誰が死ぬべきか、この人こそ死ぬべきだ。 そう思える人が最後に出てくるのに。 読む手が止まらずあっという間に読み切ってしまいました。 まさか最後の最後でああなるとは。 方舟に乗れたのは、あの人だけだったという事ですね。 あのシーン「もしかしたら」と思ってたら本当にそうだったので、トリック見破った気持ちになってちょっと面白かったです。

巻頭のあらすじにある“敵を撃てなければ兵でいることはできない”の意味が、話を読み終えた後に突き刺さる。 それぞれの傷や想いの所為で撃てなくなったキャラクター達が、トラウマや恐怖を乗り越えて兵であり続ける。 クレナが変化していく姿に応援したくなる気持ち。 次巻も読みます。

どんなに多くの犠牲者が出ても、どんなに多くの遺族が嘆いても、いつか震災は歴史に変わる。 事実だけど遺された人たちが負う悲しみは計り知れない。時が止まってしまう人も多くいると思う。 何も失わなかった私たちはせめて記憶しておくことが責任だと思う。 悲しみは拭えないと思うけれど、この本の主人公のようにどうか前を向いて生きてほしいと思いました。

誰が死ぬべきか、この人こそ死ぬべきだ。 そう思える人が最後に出てくるのに。 読む手が止まらずあっという間に読み切ってしまいました。 まさか最後の最後でああなるとは。 方舟に乗れたのは、あの人だけだったという事ですね。 あのシーン「もしかしたら」と思ってたら本当にそうだったので、トリック見破った気持ちになってちょっと面白かったです。