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2024年3月の読書メーターまとめ

kthyk
読んだ本
4
読んだページ
1205ページ
感想・レビュー
3
ナイス
63ナイス

2024年3月に読んだ本
4

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

kthyk
立花隆のエーゲを読みながら、思い出すのは30年前の日帰り出張続きのエアーの中。村上春樹のこの書と辺境•近境、沢木耕太郎の深夜特急は、身体を座席に縛られた我が身には、すべて憧れの旅だった。再読したこの書もまた船でアトスに行き、過酷に尋ね歩く修道院行脚から始まる。しかし、なんと言っても驚いたのはトルコとイラン国境のドキドキドライブ旅。辺境•近境はその後友人と歩いたディープうどん紀行が思い出のナビゲーターになってくれたが、驚いたのはノモンハンの鉄の墓場。彼の小説の「穴」の持つ意味はこの旅が原点ではないだろうか。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

kthyk

映画「瞳をとじて」は「ミツバチのささやき」のスペインの監督ビクトル・エリセの31年ぶりのメガホンだそうだ。素晴らしい映画だった。最近の映画は小説以上に饒舌と感じられ、ほとんど関心は無いが、前回のビル・ベンタースの「PERFECT DAYS」が面白かったので、今回も日比谷シャンテに出掛けた。映画の楽しさはドラマでも、言葉でもなく映像だ。海辺に1人住まいのかっての映画監督が、一切の消息が無い友人を探しに、スペインのあちこちの街を訪ねる。場面はスープそそる老人たちと雨に咽ぶ街や海ばかり。これだけが語るポエムだ。

映画「瞳をとじて」は「ミツバチのささやき」のスペインの監督ビクトル・エリセの31年ぶりのメガホンだそうだ。素晴らしい映画だった。最近の映画は小説以上に饒舌と感じられ、ほとんど関心は無いが、前回のビル・ベンタースの「PERFECT DAYS」が面白かったので、今回も日比谷シャンテに出掛けた。映画の楽しさはドラマでも、言葉でもなく映像だ。海辺に1人住まいのかっての映画監督が、一切の消息が無い友人を探しに、スペインのあちこちの街を訪ねる。場面はスープそそる老人たちと雨に咽ぶ街や海ばかり。これだけが語るポエムだ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
3

kthyk
立花隆のエーゲを読みながら、思い出すのは30年前の日帰り出張続きのエアーの中。村上春樹のこの書と辺境•近境、沢木耕太郎の深夜特急は、身体を座席に縛られた我が身には、すべて憧れの旅だった。再読したこの書もまた船でアトスに行き、過酷に尋ね歩く修道院行脚から始まる。しかし、なんと言っても驚いたのはトルコとイラン国境のドキドキドライブ旅。辺境•近境はその後友人と歩いたディープうどん紀行が思い出のナビゲーターになってくれたが、驚いたのはノモンハンの鉄の墓場。彼の小説の「穴」の持つ意味はこの旅が原点ではないだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
kthyk
誰の本であったかメモはないが、量子力学は古典力学が示した直感的世界を瓦礫化したというところは納得だ。なるほど、時代はいつもブリュンヒルデによりもたらされた神々の黄昏にあるのだろう。ピラネージはローマの廃墟を描いたがバロックローマはグランド•ツアーの巡礼都市として復活する。ニュートンと同時代、ペストと大火後のロンドンはクリストファー•レンのセント•ポール大聖堂で再建される。この書は後に宇宙根源神として崇拝された牧神パンがキリスト教の世界支配によって「偉大なるパンは死せり」と歌われたエーゲのニッチな文と写真。
が「ナイス!」と言っています。
kthyk
レーダーマンは理論家というより実験家、アメリカのフェルミ国立加速器研究所の二代目所長。量子というより素粒子物理学の重鎮だ。従って、今まで数多く読んできた量子物理学の理論家とは異なり、その内容は見えない世界を数学で捉えようするより、超現実的。望遠鏡ではなく最強の「顕微鏡」により素粒子の実体を捉え、最新の科学技術を生みだそうとするトップランナーだ。クリーンエネルギーや放射性廃棄物を出さずの発電、あるいは従来の廃棄物処理テクノロジーを目指すプロジェクトXの推進。フイッグス場、ニュートリノ、ミュー粒子解説は圧巻。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/10/14(1284日経過)
記録初日
2020/10/14(1284日経過)
読んだ本
378冊(1日平均0.29冊)
読んだページ
120672ページ(1日平均93ページ)
感想・レビュー
358件(投稿率94.7%)
本棚
0棚
性別
自己紹介

kthyk / Dilettante

散歩と雑学 東京在住

「音楽と建築、そのデザイン」kindle出版

「建築家の言葉」エクスナレッジ 共著

「ふしぎな国のガウディー」エクスナレッジ 共著

「集住の知恵」技報堂出版 共著

Blogger Commedia テーマ=音楽と建築

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