masa様、ありがとうございます。友人に普通っぽいと感じる人がたった一人だけいたのですが、その人はまわりのみんなに興味を持ち、誰とでもつながれて、かといって押し付けがましいところのない素敵な人でした。我の強い私にはとても遠く、難しい立ち居振舞いです。その人のことを思い浮かべると、特別というか、ちょっと変わった人間がむしろマジョリティで、誰とでも一緒にいられるような普通っぽい人こそマイノリティだなと思ってしまいます。
あけましておめでとうございます。始める前は読書メーターがこんなに素敵なものとは思っていませんでした。ひとえに皆様のおかげです。今年もよろしくお願いいたします。■2020年12月 読んだ本の数:43冊 読んだページ数:9929ページ https://bookmeter.com/users/1153462/summary/monthly ■2020年 読んだ本の数:244冊 読んだページ数:62719ページ https://bookmeter.com/users/1153462/summary/yearly
こんにちは。組織が人間性を殺すというのは解釈の一つかも。先人たちは犠牲を払い偉大な事業を成し遂げてきました。そのことは間違いないはずです。航空郵便だけでなく、例えば青函トンネルの開通でも。我々はそれらを否定できません。本書のパイロットは危険を承知で挑んだのです。彼には【乗らない】という選択もあったのに。この件は旧日本軍の特攻を【犬死に】と批判するのに似ているかもしれません。
zero1様、ありがとうございます。特攻隊を犬死にとは思えず、美しいと思ってしまうほど情緒に流されやすいため、大げさに拒否反応を示してしまったのかもしれません。特攻隊でいうなら、個人的に誰かを死なせることなんて背負えない人間が大半だろうに、組織の一員になると非情な決断ができてしまう、そういう心理は自分にもあるだろうと思うと恐ろしいです。しかしコメントを頂き冷静に考えてみて、先人たちが犠牲を払って築き上げたもの、人間の強さ、悲しさ、まるごと詰め込まれた物語なのかと思いました。ありがとうございます。
アルケミストは、もしも私が異世界ファンタジー世界に転生できるのならなりたい職業ナンバーワンだから知っていた言葉で、知らなくてもわりと普通な言葉じゃないでしょうか😅💦? 何にせよこの本は良い本です👍!!
ふふふ、異世界ファンタジーに転生したら、アナーキー靴下さんは、錬金術師になりたいのですね😄✨。錬金術師…ハリー・ポッターにもいましたね☺️。ニコラス・フラメルでしたっけ?賢者の石を作っちゃった人でしたね。う〜ん、異世界へ転生は、考えたことなかったですけど、この際、考えみようかな🤔……やっぱり、空を飛びたいから「魔法使い」ですね😄✨。
masa様、ありがとうございます。友人に普通っぽいと感じる人がたった一人だけいたのですが、その人はまわりのみんなに興味を持ち、誰とでもつながれて、かといって押し付けがましいところのない素敵な人でした。我の強い私にはとても遠く、難しい立ち居振舞いです。その人のことを思い浮かべると、特別というか、ちょっと変わった人間がむしろマジョリティで、誰とでも一緒にいられるような普通っぽい人こそマイノリティだなと思ってしまいます。
中村さん、ありがとうございます。私も絵本のイメージが強く、新潮文庫の夏目漱石の表紙が安野光雅さんだということも、お気に入りの方のつぶやきを見るまでまったく気付きませんでした。改めて触れ直したい、そう気付くのが訃報なのは悲しい限りですね。
こんにちは。この本は未読ですが種苗法については以前から興味を持ち勉強会にも参加してます。種苗法の改正や一代限りのF1、映画「遺伝子組み換えルーレット」など今まで無関心でいたことを反省してます。種苗法改正については賛否ありますが、自分自身ではまだ結論を出せないでいます。
zero1様、ありがとうございます。部外者なので種苗法まで深く考えたことはありませんでしたが、ニュースで聞いたことがある、ということは、自分に無関係だと安易に思ってはいけないですね。とりあえずこの本からは、好きと思うものを買うことが支持につながる、だから安さや手軽さだけに流されず、残って欲しいものを選んだほうがよいことを学びました。私も種苗法や遺伝子組み換えももう少し理解して、正しく判断できるよう目指したいです。
そんな素敵なお言葉をいただけて恥ずかしいやら嬉しいやらです。一番大事なこと言い忘れてました、kasim様のおかげでこの本に出会えて、本当によかったです。ありがとうございました!
本の構成から、少女たちのエピソードが沖縄と本土の関係を表現するための示唆に見えてしまう点は個人的に好きではなく、他人にお勧めしたい本とはいえない。しかし沖縄に対する無関心さを炙り出され、考えさせられることは間違いない。少なくとも私は、上皇陛下が平成天皇だった時代の沖縄訪問を、他人事だと思っていた。過去があるからこそ今があるという当事者の姿勢を見ながら、あの頃は何も感じていなかった。
太宰はあまり読んで無いのでわかりませんが、村上春樹は「作者のパーソナルやシナリオへの理解」ではなく「物語への共感」を求めているのかも、と思いました。ちなみに僕は結婚して20年ですが、嫁さんと長く付き合うほど「ますます分からんなぁ」と思います。付き合い当初よりも、今の方がそう思います。退屈しないでいいんですが、理解って本当に難しいんだなぁって強く感じます。
キク様、コメントありがとうございます! 私は逆に村上春樹をあまり読んでおらず、にわか読者で恐縮です。「物語への共感」、確かに、時代を切り取ったような空気感は、そういうことなのかも…と、ハッとさせられました。長く付き合うほど…というのは私もつい最近思い当たることがあり、本当におっしゃる通りです! 細かな点で似てきてしまうからこそ、わかりあえない部分はより深い溝のように感じてしまいますね。
zero1様、ありがとうございます。教養を重んじながらも自由気ままに生きるイッパイアッテナとルドルフは、子供の頃からずっと憧れというか、目指すところに近い存在です。作者の教養講座(しかも物語の書き方!)に参加したことがあるなんて、私にとっては羨ましい限りです!
中村さん、「教養は心と精神の栄養」とはこれまた痺れますね😆💓! この本の中で、著者は尊敬する人の読書遍歴を「追っかけ」したことも良かった、みたいに書いてあったので、私もどんどん中村さんの「追っかけ」していこうと思います🏃💨!(池上彰の「おとなの教養」…今更ながら、私もこっそり読んでみたいです😅💦)
「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」でも思ったが、共産圏での思い出の美しさの引き立て役として日本(の良くないところだけ)を引っ張り出してくるのが苦手なのだが、だからこそ考えさせられる。共産圏の人々の美しさ、善良さをよくよく考えてみると、資本主義システムが個人の価値観にまで影響を与えていたことに気付かされる。たとえば同情は本来純粋な善だったものが、資本主義の中では偽善に変わってしまうのではないのか。善人に自己矛盾を抱えさせるシステム。しかし資本家と労働者の関係から、巨悪を生み出しにくいシステムでもあるのだろう。
巻末解説がとても親切丁寧で有難いが、「ジゴロとジゴレット」だけはちょっと別解釈。妻の背中を押したのは夫の愛ではなく、緩慢な死が待っているという現実だろう。ただ、夫の抱擁で安心したからこそ冷静になれたのだろうし、愛が大切なことは間違いない。モームの描写が絶妙過ぎる。「漁夫サルヴァトーレ」は、観たばかりだからか「ニュー・シネマ・パラダイス」が浮かんだ。ずっとそこにあるもの、が表現されていて、それに感動させられる感覚が。そして「マウントドレイゴ卿」でやはり平野啓一郎氏の分人を思う。
いえいえ、作品によっては私もネガティブなレビューを書くことがあります。「オズ」は私に多くのことを教えてくれた作品です。映画やミュージカルでも現在まで強く影響を及ぼしています。
一番好きなのは表題作。脈絡なく意味不明なのに伝えてくる感じはこれが圧倒的ナンバーワンだと思う。死を選べるからこそ生きている。御主人様を置いていかないために無慈悲で気まぐれな手を待ってあげるつもりはないし、そもそもdogのアナグラムが御主人様とは限らない、家族。自分の人生の理想が相手なんて絶対負けるゲームとしか思えない「竜討つものにまぼろしを」、ずっとこのままでいられたらいいのに、な切なさ溢れる「ジェフティは五つ」も好き。
大江健三郎が小説から倫理的なメッセージをはじめて受け取ったのは『ハックルベリー・フィンの冒険』だそうですよ。幼いとき丸暗記するほど読んだそうです。学校の先生にもし読んでいるとこを押さえられたら、「マーク・トウェインはドイツの作家だと思う」と言うように母親には教えてられていたとか😨💦。高校生で原文に出会い、不十分な英語力であったのにもかかわらず目当ての文章を探り当てることが出来たことや、アメリカで学生と話す機会があったとき、自分が一番好きな場面が彼らと同じであったこと等々、エッセイなどで読みました。
ああそうか、大江健三郎が読んだ頃は戦時中なんですね😲! 全然思い至らなかったです。大江健三郎ももっと読みたいです!(読むと言っていた「個人的な体験」も結局まだ読めてないです😭💦)
shikashika555様、ありがとうございます。米原万里さんを読んだのは初めてでしたが、shikashika555様の「人間の認知」という言葉、漠然と感じていたものを言い当てられた気がしました。マリの視点が米原万里さん本人の視点だったらこうは書けないだろうと感じる計算高さを感じましたが、小説と言われると確かになるほどです。米原万里さんのほかの作品も読んでみたくなりました。
ヴェネツィア様、ありがとうございます。「大宅壮一ノンフィクション賞受賞作」とあったため、何の疑問も持たずノンフィクションと考えてしまいましたが、マリの視点の見せ方は小説と捉えたほうが確かに自然ですね。いずれにせよ、著者の体験を効果的に伝えてくれる、素晴らしい作品でした。
私が親に弱みを見せられない子供だったので、興味深く拝読しました。今も家族や誰にも見せられない...。 是非散歩を楽しんでください。個人的には外にでないと気分が滅入るので、本を持って外にでます。ガラガラの車中で、山の中で、お気に入りのお店で...色々な所で本を読みます。
マリリンさん、コメントありがとうございます。私は正真正銘の甘ったれで恥ずかしいです。今日も膝痛くて散歩はやめようかな、なんて言い訳…😅💦。でも冬の空気もまた格別だし、家のまわりだけでも歩いてきます。
名前はアナーキーですが、アナーキーなところなんか何もない穴開き靴下です。でも穴が開いている日なんてそうそうないので、たいていはただの靴下です。
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■好きな作家
ポール・ギャリコ
ミヒャエル・エンデ
ブッツァーティ
カレル・チャペック
いとうせいこう
左近司祥子先生(哲学者)
万城目学
田村隆一(詩人)
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今の世界の有り様は、自分を特別だと思い込むことこそが普通であるようで少し怖いときがあります。