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2024年9月の読書メーターまとめ

さてさて
読んだ本
12
読んだページ
3531ページ
感想・レビュー
12
ナイス
3868ナイス

2024年9月に読んだ本
12

2024年9月のお気に入り登録
12

  • みやび
  • 門哉 彗遙
  • このはな かぜ
  • 有明
  • ららら
  • まいける
  • どみっきー
  • Nekopen
  • オモチ
  • ちょこ
  • つるみ
  • クリームソーダ

2024年9月のお気に入られ登録
15

  • みやび
  • 門哉 彗遙
  • このはな かぜ
  • タルト
  • 有明
  • ららら
  • まいける
  • イクト
  • どみっきー
  • Nekopen
  • オモチ
  • ちょこ
  • つるみ
  • クリームソーダ
  • 空飛ぶペンギン

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

さてさて
『日本ほど子育てしながら働く環境が未整備の国もない…この国が保育という重労働に対し、低い対価しか与えないからだ』。『専業主婦』を主人公とし『育児』への関わり方の異なる登場人物との対比を通じて、そこに潜在する『家事』という『重労働』の存在に光を当てるこの作品。そこには、朱野さんの『家事』に対する新しい視点が描かれていました。『家事』というものの捉え方が人によって大きく異なることを認識させられるこの作品。日々の生活を回していくことの大変さを改めて思うこの作品。『家事』に対する見方が変わる素晴らしい作品でした。
が「ナイス!」と言っています。

2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

さてさて

今年も3分の2が終わりましたね。異常な暑さに辟易の夏でしたがまだ残暑は続きそうです。お身体ご自愛ください。さて、先月の読書は望月麻衣さんの新作「京都下鴨神様のいそうろう」を発売日早々に読めたのが良かったです。今月もよろしくお願いします。/ ☆ / 2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:3008ページ ナイス数:5054ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1165479/summary/monthly/2024/8

bura
2024/09/01 12:35

さてさてさん、神様2冊が共読でした😊今月もよろしくお願いします✨

さてさて
2024/09/01 16:34

buraさん、おおっ、神様二冊!、今月もよろしくお願いします。

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
12

さてさて
『一男一女の父。口下手。ワンマン。怒りっぽいくせに涙もろい。カッとなると、口より先に手が飛んで、相手は二メートル先にけし飛んでいる』。『口下手』の結果論で身近な人間に『暴力の洗礼』を浴びせるのを日常とする貫太郎。この作品には、そんな貫太郎の一家の日常が淡々と描かれていました。今や歴史に埋もれつつある昭和の家族の姿を見ることのできるこの作品。そんな家族の強い繋がりをそこかしこに見るこの作品。家族の激しいぶつかり合いの先に垣間見えるそれぞれの思いの切なさにきゅんとさせられもする、懐かしい雰囲気漂う作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『人には、納得のいく終わりってのが、それぞれの形である。その終わりは、新しい方向へ向かうための終わりなんだ』。戦力外通告を受けた選手を対象にして行われる「トライアウト」を取り上げたこの作品。そこには、”新聞記者”を続けながらシングルマザーとして小学生の息子を育てる一人の女性の生き様が描かれていました。「トライアウト」とは何かを理解できるこの作品。そんな「トライアウト」に人の生き様を鮮やかに重ねてもいくこの作品。物語中に幾度も登場する『諦め』という言葉の意味と重さをふと考えてもしまう、素晴らしい作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『この不安をどう説明すればいいのか。非日常な場所で、非日常なことをしている不安』。そんな思いの中に『悪性腫瘍』との戦いの日々を送る主人公の遼賀の姿が描かれていくこの作品。そこには看護師でもいらっしゃる藤岡さんのリアルな医療現場を描き出す物語の姿がありました。看護師の”お仕事小説”の側面もあるこの作品。そんな物語に『悪性腫瘍』と宣告された人間の思いをリアルに感じもするこの作品。登山靴の『オレンジ』が印象的に読者の頭にも刻まれていく人の優しさを具に感じる物語の中に熱いものが込み上げもする素晴らしい作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『なんのために仕事をしているのか、という一大テーマはまだ解決していないけれど、とりあえず毎日会社に来るのは楽しくなっていた』。『キャラクタービジネスの会社』で営業アシスタントを務める主人公の奈穂。この作品には、そんな奈穂が同じ部署の先輩である大賀を尊敬し、片恋しつつ日々を生きていく姿が描かれていました。奈穂の作る短歌が物語に絶妙なリズムを作るこの作品。『社員二十七人』の会社のリアルを見せていくこの作品。ゆる〜く展開していく物語の中に、『人は、なぜ働くんだろう』という問いかけへの一つの答えを見た作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『未来を変えたいと思うなら動くしかありません。動けばなにかが変わります』。『新人介護士』の目を通して、この国の『介護』の現実を分かりやすく描くこの作品。そこには看護師の藤岡さんだから描ける極めて説得力のある物語が描かれていました。様々な視点から現状の『介護業界』が置かれた問題点を浮かび上がらせる展開に読む手が止まらなくなるこの作品。それでいて決して押し付けがましく感じることがないことに驚きもするこの作品。誰にとっても決して他人事でない『介護』に目を向けるきっかけを与えてくれた素晴らしい作品だと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
“書けるかしらという不安は「書かなきゃ」という決意に変わっていきました”。父親から戦争の話を聞くうちに、そんな思いを抱いたとおっしゃる吉野万理子さん。この作品にはアサギマダラのことを調べるために訪れた『生駒山上遊園地』で目が『飛行塔』にくぎづけになったという先に生まれた物語が描かれていました。”無生物”が主人公という違和感が瞬時に消え去る吉野さんの筆の力に驚くこの作品。一人でも多くの方に手にしていただきたいこの作品。『飛行塔』が見続けた光景を通して、平和というものの貴さを改めて感じた素晴らしい作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『人生最初の想い出を、魔法使いに預けてしまった。そのことは覚えていても、どんな内容だったのか、もはや想い出せない。あの人に預けるというのは、そういうことだ』。『想い出』を『質屋』に預ける奇想天外な設定の先に『想い出』の意味を問うこの作品。そこには、遥斗と里華というWキャストで展開するからこそ見えてくる物語の姿がありました。『魔法使い』を身近に感じられるこの作品。『魔法使い』に『想い出』を預ける意味を思うこの作品。読む年齢で全く異なる景色が見えてくるのではないか?そんな風にも感じたファンタジーな物語でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
「わたし、定時に帰ります。」で26万部というベストセラーを達成した朱野さん。この作品では『急な「売れ」』の渦に否応なく巻き込まれていく中に体験した苦難の日々が生々しく描かれていました。『押し寄せる仕事。ありえないスケジュール』という日々の中で『メルトダウン』を起こしていく一人の人間のリアルを見るこの作品。そして、まさかの『書けなくなってしまいました』という作家としての一大危機の悩み苦しみを描くこの作品。これは他の仕事に就いている人間にも当てはまること、そう、働き方のあるべき姿をそこに見るそんな作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『わたくし、定時で帰らせていただきます!』『新卒で入って以来』『定時で帰る毎日を貫いてきた』という主人公の結衣。シリーズ二作目のこの作品では、管理職となった後も、それでも『定時で帰る』ことにどこまでもこだわる主人公の結衣が見せる自らの矜持を強く感じさせる物語が描かれていました。『元請け』と『下請け』の関係性に切り込むこの作品。会社の複雑な人間関係を赤裸々に描いてもいくこの作品。この国にまだまだ潜在する不条理な事ごとの数々に、『忠臣蔵』の時代からこの国は進歩したのだろうかとも考えてしまう、そんな作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『日本ほど子育てしながら働く環境が未整備の国もない…この国が保育という重労働に対し、低い対価しか与えないからだ』。『専業主婦』を主人公とし『育児』への関わり方の異なる登場人物との対比を通じて、そこに潜在する『家事』という『重労働』の存在に光を当てるこの作品。そこには、朱野さんの『家事』に対する新しい視点が描かれていました。『家事』というものの捉え方が人によって大きく異なることを認識させられるこの作品。日々の生活を回していくことの大変さを改めて思うこの作品。『家事』に対する見方が変わる素晴らしい作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『十年がこんなにすぐに過ぎるもんだとは思っていなかった。自分が三十歳を過ぎるなんて、思っていなかった』。前作「きょうのできごと」から十年経った先の彼らの日常を再び切り取っていくこの作品。そこには、十年後に京都で再会したあの面々の今の姿が描かれていました。行定勲監督が”やはり、人生は面倒くさくて、いろいろあるもんだなとしみじみ思った”と語る中に、十年を経た彼らの中に過去の面影を探してしまうこの作品。こうなったら、その先の十年、さらにその先の…と彼らのさらなるその後も知りたくなってもしまう、そんな作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『わたしはいくつかの車のテイルランプを目で追いながら、今日あったことを思い返していた』。誰にでもあるそんな瞬間の一つひとつを淡々と綴っていくこの作品。そこには、行定勲監督が映画化した5つの短編を軸に、二つの短編が併録、大学生たちのたわいもない日常の一コマが記されていました。関西弁の味わいが物語の雰囲気感を上手く形作っていくこの作品。どこまでも淡々とした内容に、他人の日常をぼんやり見ているような感覚にもなるこの作品。映像が目に浮かぶような柴崎友香さんの巧みな筆致に、行定監督の映画も見てみたくなる作品でした。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/08/26(1551日経過)
記録初日
2020/08/29(1548日経過)
読んだ本
892冊(1日平均0.58冊)
読んだページ
266640ページ(1日平均172ページ)
感想・レビュー
892件(投稿率100.0%)
本棚
4棚
自己紹介

学生時代を通じて読書経験はほとんどないですが、恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」をきっかけに読書を始めました。
なお、何かこだわりがあった方が良いと考え、
 『女性作家さんの小説のみ』
に絞って読書を進めています。
どうぞよろしくお願いいたします。

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