読書メーター KADOKAWA Group

2025年11月の読書メーターまとめ

kan
読んだ本
7
読んだページ
2532ページ
感想・レビュー
7
ナイス
281ナイス
  • Xでシェア
  • facebookでシェア

2025年11月に読んだ本
7

2025年11月のお気に入り登録
1

  • ガブリエル

2025年11月のお気に入られ登録
1

  • ろくいち

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

kan
奥田英朗といえば、オリンピックの身代金や罪の轍で描かれた昭和の熱気と混沌が印象深い。本作は、異なる立場の主人公たちの視点から描かれた壮大な昭和史となれば、面白いに決まっている。普段は厚い単行本は持ち歩かないが、これは通勤電車で毎日夢中で読んだ。時代に翻弄されつつ運命を受け入れ、自分の人生を拓く主人公たちが、昭和元年に誕生した子どもたちも含め、戦争と時代の狂気に巻き込まれていく。満州の行く末がわかっているだけに、第二部での譲二と四郎の苦難を想像して今から胸が痛い。骨太エンタテインメント大作で次巻が楽しみだ。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月にナイスが最も多かったつぶやき

kan

10月は新書が多いものの、ペースが戻ってきました。担当していた体育祭を先日終え、今月は1年近く準備してきた修学旅行を控えています。読書に気持ちと時間のリソースをいい感じに残せる余裕をもちたいです。写真は先日の桑田さんの武道館。神ライブでした。 2025年10月の読書まとめ 読んだ本:9冊 読んだページ:2365ページ ナイス:282ナイス #読書メーター https://bookmeter.com/users/1225563/summary/monthly/2025/10

10月は新書が多いものの、ペースが戻ってきました。担当していた体育祭を先日終え、今月は1年近く準備してきた修学旅行を控えています。読書に気持ちと時間のリソースをいい感じに残せる余裕をもちたいです。写真は先日の桑田さんの武道館。神ライブでした。
2025年10月の読書まとめ
読んだ本:9冊
読んだページ:2365ページ
ナイス:282ナイス
#読書メーター
https://bookmeter.com/users/1225563/summary/monthly/2025/10
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
7

kan
小学生以来の数十年ぶりの再読だが、今も深く心を揺さぶられ、読んでいる間じゅう泣きっぱなしだった。おとうさんの苦しみやふうちゃんを守ろうとする気持ちの現れとしての行動の切なさ、おかあさんの健気さ、キヨシ母子の痛み、周囲のみんなのやさしさと愛情が心に流れ込んできて感情の整理が追いつかない。小学生の頃は沖縄戦を本書で初めて知り、その衝撃が大きかったが、今読み返すと「自分の生は、どれほどたくさんのひとのかなしみの果てにあるのか」の一文が深く心に残った。誠実でやさしい人間であること。血の通った歴史を学ぶこと。傑作。
kan
2025/11/22 23:38

ばたやんさん、地元なのですね!清水さんの批判は初めて知りました。なるほど確かに、特にふうちゃんの素朴で良い子すぎる描き方は、沖縄に対してフィルターをかけてしまい、沖縄と「内地」の分断というか、「あちら」と「こちら」が混ざり合わない非対称的な関係を強化してしまう面もあるように思います。

ばたやん@かみがた
2025/11/23 09:07

ご覧頂きありがとうございます。清水さんの書評本は、何せ四十年前に読んでその後手放してしまったのでうろ覚えかもしれません。是非、図書館なりでご確認を

が「ナイス!」と言っています。
kan
太田愛さんは、こんな作品も書くのか!と終始驚きっぱなしの短編集。何度も表紙に戻って著者名を確認してしまった。不穏な静けさが漂う中に悪意や思いやりが見え隠れし、ストーリーの背後の世界観を味わう展開だった。ミステリー小説というよりもむしろ、物語の後ろ側にある気配や影のようなものを読ませる文学作品のようで、新鮮に感じた。「十月の子供たち」については、ウクライナ関連で何冊か証言集やルポなど読んだ内容と一致し、冒頭から胸が痛んだが、語りが巧みで引き込まれた。個人的には、いつもの太田さんの方が好み。
が「ナイス!」と言っています。
kan
移民を雇用の調整弁として使い、技能労働者から搾取を続ける日本は、五年後に「選ばれる」国でいられるのか、日本が戦禍に巻き込まれた時に難民として受け入れてくれる国はあるのか、というシンプルな問いが胸を突いた。入管の劣悪な環境と人権無視の実態だけでなく、無意識の人種差別が広がる社会にも寒々とした不安を覚える。人の暮らしを守るために奔走する弁護士やアルペなんみんセンターの方々に頭が下がる。多くの国で移民・難民の受け入れが厳格化している現在、日本の対応は周回遅れだが、せめて人権と尊厳が守られる国であることを望む。
たまきら
2025/11/21 08:22

素晴らしい感想、しみます。本当に日本を愛しているのなら、若者同士を憎ませ、殺し合わせるような政策に走っていってほしくない。…そう言いたいだけなんですけどねえ。

kan
2025/11/22 07:09

たまきらさん、コメントありがとうございます。難民政策は重層的な課題で、理念と善意だけでは進められず難しいところだと思います…。

が「ナイス!」と言っています。
kan
奥田英朗といえば、オリンピックの身代金や罪の轍で描かれた昭和の熱気と混沌が印象深い。本作は、異なる立場の主人公たちの視点から描かれた壮大な昭和史となれば、面白いに決まっている。普段は厚い単行本は持ち歩かないが、これは通勤電車で毎日夢中で読んだ。時代に翻弄されつつ運命を受け入れ、自分の人生を拓く主人公たちが、昭和元年に誕生した子どもたちも含め、戦争と時代の狂気に巻き込まれていく。満州の行く末がわかっているだけに、第二部での譲二と四郎の苦難を想像して今から胸が痛い。骨太エンタテインメント大作で次巻が楽しみだ。
が「ナイス!」と言っています。
kan
百人一首の英訳だけではなく、翻訳の工夫や歌の背景を比較文化的な視点から解説してあり大変面白い。文化の特徴を議論するには外の視点をもつと独自性が際立つ好例だ。西洋的美意識と日本的美意識の差、掛詞を英訳する際の工夫、歌の本質を見きわめ、フィットする語を探す苦労と喜びが丁寧に綴られ、各歌の理解も進む。風情や奥ゆかしさや隠された意味合いを全て翻訳するのは不可能だが、英訳により歌のもつ情熱や温度を体感できて楽しい。京都新聞の連載コラムの書籍化だそうだが、さすがの内容。英語百人一首を授業で行う資料として使用した。
が「ナイス!」と言っています。
kan
妬みや誤魔化しや自己承認欲求といった、誰もが経験する人間の負の部分が明るみに出てしまう結末は、どれも哀しい。一つの事象に関連する複数の人物の心理と嘘、それによってさらに変化する帰結に、やるせない思いになった。現代社会の人間関係・家族関係が機能不全に陥っている面が浮き彫りにされ、身近にありそうな事件ばかりで身につまされた。正太郎の淡々としたペースが良い。続編に期待。
が「ナイス!」と言っています。
kan
方舟の作者なら読むしかないと思い手にしたが、少々期待外れ。特殊な状況下での心理戦は確かに面白いが、動機が薄く、犯人に見当がつき、傍観者然とする登場人物たちがぼやけているために、没入感は得られなかった。しかし巻末の解説が秀逸。解説を参考にした二周目の読みの方が、むしろじっくり楽しめそうだ。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/03/07(1742日経過)
記録初日
2021/01/24(1784日経過)
読んだ本
548冊(1日平均0.31冊)
読んだページ
155763ページ(1日平均87ページ)
感想・レビュー
548件(投稿率100.0%)
本棚
26棚
性別
現住所
東京都
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう