ホテル・コルテシアで働く山岸直美と、刑事 新田浩介の視点から描かれた短編となっている。小説を通して感じたことや、世の中に願うことは、①情報の共有。②意見が合わない時は議論。③家族を大事にしない人間は他人を大事にしない。

スマホ使用が与える影響は数多くある。様々な対策案が示されているなか、自分に合った方法を選択するのが良い。私の場合は①スマホを手にしても理想の連絡は来ていないと自己暗示。②スマホ使用は時間を失うと自問自答。③他人のスマホ使用を見て自身を戒める。

本文に何度も〝思い込みを捨てるように〟とあり気をつけていたつもりだったが、いつの間にか伏線に誘導されていた。一方、捜査を進めるなか〝思いつきは雑談から生まれる〟は名言であり、納得した。誘導や騙されることなく雑談をするのは良いことだろう。

アラスカの暮らしを始めて15年。自然を感じながら自然に生きる生活は、ちっぽけな悩みなど忘れさせてくれるきっかけとなるようだ。日本にいて出来ることは、自然の風景を感じ心の中に残すこと。その体験が、リラクゼーションとなるのだろう。

ホテル・コルテシアで働く山岸直美と、刑事 新田浩介の視点から描かれた短編となっている。小説を通して感じたことや、世の中に願うことは、①情報の共有。②意見が合わない時は議論。③家族を大事にしない人間は他人を大事にしない。

ドリトル先生の夢は〝人々が動物界のことをもっと考える〟こと。そのために、ドリトル先生は動物達の意見を取り入れる。その集大成がこのキャラバンかも知れない。リージェンツ劇場でのオペラは、素晴らしいものとなっている。

経理部 森若沙名子は、真面目な性格から〝公私混同は不正のもと〟とし、不正を暴くために調査していく。恋愛面では太陽に甘えたり、太陽を前提とした予定をたてるなど可愛らしい面がある。展開の行方が気になる。

著者は、スターバックスのマーケティングやコンサルタントを担っており、経営や現場とは異なる視点となっている。コーヒーは楽しむものとされ、お客様との対面時間に力をいれている。話時間がとれないなら、何のメリットがあるのだろうかと、著者が日々考えているのが印象的だった。

母の愛・想い、それに応える対応・反対意見の出し方などが書かれていた。このように分かりやすく書かれている本は読んだことがない。母に対して案じてあげることや、ちょっこっと甘えると喜ばれることを学んだ。

〝不思議の国のアリス〟の続編。7歳半という幼さに加え、疑問に思ったことは口に出す様子やアリスが妄想する世界観には引込まれる。チェスに見立てて歩行する道中、様々な生き物からあら探しされる過程・問題解決を行うことで、大人への階段を登っているように感じられた。

アリスは、不思議の国に迷い込み横柄な態度を取ってくる生き物達に対して動じない一方、一人二役で語ることで平常心を保たせているようにも思われた。この世界は、何が正義で何が幻想かは分からない。そんな中、真面目な生き物はどのように生きているのかを考えてしまう。

〝太陽の塔〟の鑑定、失踪事件、シンデレラ・ストーリー、ライバルの登場など盛りだくさんとなっている。万能鑑定士Ｑという屋号の重さ、見えない壁に打ちのめされたとき、支えてくれたのは友人であり敵の言葉でもあった。印象に残った言葉は〝人はいつでも夢の一歩手前〟。人はいつからでも成長できる。