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2024年3月の読書メーターまとめ

さてさて
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3639ページ
感想・レビュー
13
ナイス
4665ナイス

2024年3月に読んだ本
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2024年3月のお気に入り登録
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  • toshi
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2024年3月のお気に入られ登録
15

  • toshi
  • めいこ
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  • 戸部アンソン
  • 読書家さん#IWAm5d
  • くるり
  • Nishiumi
  • 荒川叶
  • ぷよ
  • ともなん
  • はくもくれん
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2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

さてさて
『いらっしゃいませ。ようこそ喫茶ドードーへ』 店主の そろりにそんな言葉で迎え入れられる五人の主人公たち。この作品ではそんな主人公たちが『喫茶ドードー』で提供される飲み物、食べ物に”起点”を見つけていく物語が描かれていました。『おひとりさま専用カフェ』、『喫茶ドードー』を二度訪れるという点に標野凪さんの個性を感じるこの作品。その一方で王道の”起点もの”の物語が描かれていくこの作品。何かと行き詰まりを感じる世の中だからこそ、こんな『喫茶店』に是非行ってみたい!そんな風に感じるどこかまったりとした作品でした。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

さてさて

早いものでもう三月なんですね。さて、先月の読書では西川美和さん「その日東京駅五時二十五分発」が印象に残りました。まさかの終戦前夜、そして原爆投下直後の広島に帰ってきた主人公の物語。おすすめします。では、今月もよろしくお願いします。 //☆★☆// 2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:13冊 読んだページ数:3683ページ ナイス数:5042ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1165479/summary/monthly/2024/2

bura
2024/03/01 15:16

さてさてさん、もう春が目の前ですね〜早いなあ。今月もよろしくお願いします^_^

さてさて
2024/03/01 19:51

buraさん、そうです、もう春ですね。というか今年の冬は気温が急上昇したりでなんだか冬なのかなんなのかよくわからなかった感じです。今月もよろしくお願いします!

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
13

さてさて
『私は人間を作る工場の中で暮らしている』。そんな思いの中に小学生の日常を生きる主人公の奈月。この作品ではそんな思いに苛まれながらも『いとこの由宇』と交わした『なにがあってもいきのびること』という誓いを胸に生きる奈月の姿が描かれていました。前半と後半のあまりの落差に唖然とする他ないこの作品。そんな落差の中に奈月の人生の背景に描かれる深い世界観に魅せられるこの作品。一体この物語はどこに行き着くのだろう、読者を強い不安に晒す強烈至極な人の狂気を感じる物語の中に”クレイジー紗耶香”の極みを見る傑作だと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『自分の心にねじを巻いてくれるのは、自分だけよ』。そんな言葉で自分自身を励まし、圧倒的な推進力としていく宝子。そんな宝子が天賦の才能とも言える発想力を武器に、推理をし、解決方法を見い出し、行動に移していく姿を描いていくこの作品。そこには宝子が人知れず孤軍奮闘する健気な姿が描かれていました。あまりにコミカルに描かれていく物語に気分が高まるこの作品。それでいて最初から最後までぐいぐい読ませる圧倒的な推進力に舌を巻くこの作品。私が柚木麻子さんという作家さんに期待する全てがここにある!まさに、傑作だと思いました。
さてさて
2024/03/29 12:21

ぴよぴよさん、この作品地味な扱い受けていますが埋もれるにはもったいないと思いました。是非どうぞ!

さてさて
2024/03/29 12:22

いこさん、ありがとうございます。柚木さんの作品には主人公となる女性が勢いだけでぐいぐいいく一連作品がありますが、この作品はその系統です。

が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『そうだよ。全部ダメってわけじゃないんだよ。なにごとも』。そんな意味を持つ「オール・ノット」という言葉と、真珠の『ネックレスの技法』を掛け合わせた書名を冠するこの作品。そこには、主人公・真央の二十年にも及ぶ人生の苦悩と歓喜の物語が描かれていました。まさかの近未来の描写に興味が尽きないこの作品。そんな物語に顔を出す数多の社会問題に鋭く光を当てるこの作品。数多の社会問題と幅の広い時代背景を描いていくにも関わらず、軸が全くぶれない見事な構成力を見せる物語の中に柚木麻子さんの凄さを改めて見る素晴らしい作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
“差別、偏見、思い込み ー 他人に貼られたラベルはもういらない、自分で自分を取り返せ!!” 本の帯に記されたそんな言葉にどこか力づけられもするこの作品。そこには”手詰まり”な状況に置かれた主人公たちが前に進むための行動を起こしていく先の物語がコロナ禍に書かれた六つの短編の中に描かれていました。柚木麻子さんならではの圧倒的な推進力でぐいぐい読ませるこの作品。”強炭酸”すぎる物語が故に、読む人と読む時期を選ぶであろうこの作品。ぐいぐい読ませる柚木さんの圧倒的なパワーを改めて再認識させられた、そんな作品でした。
山川欣伸(やまかわよしのぶ)
2024/03/24 13:58

差別や偏見に立ち向かい、自分らしさを取り戻す勇気を与えてくれる内容は、多くの人々にとって心強い支えになるでしょう。コロナ禍の中で書かれた六つの短編は、現代社会のリアルな問題を浮き彫りにし、読む者の心を強く揺さぶります。

さてさて
2024/03/24 15:43

山川欣伸さん、はい、おっしゃる通りですね。コロナ禍の中の鬱屈とした世の中にあって、改めて浮かび上がったさまざまな問題を見事に描いた作品でした。

が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『いらっしゃいませ。喫茶ドードーへようこそ』そんな言葉で出迎えてくれる店主の そろり。この作品にはそんな そろりが『どうかな』、『うーん、なんか違うぞ』と試行錯誤を繰り返しながら作り上げていく不思議な名前のついた料理の数々が、訪れる人たちの人生に”起点・きっかけ”を与えていく物語が描かれていました。美味しそうな料理の数々に”食”の魅力を感じるこの作品。どこかのんびりとした『喫茶ドードー』の雰囲気感に魅せられるこの作品。まだまだ続きそうな物語の中にコロナ禍明けの新しい時代を映しとって欲しくもなる作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『ここに、あなたの会いたい人の名前を書いて入れておくと、もしかしたら会えるかもしれませんよ』 『会いたい人の名前』をポストに入れた人が奇跡の瞬間を見るこの作品。そこには、願いを叶えるために奔走するふー太の物語が描かれていました。猫がしゃべるという次元を超えて職探しをして任務を遂行するというファンタジーが描かれるこの作品。次から次へと繰り出されるもうなんでもありな設定の数々にファンタジーの極みを見るこの作品。『カフェ・ポン』に出かけることがあったなら、誰の名前を書くだろうか?とふと考えてもしまう作品でした。
戸部アンソン
2024/03/22 13:27

さてさてさん、きっかけに好きでなくなると言う発想もなかった!確かに、妄想の人に実際会って、え!て思った方、居ましたわぁ作家も作品と同じ世界にいると思っていた方が楽しいかもです。

さてさて
2024/03/22 19:57

戸部アンソンさん、まあちょっと考えすぎな気もしないではないですが(笑)。

が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『いらっしゃいませ。ようこそ喫茶ドードーへ』 店主の そろりにそんな言葉で迎え入れられる五人の主人公たち。この作品ではそんな主人公たちが『喫茶ドードー』で提供される飲み物、食べ物に”起点”を見つけていく物語が描かれていました。『おひとりさま専用カフェ』、『喫茶ドードー』を二度訪れるという点に標野凪さんの個性を感じるこの作品。その一方で王道の”起点もの”の物語が描かれていくこの作品。何かと行き詰まりを感じる世の中だからこそ、こんな『喫茶店』に是非行ってみたい!そんな風に感じるどこかまったりとした作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『おもしろいと言われることは、僕にとって最高の讃辞なのだ』。『漫才師』になることを夢見て高校生の青春を駆けていく主人公の小春。この作品にはそんな小春の泣き笑いの高校生としての日常が描かれていました。ジュニア向け小説として刊行後、加筆・修正、そして書名変更の先の再出版にあたり、古くささを見事に消し去った山本文緒さんの手腕に驚くこの作品。そんな作品に良い意味で残る朴訥さに強く魅かれるこの作品。起承転結のはっきりした、極めて読みやすく、爽快感の残る物語の中に、高校生たちの青春の煌めきを見た素晴らしい作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『いったい私が、何をしたというのだろう。これは、なんの罰なのだろう』。身近に聞くさまざまな『病気』の名前がタイトルに記された10の短編から構成されたこの作品。そこには、『病気』に苦しみながらも、『病気』と共に生きていく他ない女性たちの姿が描かれていました。作品に取り上げられた『病気』が、20余年の年月を経ても未だ人を苦しめ続けていることに驚くこの作品。そんな『病気』と共に生きていくことの意味を思うこの作品。ストレスだらけの日常の中に、それでも生きていく他ない人の内面を鮮やかに描き出した、そんな作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『これは本当に私の望んだことなのだろうか』。そんな言葉の先に主人公・水無月の深い苦悩を見るこの作品には「恋愛中毒」という書名を体現する水無月の劇的な人生が描かれていました。1999年に吉川英治文学新人賞を受賞した作品であり、2021年10月に亡くなられた山本史緒さんの代表作に位置付けられるこの作品。山本さんの構成の上手さでぐいぐい読ませる物語の中に『恋愛』という言葉が恐怖を感じさせるようにもなるまさかの読後が待つこの作品。「恋愛中毒」という不思議な言葉の行き着く先に、まさに『恋愛』の狂気を見る物語でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
“アオハライドとは『青春(アオハル)』+『ride』を組み合わせて作りました”。そんな風におっしゃる原作者の咲坂伊緒さん。この作品には”うまくいく事ばかりではないこの青春をそれでもなんとか乗りこなして”ゆく高校生たちの真っ直ぐな姿が描かれていました。双葉の洸を思う内面描写にキュンキュンするこの作品。そんな彼らが一日の大半を過ごす高校生活の閉塞感に”ザ・学園物語”の王道を感じもするこの作品。全6巻からなる作品のまだ始まったばかりの物語。双葉と洸、二人が見せるこの先に続く未来に期待が募る素晴らしい作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『どうか、あなた自身と、あなたが歩んでゆく未来を信じてください』。小学三年生の時に”遠い未来 ー 2070年 ー へと時間を超えた”主人公の爽太。この作品では、爽太が前作「どこよりも…」の主人公・和希と心を通じ合わせていく先に『信じよう、未来を』と自身の未来を見据える姿が描かれていました。未来の描写が興味深く登場するこの作品。「どこよりも…」→「まだ君に…」の順に読むことで物語の奥行きが何倍にも深まるこの作品。切なさ募る物語の結末に、書名に込められた阿部暁子さんの深い想いが浮かび上がる傑作だと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『あれから、なんか俺の世界、カラフルになったんだ』。そんな言葉をふと呟く主人公の伊澄。『車いすの少女』を描いた表紙が物語を象徴的に表してもいくこの作品。そこには、『障がい』を語ることを『個性』という言葉で逃げない、阿部さんの強い意志を感じる物語が描かれていました。『車いす』視点の登場人物を中心に据える物語の中にさまざまな気づきを見るこの作品。単なる気づきにとどまらずその先の一歩を大切に考えるこの作品。この感想で、この作品のことを知ってくださった一人でも多くの方に是非読んでいただきたい素晴らしい作品でした。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/08/26(1339日経過)
記録初日
2020/08/29(1336日経過)
読んだ本
805冊(1日平均0.60冊)
読んだページ
241160ページ(1日平均180ページ)
感想・レビュー
805件(投稿率100.0%)
本棚
4棚
性別
自己紹介

学生時代を通じて読書経験はほとんどないですが、恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」をきっかけに読書を始めました。
なお、何かこだわりがあった方が良いと考え、
 『女性作家さんの小説のみ』
に絞って読書を進めています。
どうぞよろしくお願いいたします。

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