旅行が好きです。一番安上がりな旅は家で読書することだと思います。せやから本を持って出る旅行は最強。
それにしても、行きたい場所や空間が尽きないのと同時に、読みたい本や気になる本が湯水のごとく湧いてくるのは、とても幸せなことのように感じます。そして読みた
い本が最寄の図書館で取扱いがないときの、どうしようもない気持ちもしかり。
今日もまた本を読みます。
謎の使い方してます
読んでる本→手元にある本
積読本→図書館で予約待ちの本
読みたい本→読みたいけどまだ手元にない本
※気が向いたら、記録する、きままなペースです。
濫読を愛し、書の海に揺蕩う謎の黄色くて巨大で。 Rubber Duck is watching you!
アラサー会社員。図書館ヘビーユーザー。
好きなジャンルは歴史、美術、思想、経済、健康関連。最近のマイブームは東京(地元)の地誌。
書評が書評になっていないことも多いですがあまり気にしないでいだければとm(_ _)m
荒っぽい肉体労働者のおじさんですが、お菓子が好きです。
甘いものと、しょっぱいもの。ロングセラーと、新商品。ひとが食べてて美味しそうだったもの。気分によって選びます。
本を選ぶときも、そんな自分だけの菓子盆をつくるように、幅広く手に取りたい。
図書館で10
冊借りた中から、気分で選ぶのが習慣です。読むのが遅いので、だいたい延長してしまいますが。
好きなのはロードノベルや、日本の地方の空気が感じられる作品。例えば吉田修一さん、絲山秋子さん、伊与原新さん。
海外文学や時代小説、文豪作品は、かたい文体で苦手意識があります。
ばたばたと人が死ぬ作品や、いい人しか出てこない作品は、現実味を感じにくいので好きではありません。
おもしろいレビューを書く方に憧れます。
急にたくさんナイスをつけることがありますが、ただおもしろいだけです。びっくりしないでください、スミマセン。
いろいろな方のレビューを読みたいので、更新頻度のとても多い方、少ない方など、そっとお気に入り解除することがあります。そのあたりは、お互いさまとしていただけると幸いです。
どうぞ、よろしくお願いします。
本は読みたくなった時に読みます。はまったらその人の本ばかり読む傾向があります。
ラノベが多いですが、たまにビジネス書なども読みます。
レビューはつけられる時につけます。
後からつけることもあります。
本当は全ての本につけたいのですがなかなか時間が取れないです
今度時間ある時にまとめてつけたいなと思います
漫画も読んでますが登録はしてま
せん
登録数については、20年近く前など、遥か昔に読んだ本も記憶を頼りに登録しているので、はっきりと内容を覚えていないものも多数あります。
恋愛小説は、苦手です。ノンフィクションのような歴史小説が好きですが、色々なジャンルに挑戦したいと思っています。
最近は、図書館が大好き💕いつも傍らに本を携えてい
ます。
美術鑑賞も好きであちこち出掛けています。
2014年1月から読書メーター開始。読んだ本は基本全て感想文を書きます(再読本は除く)。漫画や雑誌は登録してませんが、文章のある写真集と絵本は登録するかも。
それ以前の読書記録は、大学を卒業して社会人になった2011年の、1月以降から登録(感想文無し/読了
日は一部曖昧)。
子供の頃は読書が苦手だったけど、ミヒャエル・エンデ『モモ』と斎藤惇夫『冒険者たち』は何度も読み直したほど好きだった作品。
あとは、確か高校時代に初めて読んだ沢木耕太郎『深夜特急』も大好き。
読書が趣味と言えるほど習慣化したのは大学4年くらいから。
目標は月5~10冊(1日平均50ページ以上)。
2021年コロナによりつけ始めた読書ノートが数冊溜まってきた。読書メモが読める・書ける・推せる、こんなにいい場所があるなんて、、、
ノートを振り返りつつ何を読んできたのか整理
学生時代から本を読むのが好きでした。大人になって、なかなか読めなくなったけれど、最近また読む時間が出来てきたので。基本は図書館です。自分の備忘録も兼ねて。そして、新たなおもしろい本が知りたくて。
おもしろいと思った作家さんは割と立て続けに読みます。
音楽聴いたり、本読んだり。映画や、アニメも好き。落語も好き。
はじめまして、ぽっかです。
住めば何処も都だけど、川原に雑草が生えて、遠くに山が望めて、空を鳥が飛び交うような場所が好き。
何も考えない時間が好き。
人生は一度きりの瞬間の積み重ねだからこそ、丁寧に生活していきたい。
児童文学中心に読んできましたが、最近
はいろいろ読めたらいいなと思ってます。
本の趣味が似ている方はもちろんのこと、
自分にない視点をもっている方の感想を読むのが楽しいです。
どうぞよろしくおねがいします。
好きな作家さん
夏目漱石、谷崎潤一郎、三浦しをん、よしもとばなな、さくらももこ、シェイクスピア、ミヒャエル・エンデ、谷川俊太郎、岡田淳、高楼方子
好きな本
はやしあきこ『まほうのえのぐ』
斎藤惇夫『冒険者たち』
ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』
アゴタ・クリストフ『悪童日記』
What do you read, my lord?
---Words, words, words.
(Hamletより)
「なぜ」が世界を変える
一章 死んだ教室
黒板に書かれた公式を、誰も見ていなかった。
春日高校3年B組。窓の外では桜がとっくに散り、五月の風が体育館裏のネットを揺らしている。教室の中は、ノートを枕にした頭と、スマホを膝に隠した手と、どこでもない虚空を
見つめる目ばかりだった。
前任の数学教師、田村が異動になったのは三週間前のことだ。
田村の授業は「板書が速く、説明がない」という様式美で成立していた。公式を写す。問題を解く。答え合わせをする。そのサイクルが三年間、一度もブレたことがない。誰も何も理解していなかったが、誰も何も困っていなかった。定期テストの範囲さえ覚えれば、点数は取れた。
「じゃあ静かにしてろ」
自習監督に来た英語の松本が教卓に文庫本を広げた瞬間、後ろの席の川島涼太は盛大なため息をついた。
「物理も数学も詰んだ。もう諦める」
隣の席の小野寺実が細い声で言った。「受験、どうすんの」
「知らん。文系にする。けど古文も詰んでる」
「それ全部詰んでるじゃん」
「そう。俺の高校生活、詰んでる」
涼太はそのまま腕に顔を埋めた。
扉が開いたのは、そのときだった。
二章 最初の五分間
入ってきた男は、教師にしては若すぎた。
三十代前半だろうか。スーツではなく、白いシャツに黒のスラックスという格好で、持っているのはチョーク一本だけだった。荷物も、教科書も、出席簿さえない。
「あ、田村先生の代わりに来た桐島です。よろしく」
それだけ言って、桐島は黒板の前に立った。
松本がバツの悪そうな顔で文庫本を閉じ、教室から出て行く。誰も桐島を見ていなかった。川島涼太も、顔を腕に埋めたままだった。
桐島は黒板を消すこともなく、静かに言った。
「一個だけ聞かせてください。サイン、コサイン、タンジェント。何のためにあるか、知ってる人」
沈黙。
「知ってる人じゃなくていい。なんとなく聞いたことある説明、なんでもいいです」
最前列の優等生、橘花が恐る恐る手を挙げた。「直角三角形の、辺の比、です」
「そう。それは正しい。」桐島は頷いた。「じゃあ、なんで人類はそんなものを作ったの?」
また沈黙。
涼太は顔を埋めたまま、耳だけ動かしていた。
「答えは、海で死にたくなかったからです」
教室の空気が、わずかに変わった。
三章 話の背骨
「紀元前の船乗りを想像してください」
桐島はチョークを持ったまま、歩き始めた。教壇ではなく、教室の中を。
「GPSもない。地図も大雑把。嵐が来たら終わり。そんな時代に、人間には一個だけ頼れるものがあった。星です」
窓際の席の女子が、スマホから目を上げた。
「北極星の角度を測れば、自分が地球のどの緯度にいるか分かる。でも角度を距離に変換するには、計算が要る。弧の長さと角度の関係。それを扱う道具として、三角比が生まれた」
桐島は黒板に、三角形ではなく、円を描いた。その円の中に、小さな船のシルエットをざっくりと書き加える。
「だからサインとコサインは、最初から『回転』と結びついてるんです。直角三角形の話じゃなかった。人間が空を見上げて、自分の位置を知ろうとした話だった」
涼太は、いつの間にか顔を上げていた。
「で、ここが大事なんですけど」
桐島の声が、少し速くなった。
「多分今、半分くらいの人が『じゃあ直角三角形の説明はなんだったんだ』って思ってる」
涼太は思っていた。まさにそれを。
「それ、正しい疑問です。答えは、円と直角三角形は実は同じものを見ている、です。円の中に直角三角形を書いてみると分かる」
チョークが動いた。円の中に、斜辺が半径と重なる直角三角形が現れた。
「角度が変わると、縦の長さが変わる。それがサイン。横の長さが変わる。それがコサイン。つまりサインとコサインは『角度が変化したとき、縦と横がどう動くか』を表してるだけ。波の形をしているのも、音が波打っているのも、交流電流がぐにゃぐにゃしているのも、全部これが理由です」
橘花がノートに何かを書き始めた。急いで、でも丁寧に。
四章 つまずく前に
桐島は一度立ち止まり、教室全体を見渡した。
「ここで絶対に混乱する人が出るので、先に言います」
涼太は背筋を伸ばした。自分のことを言われている気がした。
「サインが『縦』でコサインが『横』って、逆じゃないかって思う人がいる」
涼太はまさに思っていた。
「コサインの『コ』って、英語でco-、つまり『補角の』って意味なんです。サインの補角がコサイン。だから横なんじゃなくて、サインを基準にして、それを90度回転させた相棒がコサイン、と覚えると混乱しにくい」
川島涼太は、手を挙げていた。自分でも気づかないうちに。
「あの」
桐島が目を向ける。
「じゃあタンジェントは」
「いい質問です」桐島は笑った。「タンジェントは、英語でtangent、接線って意味です。円に接する線の長さ。縦と横の比を取ると、円の傾き、つまり坂の角度が分かる。スキーのゲレンデが何度の斜面かを知りたいときに使います」
「スキー場」と涼太は呟いた。
「そう。人類はスキー場より先に、山の傾斜を測って安全な道を切り開くために使ってた」
五章 放課後の黒板
授業が終わった後、涼太は席を立てなかった。
頭の中で何かが繋がり続けていた。サインとコサインが船乗りの道具で、タンジェントが山の傾きで、波の形が交流電流で。バラバラだったピースが、一本の糸で縫われていく感覚。
桐島が黒板を消しながら、涼太の視線に気づいて振り返った。
「何か残ってる?」
「いや」涼太は言葉を選んだ。「なんか、気持ち悪かったものが、急に気持ちよくなった感じがして」
「それ、一番いい感覚です」
桐島はチョークを置いた。
「公式って、誰かが必死に考えた答えなんですよ。問いがあって、試行錯誤があって、やっと辿り着いた形。だから公式を覚える前に、その人がどんな問いを持っていたか分かれば、覚えなくても導ける」
「導ける、か」
「数学も物理も、暗記科目じゃないです。推理小説です。どうしてそうなるのか、追いかけていくと、必ず理由がある」
涼太は窓の外を見た。五月の空が、夕方の色に変わり始めていた。
「推理小説か」
声に、どこか火がついたような響きがあった。
六章 一ヶ月後
川島涼太の数学の点数は、赤点ギリギリから学年十七位まで上がった。
それよりも変わったのは、授業中の顔だった。
桐島が何かを説明し始めると、涼太は必ずどこかで「あ」という顔をした。声には出さない。でも眉が上がって、目が少し細くなって、口の端がわずかに動く。
小野寺実はそれを「涼太の理解顔」と呼んで、いつしか自分もそれを待つようになっていた。
桐島の授業には、不思議なリズムがあった。
疑問を育てる。疑問が熟したところで答える。答えが新しい疑問を生む。そのサイクルが、五十分をあっという間に変えた。チャイムが鳴るたびに、教室のどこかで小さな舌打ちが聞こえるようになった。終わりたくない、という音だった。
エピローグ 問いを持つ人間
十一月。模試の返却日。
涼太の答案には、物理の大問に、見慣れない記述があった。
公式を使う前に、三行の説明が書いてあった。「この状況で保存されるのはエネルギーであり、なぜなら——」
採点者のコメント欄には赤ペンで一言あった。
「理解している」
涼太はその答案を、机の引き出しにしまわなかった。
桐島の授業が始まる前、机の上に広げておいた。理由は自分でもうまく説明できなかったが、なんとなく、見えるところに置いておきたかった。
扉が開いた。
「今日は慣性の話をします」桐島は言った。「まず聞きますけど、なんで止まってるものって、動き出しにくいんだと思う?」
川島涼太は、一番最初に手を挙げた。
了
旅やごはんのつぶやき多めです♪
児童向け小説、海外のベストセラー作品、大正〜昭和の文豪といわれる作家の作品、歴史・政治系の本、旅行や人生についてのエッセイ、詩集…などを中心に読んでます。
宗教や精神医学についての本も好きです。
いいねやコメントいつも有難う
ございます(*^^*)
読むほどに、環境が自分に及ぼす影響力に驚きます
シルクロードを追い続けて今に至ります。
専攻はロシア文学
2024.3新入り。感想よりも、本を読んで自分の考えやモノの見方が変わった点を中心に。本を介して緩くお話しできれば。
美しいもの、美味しいものならなんでも雑食系。
高校で英語の教員をしています。社会科学、特に不均衡な社会構造や国際関係に関する本を好んで読む傾向があります。授業準備の資料として読むことも多いため、関連本をいくつか並行して読み進めています。
みなさんのレビューから、自分にはなかった視点を得ることができ、とても刺激になっています。新たに読みたい本もどんどん増え、いつもご紹介に感謝しています。どうぞよろしくお願いします。
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