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2024年8月の読書メーターまとめ

織葉
読んだ本
3
読んだページ
1627ページ
感想・レビュー
3
ナイス
83ナイス

2024年8月に読んだ本
3

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

織葉
このドキドキ感は、伊坂氏の本でしか味わえない独特さがある。4人の個性豊かすぎる父親の元で育ってきた高校生の息子、由紀夫の印象的すぎる大冒険録。迫力あり感動あり。少しひねくれていて、でも未熟さの残った、女子には相当の人気であろう由紀夫の描写はなんともリアルだ。人物の個性豊かさ、その人格が表れるテンポ良い会話の面白さと深さ、伏線回収も毎回ながらお見事。最初は新聞連載だったと知り、なんて贅沢な!と当時の新聞購読者に嫉妬。目の前に教科書を広げたまま、1日で読んでしまった。夏休みだし、台風だし、1日くらい良いよね。
が「ナイス!」と言っています。

2024年8月の感想・レビュー一覧
3

織葉
単行本版・雑誌掲載版・文庫本版収録という意味の「完全版」。それぞれ書き方が異なる。単行本版と、最後に読んだ文庫版が好きだった。「王求(おうく)」は、王になるべくして生まれた天才だ。天才が登場する話において大抵の場合その天才は幸せではないという個人的なイメージに今回も背かないが、寓話的に描かれた話というのは初めて。そもそも今回重要なのは「王」であり「天才」ではないのだけれど。あるチームに異常に執着する両親に育てられ、常に冷静で満点のプレーをする王求という人間が、異なる書き方で三度、読めば読むほど見えてくる。
が「ナイス!」と言っています。
織葉
このドキドキ感は、伊坂氏の本でしか味わえない独特さがある。4人の個性豊かすぎる父親の元で育ってきた高校生の息子、由紀夫の印象的すぎる大冒険録。迫力あり感動あり。少しひねくれていて、でも未熟さの残った、女子には相当の人気であろう由紀夫の描写はなんともリアルだ。人物の個性豊かさ、その人格が表れるテンポ良い会話の面白さと深さ、伏線回収も毎回ながらお見事。最初は新聞連載だったと知り、なんて贅沢な!と当時の新聞購読者に嫉妬。目の前に教科書を広げたまま、1日で読んでしまった。夏休みだし、台風だし、1日くらい良いよね。
が「ナイス!」と言っています。
織葉
こんな人たちが、本当にいたら。世の中のいざこざとは離れて、穏やかに生きる「常野」の人々。各地に散らばった常野一族を描いた短編集。起源が東北地方ということで、読んだことはないけれど「遠野物語」を思い出した。常野の人々はただひっそりと、平穏に生きているだけなのに。その不思議な力と一緒に、必死に、苦労しながら、時に人を救いながら生きているだけなのに、放っておいてくれない社会の暗い渦に巻き込まれてしまうのは痛々しかった。私達はもしかしたら、日頃から彼らに助けられているのかもしれない、と思った。続編も読んでみたい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/03/26(1283日経過)
記録初日
2021/03/26(1283日経過)
読んだ本
278冊(1日平均0.22冊)
読んだページ
102525ページ(1日平均79ページ)
感想・レビュー
256件(投稿率92.1%)
本棚
2棚
性別
年齢
17歳
職業
小/中/高校生
自己紹介

はじめまして。織葉(おるは)と申します。

高2になりました。

現実は悲しいもので、電車通学とセットで日課だった楽しい読書の内容は、小説から英単語帳へと変わりつつあります……


伊坂幸太郎さんの本が好きです!


小学生の時には辻村深月さん『かがみの孤城』、中学に入ってからは柚月裕子さん『孤狼の血』と出会いました。

『孤狼の血』に関しては、続編『凶犬の眼』が勿体無くて読めないでいて、未読のまま、今も本棚で眠っています……。


松岡圭祐さん『高校事変』シリーズや、あさのあつこさん『弥勒の月』シリーズが大好きです。
少しずつ読み進めています。

その他のお気に入り作家さん
有川浩さん
上橋菜穂子さん
知念実希人さん
辻村深月さん
誉田哲也さん、などなど。

最近、解説の面白さに気づきました。

前ほどたくさんは読めなくなってしまいましたが、せめて皆様のレビューを読んで楽しもうと思います🎶

よろしくお願いします。

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