印象を受けた。青い鳥、その気付きがハッピーエンドと思っていたが、もし常に幸せならばすべての幸福が太りかえってしまう皮肉。青い鳥は飛び去った、美しい幸福は一瞬一瞬のきらめきなのか。案内人に連れられての形而上学的世界旅行記はダンテの「神曲」を連想させる。ダンテは天国で至高のものを見出だしたが、我が家に見出だしたチルチルとミチル。旅を妨害するネコは自然との共存的なメッセージで、最後までネコがいたからこそ青い鳥と出会えたのかもしれない。
zero1
2021/01/10 21:33

いえいえ、作品によっては私もネガティブなレビューを書くことがあります。「オズ」は私に多くのことを教えてくれた作品です。映画やミュージカルでも現在まで強く影響を及ぼしています。

アナーキー靴下
2021/01/10 21:58

ありがとうございます。楽しみです!

が「ナイス!」と言っています。
アナーキー靴下
「灯台へ」で感じた人間の孤独に似たものとして思い至ったのが「月に吠える」だった。序文の「人は一人一人では、いつも永久に、永久に、恐ろしい孤独である」をぼんやりと思い出していた。この詩集は他人に伝えるための意味を持たせた言葉ではなく、作者自身の内部に向かう言葉の集合体。美しいとはいえただの言葉の羅列で、それ自体は何の意味も持たない。しかしそれが読み手である私の心に触れるとき、初めて「詩」になる。萩原朔太郎の詩はそういうものなのだと、今回の再読で感じた。表現したかったのは孤独ではなく、詩の力だということも。
が「ナイス!」と言っています。
アナーキー靴下
優しさに満ちた世界に生きながらも、どこか満たされなさを抱えている、その感覚は現代の病だと思っていた。自分と他人との境界が曖昧で期待し過ぎることとか、レッテル張りにマウント取りとか、機能不全家族とか。でもそれは、気軽に意識を呟ける場所ができたから表面化しただけと気付かされた。悪徳でさえない、わかりあえない寂しさ、それが叫ばせるのだ。どんなコミュニケーションも孤独な叫びのぶつけ合いでしかないのだ。自分一人、やっと掴めるかどうかなのだ。人々が一体感の中にいる古き良き時代が、いつかどこかにあると信じていたかった。
が「ナイス!」と言っています。
アナーキー靴下
ネタバレ裏表紙にはラブストーリーとあるが、サルトルの哲学を逆説的に体現した思想小説に思える。睡蓮の病や喋るハツカネズミ、悪ふざけのような唐突さは、興味がないものを勝手に抽象化してしまう不誠実な脳内記憶のよう。自分の始末を付けられもしない登場人物。クリスチャンではない私の勝手な解釈だが、人間はどんな善人でも罪深く「罪は代わりに引き受けてやるからお前たちは精一杯生きろ!」という存在がイエスだと。それなのに本人を前に「悪いことなど一度だってしたことがありませんでした」と言える厚顔無恥。罪を自覚せぬ人間はイエスと無関係。
が「ナイス!」と言っています。
アナーキー靴下
絵本作家の甲斐信枝さんが四十年余り昔に過ごした利右衛門のおかあの納屋での、あしなが蜂観察日記。あしなが蜂の捕食行動を淡々と説明したうえでの「生きることにのみ専心する生きものたちに特有のひたむきな行動が、見る者に深い説得力と感動を伝えます。」という実直な言葉に心を打たれる。余計な脚色のない甲斐さんだからこそ、真っ直ぐ伝わってくるメッセージだ。女王蜂たちに個性があり、蜂の巣にもむらがあるといった話も面白い。挿し絵がないのは残念だが、口絵十数ページにスケッチブックの絵が掲載されている。フキノトウの絵が特に好き。
が「ナイス!」と言っています。
アナーキー靴下
暴力的、という評に身構えたけれど、ストーリーというより言葉の投げつけ感が凄い。歌うように紡がれる言葉は、伝達に必要な最適解だけを繋げたよう。あるべき場所にあるべき言葉が置かれていて、それがたまたま汚い言葉だったり、突飛な言葉だったり。イメージに次ぐイメージで、処理能力を超えているのに止められない。こんなの一方的過ぎると逃げるなり隠れるなりすればいいのに、ヘラヘラ笑ったまま立ち尽くして雪玉に打たれ続けてしまう雪合戦みたい。最悪な結末に取り残されて、私は尊厳を踏みにじられてる、でも面白い。だから面白い?
アナーキー靴下
2021/01/06 07:49

一番好きなのは表題作。脈絡なく意味不明なのに伝えてくる感じはこれが圧倒的ナンバーワンだと思う。死を選べるからこそ生きている。御主人様を置いていかないために無慈悲で気まぐれな手を待ってあげるつもりはないし、そもそもdogのアナグラムが御主人様とは限らない、家族。自分の人生の理想が相手なんて絶対負けるゲームとしか思えない「竜討つものにまぼろしを」、ずっとこのままでいられたらいいのに、な切なさ溢れる「ジェフティは五つ」も好き。

が「ナイス!」と言っています。
アナーキー靴下
解説でも触れられていたが、大江健三郎が影響を受けた作品であることを知ったのも本作を読んだ動機の一つ。大江氏の小説同様、この作品もありのままに受け入れるべきもののように思う、たとえ警告がなかったとしても。嬉しいこと、楽しいこと、悲しいこと、つらいこと。行動と結果、全部自分のものとして受け止めて、自分の足で歩いてゆく。手探りで悩みながらも。どうしてそんなふうに、力強くまっすぐに生きられるのだろう。でもきっとこれが間違いなく人間なんだ。これが考える葦なんだ。行動こそが考えるということなんだ。ハックは生きている。
中村です
2021/01/05 10:02

大江健三郎が小説から倫理的なメッセージをはじめて受け取ったのは『ハックルベリー・フィンの冒険』だそうですよ。幼いとき丸暗記するほど読んだそうです。学校の先生にもし読んでいるとこを押さえられたら、「マーク・トウェインはドイツの作家だと思う」と言うように母親には教えてられていたとか😨💦。高校生で原文に出会い、不十分な英語力であったのにもかかわらず目当ての文章を探り当てることが出来たことや、アメリカで学生と話す機会があったとき、自分が一番好きな場面が彼らと同じであったこと等々、エッセイなどで読みました。

アナーキー靴下
2021/01/05 11:44

ああそうか、大江健三郎が読んだ頃は戦時中なんですね😲! 全然思い至らなかったです。大江健三郎ももっと読みたいです!(読むと言っていた「個人的な体験」も結局まだ読めてないです😭💦)

が「ナイス!」と言っています。
アナーキー靴下
「トム・ソーヤーの冒険」に登場するハックが主人公の物語。流れ的には続きとも言えるが、本作は作者の解説が挟まることはなく、ハックのモノローグによって語られ、ハックをひたすら見つめ続けるストーリー。縛られることを嫌い、大金よりも暖かいベッドよりも自由を選ぶハック。…困った、冒頭の警告にひっかからないように何が書けるだろう。主題、教訓、構想を見出だすことは禁止されている。でもそれもやむなしとも思える。何かのテーマを取り出してしまうと、途端に矮小化され、陳腐化してしまいそうだから。ありのままに味わいたい。
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アナーキー靴下
昔アニメを見たことがある気がするものの、読んだのは初めて。19世紀アメリカを舞台にした腕白少年の冒険、というイメージ通りの物語で、挿し絵もあいまってディズニーランドの雰囲気が浮かぶ。作品としては、作者の子供時代を投影したような主人公を、大人になった作者の眼差しで描いている、というところにこそ面白さがあるように思う。子供心の表現の巧みさと冷静な人間観察。ちびまる子ちゃんの面白さに近い気がする。また、子供の腕白さと悪は線引きなどできず、ただ心根の優しさを信じ、許し合うことで成長してゆくのだなと思った。御教訓。
shikashika555
2021/01/04 11:32

ちびまる子ちゃん!!  トムソーヤ、読み返したくなりました😀

アナーキー靴下
2021/01/04 12:06

shikashika555様、ありがとうございます! 是非お読みになって下さい😆!

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アナーキー靴下
ネタバレ天才画家の生涯を、シニカルなジョークをちりばめた筆致で語る小説。前半は作品のためならどこまでも残酷になれる作家という人間を、無口な画家に投影しているようだ。ストリックランドというキャンバスに描かれた「わたし」の物語に見える。だが彼は芸術を完成させ「わたし」からは遠いところにいってしまった。だから、知っていることを知っている順にしか書けず、タヒチでの話はドキュメンタリータッチにならざるを得ないメタな言い訳が「どういうわけか筆がのらない」なのかと。面白かったけれど、どうして歴史的大ベストセラーなんだろう。
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アナーキー靴下
60年代プラハ、ソビエト学校の同級生3人をそれぞれの母国と絡めて描いたエッセイで、歴史書では得られない深みのあるノンフィクション。学舎での生き生きとしたエピソードは、異なる民族でもお互いの魅力を認め合い仲良くなれる、という想いを感じる。しかし軋轢の中成長し三者三様であれコスモポリタニズムに迎合した3人の姿は、マリの思い出で母国と紐付き色分けされた残像に見え、対立と融和の難しさを考えさせられる。表題作も強く印象を残す。想像力不足の義憤に駆られるくらいなら、著者のように言葉を呑み込みたい。 #ニコカド2020
アナーキー靴下
2021/01/03 09:51

shikashika555様、ありがとうございます。米原万里さんを読んだのは初めてでしたが、shikashika555様の「人間の認知」という言葉、漠然と感じていたものを言い当てられた気がしました。マリの視点が米原万里さん本人の視点だったらこうは書けないだろうと感じる計算高さを感じましたが、小説と言われると確かになるほどです。米原万里さんのほかの作品も読んでみたくなりました。

アナーキー靴下
2021/01/03 09:52

ヴェネツィア様、ありがとうございます。「大宅壮一ノンフィクション賞受賞作」とあったため、何の疑問も持たずノンフィクションと考えてしまいましたが、マリの視点の見せ方は小説と捉えたほうが確かに自然ですね。いずれにせよ、著者の体験を効果的に伝えてくれる、素晴らしい作品でした。

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アナーキー靴下
高校時代に読み、退廃的で破滅的で、成長を否定するような物語に強く共感した。再読で姉弟に一切の甘えがないことに気付いた。そこに善悪はなく、責任もなく、誰に許してもらう必要もない。甘えは大人が子供を躾るための手綱であり、それがないからこそ「怖るべき子供たち」なのだと。似て非なる…私との違い。私は今も子供で、傍観者だ。お客様だ。何故幸福への努力ができず逃避してしまうのだろう。一歩一歩を歩まぬまま、何故いつも奇跡に助けられてしまうのだろう。一度きりの人生を生きているにしては、ぼんやりし過ぎている。まだ部屋にいる。
マリリン
2021/01/02 11:11

私が親に弱みを見せられない子供だったので、興味深く拝読しました。今も家族や誰にも見せられない...。 是非散歩を楽しんでください。個人的には外にでないと気分が滅入るので、本を持って外にでます。ガラガラの車中で、山の中で、お気に入りのお店で...色々な所で本を読みます。

アナーキー靴下
2021/01/02 13:11

マリリンさん、コメントありがとうございます。私は正真正銘の甘ったれで恥ずかしいです。今日も膝痛くて散歩はやめようかな、なんて言い訳…😅💦。でも冬の空気もまた格別だし、家のまわりだけでも歩いてきます。

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アナーキー靴下
ネタバレ映画の予告などのおぼろげなイメージで、人類史を揺るがす驚天動地の謎が明かされる、みたいなものを勝手に期待していたので、そういう意味ではあっけなく終わってしまった感がある。探せば至るところにシンボルがあるとか、ラングドンとソフィーの関係も象徴的に終わるところは良かった。もらい泣き展開も多く、ミステリーというより娯楽感動作。意外な犯人は容疑者の少なさから、冷静に推理したらわかる気もするが、展開の息つく暇のなさに、推理することを忘れてしまう。実況のような冗長さはブラフというより、臨場感で思考を絡め取る巧みさか。
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アナーキー靴下
中巻はハラハラ展開パートと宗教・歴史等知識パートが分かれていて、安心して没入できる感じ。エピソードによっては冗長に感じるものの、その冗長さの中に様々な伏線が仕組まれているのかもしれないと思い始めた。例えばラングドンがNYの編集者に電話をかけるシーンとか、そんなに丁寧に描写する必要あるかな、と思うけれど、もしかしたらここに何か重要な情報があるかもしれないし、何もないとしても、ブラフとして必要なのだろう、と。下巻では驚愕の展開が待っているはず! #ニコカド2020
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アナーキー靴下
映画版も観たことがなく、幸いストーリーを知る機会もなかったため、今更ながら読んでみた。魅力的な男女がのっぴきならない状況に追い込まれ真相を究明する、という王道パターンに加え、ダ・ヴィンチに絡む暗号やキリスト教の秘密結社等、好奇心を刺激する謎がふんだんに盛り込まれており、面白くないわけがない。とはいえ上巻はいささかテンポが悪いように感じる。殺人事件の真っ只中にしては回想が多くてぼんやりし過ぎじゃないかと思うし、知識系の話に集中しようとすると、まだハラハラ展開の渦中だった、と現実に引き戻される。意図的かも?
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/07/18(224日経過)
記録初日
2016/08/14(1658日経過)
読んだ本
345冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
92103ページ(1日平均55ページ)
感想・レビュー
345件(投稿率100.0%)
本棚
25棚
年齢
43歳
血液型
O型
職業
IT関係
現住所
東京都
自己紹介

名前はアナーキーですが、アナーキーなところなんか何もない穴開き靴下です。でも穴が開いている日なんてそうそうないので、たいていはただの靴下です。

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■好きな作家

ポール・ギャリコ
ミヒャエル・エンデ
ブッツァーティ
カレル・チャペック
いとうせいこう
左近司祥子先生(哲学者)
万城目学
田村隆一(詩人)




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