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2024年3月の読書メーターまとめ

kazuさん
読んだ本
7
読んだページ
2077ページ
感想・レビュー
7
ナイス
297ナイス

2024年3月に読んだ本
7

2024年3月のお気に入り登録
4

  • Tosi
  • Koichiro Minematsu
  • NORI
  • ぶ~よん

2024年3月のお気に入られ登録
3

  • Koichiro Minematsu
  • NORI
  • ぶ~よん

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

kazuさん
学生時代に読んだが、内容をほとんど覚えていなかったので、再読した。著者の小学生時代から執筆時点までの生活を振り返りながら、どうすれば知的な生活を送れるかについて詳述されている。1970年代後半は、高度経済成長期で、人々が知的な生活を渇望していた時代。そのため、この本がちょうど良いタイミングで出版されたため、売れ行きが良かったのだろう。時間管理におけるカントの生活哲学、梅棹忠夫氏が開発した京大式のカードを使った整理法、書斎の設計などの記述が興味深い。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
7

kazuさん
18歳で愛知県から上京し、週2日のみ働き月に7-8万を稼ぎ、5日間は何もせずに隠居暮らしをする。その様子が綴られている。野草やどんぐりなどの木の実も食べる。生活費を切り詰めながら、人と距離を置くことで、精神的にはリラックスして過ごす。フルタイム勤務をしている時の過酷な労働に嫌きがさし、隠居を決めた。現代の若者の現状が垣間見れた。著者は、イギリスで働きながらバックバック旅行をやった経験があり、一般的に、著者と同じように生活するのは難しいと感じた。現在は、台湾に移住して、現地で隠居生活をしていると。
が「ナイス!」と言っています。
kazuさん
古本屋と普通の書店の違いが語られる。古本屋では、陳列されている本は店主がすべて買い取り、独自の視点で並べられている。売りたい本は目立つように、客の目線の高さに収納される。客は、店の引き戸を静かに丁寧に開けることから気をつけ、店主に商品である本を拝見させていただくという態度で店内を歩かなければならない。カップルでの入店は御法度、値引き交渉は厳禁、本は丁寧に扱い、読んだら元の場所に戻すなどのルールに従う。古本屋を訪れる際の心構えに関する記述が特に印象に残った。
が「ナイス!」と言っています。
kazuさん
日本の著名な民族学者である梅棹忠夫先生の京都に対する無上の愛が描かれている。先生は京都出身で、三高、京都大学で学んだ。京都観光に来る人は、京都を見せてもらうという心構えで来いと。京都観光で食べている住民はごく一部であり、多くの市民は忙しくて、観光客に関わっている暇はない。京都の町によそ者が入りこんで来るのは迷惑だ。京ことばが世界で一番美しい3つのことばの一つで、さらに、京都では学者らも高度な研究を京ことばで行っていると。先生が完全に失明してからの著作であり、少々、感情的になっているようにも感じた。
が「ナイス!」と言っています。
kazuさん
医師自身が語る開業医の裏話だと思って読んだが、実は、日々の診療を行う医師の本音が記述されている。大学病院での研究医、病院での勤務医、そして開業医を経験し、その間のギャップを指摘している。医療の最前線で働くことの厳しさ、そして、その感想が吐露される。著者は開業医としてではなく、大学で研究を行いたいと語るのが印象に残った。
が「ナイス!」と言っています。
kazuさん
学生時代に読んだが、内容をほとんど覚えていなかったので、再読した。著者の小学生時代から執筆時点までの生活を振り返りながら、どうすれば知的な生活を送れるかについて詳述されている。1970年代後半は、高度経済成長期で、人々が知的な生活を渇望していた時代。そのため、この本がちょうど良いタイミングで出版されたため、売れ行きが良かったのだろう。時間管理におけるカントの生活哲学、梅棹忠夫氏が開発した京大式のカードを使った整理法、書斎の設計などの記述が興味深い。
が「ナイス!」と言っています。
kazuさん
「階級闘争こそが社会であり、歴史である」、「下部構造は上部構造を規定する(経済的な要因が原因となって政治が動く)」などマルクスの主張した原理により世の中が動き、歴史が構築されると著者は考える。人間は派閥を形成し、右派=保守・富裕層、左派=革新・貧困層に分かれ、近・現代では、右派は資本主義、左派は共産主義に区分される。そのような視点から、世界史が俯瞰された内容であり、単なる入門書ではない。とても興味深く読んだ。
が「ナイス!」と言っています。
kazuさん
681年に天武天皇の勅令により、稗田阿礼が大和言葉で暗記した神話を含む日本の歴史を、太安万侶が漢文にて表記した。712年、元明天皇の時に、実際には4ヶ月という短期間で完成した。中国伝来の漢文ではなく、太安万侶は輸入された漢字を使って、大和ことばを音訳した箇所を織り込みつつ記述した。江戸時代に、本居宣長が35年かかって、漢字のみで記述された文章を、漢字かな混じり文に翻訳した。すると、古事記の内容が格段に理解し易くなって、注目され出した。本書では古事記の大筋が解説されていて、内容を概観するのに適している。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/12/27(1216日経過)
記録初日
2020/12/17(1226日経過)
読んだ本
126冊(1日平均0.10冊)
読んだページ
35003ページ(1日平均28ページ)
感想・レビュー
84件(投稿率66.7%)
本棚
0棚
性別
血液型
A型
職業
専門職
現住所
福岡県
外部サイト
自己紹介

リラックスできる楽しい読書を心がけています。読了後、自分なりに頭を整理するために感想を書くようにしています。感想というより、まとめに近いかもしれません。本を読んでも、すぐに内容を忘れてしまうので、読書メーターはとても役立ちます。他の方の感想を読むことで、自分の読書の奥行きが広がり、一層楽しくなります。よろしくお願い致します。

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