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2024年11月の読書メーターまとめ

Takumi/shabobkey
読んだ本
8
読んだページ
2175ページ
感想・レビュー
8
ナイス
135ナイス

2024年11月に読んだ本
8

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Takumi/shabobkey
直木賞受賞で話題になった「熊文学」 冒頭から北海道の険しい自然と生物たちの営みが非常に生々しく描かれていて、まるで文章から野生の匂いがするよう 獣の生き方・人の生き方・獣と人との違い・近代化の波etc 熊との闘いだけに主題が置かれず、生命という大きな枠組みの中での在り方を見せつけられたようで 考えさせられるというよりは「浴びたなぁ」と思わせられた一冊でした
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
8

Takumi/shabobkey
修学旅行の自由行動日にこっそり叔父さんに会いに行く青春小説 素晴らしかった 主人公の誠が出来事を振り返りつつ記しているという形で綴られた本作は その年代のちょっと拗らせた男子らしさたっぷりで多少の読みづらさもあるが 等身大の彼を書かれている事からも書かれていない事からも感じられるようで 特に後半は込み上げてくるものがたくさんありました すごく大きなドラマや冒険があったわけではないけれど しっかりと心に残る良い話でした
が「ナイス!」と言っています。
Takumi/shabobkey
交通事故で亡くなった人気者のクラスメイトが教室のスピーカーに乗り移って戻ってくるという青春小説 説明から何からほぼ全て会話で綴られ、情景描写や心理描写がほぼないスタイルは 個人的に小説に求めるものからは離れていて合わないタイプの本だったが 男子高校生のアホらしい会話には時折クスッとさせられた 時たま顔を出す寂しさ切なさの空気感、爆けるようなラストの展開といい もう少しコンパクトにして舞台化したら映えるんじゃないだろうか
が「ナイス!」と言っています。
Takumi/shabobkey
直木賞受賞で話題になった「熊文学」 冒頭から北海道の険しい自然と生物たちの営みが非常に生々しく描かれていて、まるで文章から野生の匂いがするよう 獣の生き方・人の生き方・獣と人との違い・近代化の波etc 熊との闘いだけに主題が置かれず、生命という大きな枠組みの中での在り方を見せつけられたようで 考えさせられるというよりは「浴びたなぁ」と思わせられた一冊でした
が「ナイス!」と言っています。
Takumi/shabobkey
屍人荘の殺人シリーズのスピンオフ 主人公葉村譲の先輩明智恭介を中心にした、前日譚的な短編集 キャラクターが非常に立っていてやりとりが楽しく、 適度な大学生感が良い可愛げになっていて良い 内容も短編の中でしっかり展開があって面白く シリーズの雰囲気とはかなり乖離はあるものの これはこれで1〜2話完結のドラマなどでも観たいと思わせられる良いスピンオフだった 本編の続編も心待ちにしているが、こちらもまた是非書いていただきたい
が「ナイス!」と言っています。
Takumi/shabobkey
理瀬シリーズのスピンオフ短編集 初出の『三月は深き紅の淵を』が刊行されてからなんと25年以上! 特に本作はこのシリーズのはじまりの舞台であった「湿原の学園」での物語が多く、ファンとしては嬉しい限り とはいえ、あれから自分も歳を取り…この世界観やきな臭い展開は、多感な時期に読めたらもっと楽しめたのかなぁ、とも思う
が「ナイス!」と言っています。
Takumi/shabobkey
ファンタジーSFっぽい短編集 斜線堂さんの本の良さは、どれも独特な空気感や世界観にある、と以前から思っていたが 本作は舞台が現代日本から遠く離れた場所にある話が多く、その良さがより感じられる作品だった かなり残酷な描写が多く鳥肌が立ちそうになるが、個人的には読後感に気持ち悪さは残らず、 蠱惑的な幻想美さえ感じさせられるのが凄い 表題作が最も印象には残ったが、どの篇も面白いハズレ無しの作品集だった
が「ナイス!」と言っています。
Takumi/shabobkey
派遣受付嬢とお笑い芸人の物語 なんとなく周りの空気から真綿で絞められるように感じさせられる「年齢の壁」や「成功の形」に対して 派手に抗うわけではないものの、ゆったりとした時間の中で改めて自分を見つめ直すようなアラサーモラトリアム小説 おいおいさすがに大丈夫かよ…と思ってしまう所もあるのは自分もおっさんになったという事か 優しい視点や文章はさすがだなと思う反面、少々退屈に感じられる所もあり やっぱり一穂さんは短編の方が上手いなと思ってしまう(ファンとしてはいつか長編の大名作を読みたいのだけど)
が「ナイス!」と言っています。
Takumi/shabobkey
『透明な夜の香り』の続編 引き続きその香り立つような文章で五感を刺激するような作品 今作では朔のもとで働く主人公が男性となり、静謐さが感じられた前作と比較するとかなり動に振れた印象 依頼人たちの話を単なる「良い話」や「後味の悪い話」に持っていかない塩梅も好みだし 徐々に主人公の深層に迫っていく展開は、まるで香りが徐々に濃くなっていくような、 他の作品にはない、深みに嵌っていくような感覚を覚えながら読みました 過去読んだ千早さんの作品の中で一番好きかもしれない
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/02/14(1408日経過)
記録初日
2021/02/15(1407日経過)
読んだ本
286冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
103075ページ(1日平均73ページ)
感想・レビュー
286件(投稿率100.0%)
本棚
1棚
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