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2024年9月の読書メーターまとめ

りょう
読んだ本
12
読んだページ
3861ページ
感想・レビュー
12
ナイス
260ナイス

2024年9月に読んだ本
12

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

りょう
銀行強盗の一味の会話劇が読んでて楽しい伊坂氏の初期の作品。ギャングだが、彼らは独特の倫理観や美学を持っており、どこか憎めないキャラクターだ。さらに、それぞれ特異な能力を持っているという、伊坂幸太郎らしさ全開の作品。他にも、伊坂氏の前職であるシステムエンジニアとしての知識や、自閉症など、これほどまでに様々な要素がてんこ盛りでありながら、それらがきれいに一つの物語に収斂されている。伏線回収もとても良かった。
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2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

りょう

2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:5冊 読んだページ数:1813ページ ナイス数:130ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1310763/summary/monthly/2024/8

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2024年9月の感想・レビュー一覧
12

りょう
ネタバレ『四畳半神話大系』の続編。小津、明石さん、樋口師匠など、今回も愛おしい登場人物がバタバタする青春群像劇。「タイムマシン」と題名にある通り、タイムリープもの。最近シュタゲにハマっていた身からすると、とても面白かった。こういうタイムリープものを読むと、自分たちがいる空間というのが現実なのか、それともモニターのようなものの中にいるのかを考えさせられる。改変した過去を修正するプロセスが何とも滑稽。個人的に、ポンコツ映画を作ることに執心する明石さんがツボ。
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りょう
ネタバレ伊良部先生シリーズ3作目。伊良部先生の出番が少なかったからか、前作や前々作と比べるとあまり面白くなかった。このシリーズの面白さは、伊良部先生のキャラと会話劇ありきなのかもしれない。あまり面白くないとパロディもやや不快に見えてしまう。でも、ライ〇ドアのホリエ〇ンをパロディ化した「アンポンマン」は、掛け合いもオチも面白かった。
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りょう
久しぶりの村上春樹。どうやらこの作品が処女作らしい。この作品もサクサク読めるけど、何がテーマで何を言いたいのかよくわからない…。『風の歌を聴け』と題名にある通り、考えるよりも感じろということなんだろうか?「僕」、鼠、小指のない女といった登場人物を取り巻くのが、ほの暗い雰囲気。『ノルウェイの森』でもこうした雰囲気だったから、村上春樹の作品は雰囲気と文体だけを楽しめばいいのかな?
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りょう
著者は観光学の専門家。アニメの聖地巡礼の事例を取り上げて、ビジネス化する方法をまとめている。自分も、ゴールデンカムイ、あの花、氷菓といった作品の「聖地」に行ったので興味深い内容だった。本書でも書かれている通り、聖地巡礼のさきがけとなった作品が、埼玉県鷲宮神社を舞台とする「らき☆すた」だ。グッズを販売する方法に工夫があり、観光資源がない土地に人と金が集まるようになった。ただ、あまりに聖地巡礼を利用した金儲けの匂いがすると、消費者も冷めてしまう。あくまでも作品の世界観を壊さないような宣伝が必要だ。
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りょう
著者は東京大学の教授。英単語の世界というタイトルだけど、認知言語学を日本語の例も用いて解説した概論書といったところ。特に、意味の派生についての例が興味深かった。例えば、英語のfallは「落ちる」という意味だが、「葉っぱが落ちる季節」ということで、「秋」という意味が生まれたという。お洒落な派生の仕方だ。一方で、「トイレ、便所」という言葉は直接口にするのは下品だ。ということで婉曲的な表現をしたら、「トイレ」を表す言葉が増えた…という笑える歴史もある。専門用語は少なめで、言葉の歴史に興味がある方におすすめ。
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りょう
ネタバレiとθによる殺人ゲームはまさかのオチを迎える。ミステリーとしては少しずるいと感じたけど、驚きの連続で楽しく読めました。この作品は辻村さんにしては珍しくホラーテイストで、殺人の描写が生々しい。だけど、他人との距離の取り方を測ろうと苦慮する若者の心情を、リアリティをもって描いている。エピローグは切なくも、少し救われたような気がしました。
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りょう
辻村さんの作品では珍しく、凄惨な連続殺人が描かれていてびっくり。辻村さんは綾辻行人のファンだと言っているけど、この作品でその影響が一番表れているかな。大学生同士の距離の取り方の心情描写が細かく、リアリティを感じるところは辻村さんらしい。リアリティがある分、殺され方がなかなか生々しく感じる。読んでて、胃のモノが逆流しかけましたよ。一体「i」は誰でしょうね。下巻に続きます。
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りょう
2015年出版。著者は博報堂でマーケティングを研究している。今や、オタクという言葉のマイナスイメージはだいぶ払拭されつつある。それどころか、オタクであることを公言して憚らない人が多い。だが、その多くはアニメはメジャーな作品しか観ないというような、いわゆる似非オタクなるものが増えているそう。その原因として、著者の言うようにオタクを名乗ることは、他人とつながる手段だと思う。確かに自己開示をされないと、相手が自分に対してどう思っているのか、話していて不安になる。オタク知識は、共通の話題としてうってつけなのかも。
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りょう
英語の定型表現の重要性について書かれている。タイトルはビジネス書のようだが、書かれている内容は専門的。定型表現が大半というのも納得の内容。非英語母語話者が英語を学習するとき、当然ながら母語で論理的に考える。だが、母語に引っ張られて不自然な英語になってしまうこともある。薬は飲むものだが、英語ではdrink medicineとは言わない。このように、単語と単語の組み合わせには非論理的な相性があるのだ。英語母語話者でないとわからない感覚もそこに介在しているため、定型表現の勉強は疎かになりがちだ。
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りょう
なぜか今になってドストエフスキーの作品を読もうと思い、処女作のこの作品を読了。昔、『罪と罰』に挑戦したが、あまりに難解で挫折したとき以来だ。この作品は書簡体で、難しい哲学談義や言い回しがなく読みやすい。不幸な若い女性と、しがない中年男性による切実な思いが書簡にしたためられている。自分が貧しくても、なにか施しを、助けようという二人の思いに胸が苦しくなった。貧しいと人間としての尊厳やプライドも脅かされるから、自分を良く見せようと必死になるのだろうな。
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りょう
銀行強盗の一味の会話劇が読んでて楽しい伊坂氏の初期の作品。ギャングだが、彼らは独特の倫理観や美学を持っており、どこか憎めないキャラクターだ。さらに、それぞれ特異な能力を持っているという、伊坂幸太郎らしさ全開の作品。他にも、伊坂氏の前職であるシステムエンジニアとしての知識や、自閉症など、これほどまでに様々な要素がてんこ盛りでありながら、それらがきれいに一つの物語に収斂されている。伏線回収もとても良かった。
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りょう
久しぶりに天久シリーズ。相変わらず小鳥遊と鷹央の会話劇が面白い。今回も知らない病気が登場。その症状がかなり興味深い。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/01/21(1039日経過)
記録初日
2022/01/04(1056日経過)
読んだ本
348冊(1日平均0.33冊)
読んだページ
121080ページ(1日平均114ページ)
感想・レビュー
325件(投稿率93.4%)
本棚
5棚
性別
自己紹介

最近は読書が一番の趣味になりつつあります。
人生辛いことがあっても読書は続けていきたいです。

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